ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の原作小説について、最終回までのストーリーを簡単にまとめました。
読者が気になっているであろう、ミエールの末路・アリアの復讐の行方・物語の結末などをネタバレしています。
最終回がどんな展開になるのか知りたい人は読んでみて下さい。
当記事で紹介している内容は、海外のネタバレサイトや国内の某掲示板などを参考にしています。原作小説は日本国内で購入できなかったため、管理人は未読です。もし記事内容に間違いなどありましたら、お手数ですがコメント欄にてご連絡いただけると幸いです。
目次
『悪女は砂時計をひっくり返す』原作の最終回ネタバレ
イシースの反逆
イシース(※)はクロア王国の国王・ローハンと結婚して、帝国を侵略しようと考えます。またその際、ミエールや帝国内の貴族派も反乱に加担しました。
オスカーの姉であり、プレデリック家を牛耳る人物。幼い頃から「君が皇后になるんだよ」と言われて育ったものの、アースに邪険にされて激怒。またアリアのことも敵視します。
しかし、イシースの反乱は失敗に終わります。
というのも国王・ローハンとアースは親しい間柄で、帝国側に情報を漏らしていたのです。つまり最初から戦争する気など無く、イシースは踊らされていただけ。
結果、反逆者は全員まとめて逮捕。
イシースとプレデリック公爵は処刑され、生き残った貴族は爵位剥奪・財産没収という厳しい処置を受けました。
ミエールは本来なら斬首刑になるはずでしたが、アリアの懇願により減刑されて命を救われます。
ただしアリアがミエールを助けたのは、温情ではありません。トドメは自分の手で刺したいと考えて、一旦助けただけです。
ちなみにオスカーは事件とほぼ関わりがなく捜査に協力的だったので、処刑を免れました。
ミエールの最後
アリアはミエールを助けた後、自分の下でメイドとして働かせます。
そして散々ミエールをいじめた後、罠にはめて再び処刑台へと送りました。
こうしてアリアは積年の恨みを果たし、ミエールは絶望の中、短い人生を終えたのです。
最終回ではアースがプロポーズ
『悪女は砂時計をひっくり返す』の最終回では、城の庭園でアースが盛大なプロポーズを行います。もちろん相手はアリアです。
正装したアースの両側には、剣を掲げた騎士たちがズラリと整列。まるで公式行事のような状況。そして皆に見守られる中、彼はアリアの前に跪いて指先にキスをします。
「私と結婚してくださいますか?」
アリアはもちろんプロポーズを承諾し、2人は抱きしめ合いました。
各キャラの結末①ミエール編
アリアを陥れようと画策するが失敗
アリアに父親殺しの罪を着せるため、ミエールは実父・ロースチェント伯爵を階段から突き落とします。そして屋敷の人たちに、アリアの仕業だと吹聴しました。
しかし裁判が行われると、アースの証言によりミエールは追い詰められます。貴族令嬢に嘘の証言をするよう頼んであったものの、証言は二転三転し、最終的にはミエールの指示で嘘をついたと自白。
結局、アリアは無罪となりミエールには自宅拘禁5年の刑が課されることに。
自室から一歩も出られない状態に、彼女はひたすらアリアを呪いました。
国外逃亡してクーデターに加担
その後ミエールは、イシースの手引きによりクロア王国へと逃亡。
イシースは「国王・ローハンと結婚して帝国を襲撃しよう」と以前から考えており、ミエールもそれに加担しますが…
襲撃当日、ローハンの裏切りにより反逆者はまとめて逮捕されました。
懲役50年の刑が課される
本来なら、反逆罪によりミエールは斬首刑となる予定でした。
しかしアリアの懇願により、懲役50年へと減刑されます。
姉の温情に、ミエールは涙を流して感謝しますが…
アリアが同情する訳ありません。ただ「このまま処刑するのは面白くない」と考えただけです。つまり、ミエールをもっと苦しませるため生かしたのです。
そして平民に降格したミエールは、アリアの元で働くことに。しかし、他のメイドから悪質なイジメを受けます。
そんなある日。
アリアから「虐められているなら少し驚かせてやればいい」と唆されたミエールは、アドバイスに従ってアニーのお茶に毒をいれます。
ほんの少量なら、お腹を壊すくらいの毒。しかしミエールが盛った毒は致死量を超えていました。
さらにアリアの画策により、アニーではなく兄・カインが”毒入りの茶”を飲んでしまいます。
結果、カインは吐血して死亡。
それを見たミエールは絶叫し、騎士に捕縛されて翌日に処刑されました。
なおミエールの最後の瞬間については、本サイトの記事【悪女は砂時計をひっくり返す98話ネタバレ】にて詳しく解説しています。
最後までミエールはミエールなので、ぜひ合わせてご覧ください。
各キャラの結末②カイン編
カインは妹・アリアに恋心を抱くも相手にされず、さらに帝国への反逆に加担します。
しかし作戦が失敗したため爵位および財産を没収され、その後はアリアの画策により”毒入り茶”を飲んで死亡。
悲惨な死を迎えましたが、ミエールよりはマシな印象です。
関連:【悪女は砂時計をひっくり返す】96話ネタバレ|カインの最後
各キャラの結末③ロースチェント伯爵編
アリアとミエールの父親である、ロースチェント伯爵。
彼はミエールに階段から突き落とされた後、意識が戻るも半身不随となり寝たきり生活をおくることに。
またロースチェント家は爵位剥奪&財産没収となり、さらに妻(アリアの母親)からも離婚を言い渡されます。そして全てを失った彼は、自ら命を絶ちました。
関連:【悪女は砂時計をひっくり返す】100話ネタバレ|ロースチェント伯爵のその後
感想|最終回まで読んで思ったこと
全体的な感想
前世でアリアを苦しめた人たちは、全員悲惨な結末を迎えましたね。
イシースは一足先に処刑され、ロースチェント家は全滅。そしてメイドのエマ&ベリーも粛清されました。
何というか、いかにも韓国作品らしい最終回だと思います。韓国のエンタメ作品って、主人公側は幸せになるけど敵側はことごとく悲惨な目にあう印象があります。とにかく慈悲がない。
アリアとミエールの共通点
ミエールは減刑されて生き延びるものの、その末路は悲惨なものでした。
財産を没収されて貴族令嬢から平民へと降格。メイドから執拗ないじめを受け、アリアに騙されて兄を手にかけ、惨めな死を迎えました。
とんだ転落人生ですよ。
しかもミエールの末路は、前世でアリアが死んだときと共通点が多いです。
多分アリアは、自分が受けた屈辱をそのままミエールに味合わせたのでしょう。
- 姉(妹)に騙される
- 悪女の汚名を着せられる
- 毒入り茶のせいで家族を失う
- 誰からも同情されずに最期を迎える
- 処刑台に連れて行かれる
状況的には、アリアよりもミエールの方が悲惨でしょう。なにせ彼女は、自身の手で兄・カインを葬りましたから。
オスカーやジェシーは最後にどうなった?
本記事で紹介していない他キャラの結末については、下の記事で紹介しています。アニーやオスカーの最後が知りたい人は、読んでみてくださいね。
- アリア&母親の結末
- ジェシー&アニーのその後
- オスカー&イシースの結末
- ミエールの結末(この記事)
アリアの母親は離婚を提示して、離婚したんですか?それと、アリアの母親はどうなるんですか?ミエールと同じで処刑されるんですか?
>あやのっちさんへ
ご質問ありがとうございます。ママは離婚した後、確かアリアの父親と再婚してクロア王国に行ったはずです。
また変な質問ですけど、アリアの母親はアリアと一緒に暮らすんですか?アリアと母親は仲良いままなんですか?
続きが気になっていたのでとてもありがたいです!まとめて下さってありがとうございます!
ストーリーの面白さもありますが、とにかくマンガのイラストがとっても美しくって楽しみながら読んでいます。お陰様でこれからはもっとワクワクしながら読めそうです!!
アリアも好きですけど、アリアの母とサラも大好きなので、2人がどのように展開していくのかを楽しみに読んでいこうと思います。
ありがとうございました♪
>ぴさんへ
コメントありがとうございます!
私もアリア母とサラ先生大好きですよ。この2人は芯が強いので。
いつも詳しい解説ありがとうございます!
ピッコマの方で読んでいるのですが、更新が楽しみでならない作品です!毎回作画が美しくて本当にうっとりです、、
いつも、ピッコマで漫画を読んだらこちらのサイトの解説も読んで〜がルーティンです
漫画でラストまで読める日が待ち遠しいです〜
>味噌さんへ
コメントありがとうございます!
この作品は、イラストが本当にキレイですよね。
漫画版でのラストが楽しみというお気持ち、非常によくわかります。
ミエールの性格に問題がありすぎて死刑になっても不思議ではないけど顔が可愛いから好きなんです。作り話ながら来世は良い子に生まれ変わってくれ〜〜〜と思いました。
こんにちは。
ピッコマで課金して先読みしたら侯爵が階段から落とされるところで終わっており、先が気になりすぎたのでネタバレを探してしまいました(笑)
結末について、オスカーはとばっちりでかわいそうな気はしますが、最後以外はよくも悪くもなにもしてないので、仕方ない感じはしますね。
日本作品は主人公が温情かけて生ぬるくなる復讐物が多く、ちゃんと最後までやり遂げる話を読めるのはめずらしいので爽快です!
(漫画版は絵がものすごく美麗ですばらしいのですが、話の内容は「あれ?そんなこといってたっけ?」「ん?なんかセリフの脈絡がおかしいぞ?」と思うところがたまにあり、描写を省略してるのかなと考えていますが、原作まんまなのでしょうかね…?)
漫画でのプロポーズシーンがとても楽しみです。その後の生活もちょっと見たいですけど、ないんでしょうね。
漫画の内容がわかりづらいのは私も気になってました。わからないとき、こちらの解説を読ませてもらってます。
皆様コメントありがとうございます。遅くなりましたが、以下9月にコメントを下さった方への返信です。
>みみみさんへ
ミエール、顔だけは可愛いですよね。わかります。顔はすごく可愛い。
>9月13日の匿名さんへ
おっしゃる通りで、恐らく漫画版は説明をもろもろ省略しているのかなと思います。小説の漫画化である以上は仕方がないのですが、たまにわかりにくい部分がありますよね。
>9月18日の匿名さんへ
プロポーズ楽しみですよね!きっと絵師さんが美麗なラストシーンを描いてくれるだろうと、今から楽しみにしています笑
アリアのその後は外伝で描かれているので、できればこちらも漫画化してほしいですよね。
貴族に生まれただけの能力しかないミエールとカインは、なぜ平民に落とされてアリアの元で働く屈辱を受け入れながら生き恥を晒したのでしょうか。
それは、彼ら彼女らなりに生きていれば一発逆転の機会があると考えたからでしょうか。
>てらさんへ
コメントありがとうございます。
個人的には、2人ともクーデターに加担した割に覚悟がなかったのだろうなと思っています。
サラとアリアのその後?の関係が気になります!仲良いままですか?(^^)
>shinoさんへ
コメントありがとうございます!
2人はずっと仲良しですよ。外伝で行われたアリアの結婚式にも、サラはお祝いに来ていました。
そうなんですね(^^)
気になってたのでスッキリしました!
ありがとうございます♪
最後まで読みましたが、あそこまで無慈悲を貫くか?と最後の方はドン引きしましたし、さすがにミエールが哀れに思いました。まあ、実の父親に対してやった事は酷いですし自業自得といえばそうなのですが、かりそめにも妹であった相手をあそこまで残酷にいたぶり尽くすかと思いましたね…前世でアリアがああいう結末になったのは彼女自身にも問題はありましたし、ミエールがああなったのも母を幼くして失い、家庭環境がかなり影響したでしょうし、母親代わりだったエマが処刑された時には悲しみにくれていましたし、状況が異なれば全く違う素直な娘に育った可能性もあったし。アリアにその辺りを考えて多少の情は見せても良かったのでは……と思います。
ロハンやアースからも散々に侮蔑されて罵られ、中でも元は彼女に仕えていたアニーを始めとする使用人たちが立場が逆転したと嬉々としてミエールを嘲笑していたぶり、虐める様子は心の醜さを感じました。別にミエールがアニーたちが自分に仕えていた時にことさら虐げていた様子もなかったのに。さすがにこれは酷いと思いましたね。
これくらい徹底的に復讐した方がスッキリするといった意見の方が多いようですが、私としては正直、かなり後味が悪かったです。
ミエールの謀略は今世では全部失敗してるから実害が少ないだけで回帰前も含めてやってることは外道ですけどね。
基本的にミエールが受けた仕打ちは全てミエールがやってきた行いが返ってきただけですよ。
それに主人公のアリアは聖人ではなく悪女だから心が醜いのは仕方ないですね。
>匿名さん
結局のところそれですよね。
同情する部分はあれど、あの子は人として許されないことを散々やってきましたから。
>アルハンさん
コメントありがとうございます。管理人はスッキリした派ですが、確かに人によっては後味の悪い終わり方かもしれませんね。
最後にミエールが処刑される前日にアリアとアースは全てを話したとネタバレで読みましたが、具体的にどのような事を言っていたのですか?
すみません、2人で話し合ったのではなく、ミエールに対して言った事です。勘違いされたのではないかと思い、再びコメントしました。ご迷惑おかけして申し訳ございません。
ロースチェント伯爵は自殺したらしいですが、全財産を失ったのに、どうやってそれまで生活していたんですか?ミエールの処刑まで自殺しなかったのですから、カインやミエールの死で、2人では払えなくなったのでは?もしかしてアリアか、伯爵夫人が払っていたのですか?それとも、借金していたんですか?気になります。ご迷惑でなければ教えて下さると嬉しいです。(長くなってしまって、申し訳ございません。)
あと、カインは伯爵の生活費をどこで稼いでいたんですか?そして、国の反逆者である事から、虐められたりしなかったのですか?何度も聞いて申し訳ございません。
>木鈴奈津さんへ
>K,Aさんへ
コメントありがとうございます。申し訳ないのですが、該当部分の詳細については今すぐにはお答えできません。