マンガ版『悪女は砂時計をひっくり返す』の104話のネタバレと感想です。
前回はピアスト侯爵邸にてアリアの成人祝いが行われました。そしてパーティー中、アースがひどく疲れている様子だったのでアリアは彼を人気のない場所に連れて行きますがーーー
するとアースは「あたなの顔を見たら全て良くなります」と言ってアリアを抱き寄せました。この後、2人はどうなったのでしょうか?続きを読んでみましょう。
目次
いつもと違った雰囲気のアースに目を奪われる
かわいい恋人
アースはベンチに腰掛け、さらに自身の膝にアリアを座らせます。
いつもより積極的な彼にアリアが赤面していると、アースは彼女の頬を愛おしそうに撫でながら言いました。
「こんなに赤くなって、辛くはありませんか?見ているだけで心が痛みます。どうか私に移してください。お嬢様の苦痛を…」
そして彼が唇にキスをするので、アリアはそれを素直に受け入れます。
思い出してみれば、以前もこんな事がありました。ちょうど2人で旅をした時も、アースは今のように駆け付けてくれたのです。
そんな彼を、アリアは本当にかわいい人だと思いますがーーー
しかし、ここは屋敷の渡り廊下。
そう遠くない位置から、様子を見に来たみんなーーーアリアの家族や侍女たちーーーが2人の様子を楽しげに観察しているのでした。
家族との別れ
そして翌日。アリアはアースと一緒に帝国に戻らなければなりません。そのためピアスト侯爵家の人たちは寂しそうな顔をしながら、総出でアリアの見送りをします。
特に祖母のバイオレットは涙ながらに引き止めるので、アリアは「今度は私に会いに帝国に来てくださいね」と優しく微笑みかけるのでした。
・・・
屋敷を発った後。
アリアは馬車の中で、こんなに賑やかな休暇は初めてだった…とアースに語りながら瞳に涙を浮かべます。
初めて受け入れた家族の愛情。それは気恥ずかしいけれど同時に温かくもあり、アリアの中に良い思い出として残るのでした。
馬車で帝国に帰る途中、美しい光景を目にする
なぜかアースは一足先に帰ってしまう
帝国に向かう途中、アースは急用があるらしく能力を使用して先に帰ってしまいます。そのためアリアは馬車の中で、ひどく不機嫌そうな顔をしていました。
(それほど忙しいなら、どうして無理して来たのよ…これじゃあ、私が余計な負担を与えたようなものじゃない)
するとその時、馬車の外に見慣れたチューリップを見つけます。
窓の外をよく見てみると、街道の両脇にはチューリップがずらりと植えられていて、それは帝国の城門前まで続いていました。
アリアのための花道
その美しい光景に目を丸くするアリア。
さらに馬車が帝国に到着すると、皇宮までの道のりにレッドカーペットが敷かれていました。
その場に待機していた騎士たちは笑顔でアリアを出迎えると、そのまま道に沿って進んでくださいと言います。
「うわあああ…!!本当に本当にすごいです!うわ~うわ~!」
馬車の中で嬉しそうにはしゃぐアニー。
一方でジェシーは不思議そうに、何かお祭りでもあるのでしょうか?と言いますが、こんな大掛かりな飾り付けをできるのはアースしかいません。
帝国中に祝福されながら、アリアとアースの結婚式が行われる
アースのプロポーズ
そして皇宮に到着すると、レッドカーペットの先には指輪を持ったアースがいました。
さらにその両脇には剣を掲げた騎士たちが整列していて、まるで公式行事のような状況。アリアは呆然としながらも馬車を降りてアースに近づくと、彼は膝まづいてプロポーズします。
「アリアお嬢様。この道を進んだらもう帰れません。私が帰さないからです」
そして彼は続けます。
もしアリアがこの先時間を戻したとしても、また追いかけると。再びアリアに会うまで、どこにでも飛んで行くと。
「こんな私のそばに一緒にいてくれますか?」
質問口調でありながらもアースの瞳は自信に満ち溢れていて、アリアに狙いを定めています。するとアリアはとても嬉しそうに、無垢な笑顔で答えました。
「当たり前じゃないですか!」
王妃・アリアの誕生
そして後日、アリアはアースと結婚してティアラを授かります。
ウエディングドレスを着たアリアはこの上なく美しく、国民たちは新たな王妃の誕生に歓声をあげるのでした。
とある少女の話
『こうして国で一番賢いお姫様と一番勇気がある王子様は、末永く幸せに暮らしました』
これはとある絵本の結末。そして以前絵本を読んだ少女は、覚悟を決めた顔で走り出しました。
「そうだよね、お姫様はずっと幸せに暮らさないと。だから私は…お母様を死なせない!」
この少女はブリス・プランツ(5歳)。
アリアの娘であり、発現した皇族の能力は『時空間移動』。
ブリスは母親を救うため、時間を戻してでも必ず未来を変えようと誓ったのです。
⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』外伝1(105話)のネタバレはこちら
『悪女は砂時計をひっくり返す』104話のネタバレと補足
104話の補足①アリアの娘ブリスについて
104話のラストでは、アリアの娘が登場しています。
実を言うとこの少女がアリアとアースの娘だとはまだ明記されていません。しかし名前が『ブリス・プランツ』であり皇族の能力が発現していることから、2人の娘で間違いないでしょう
プランツはこの国の王族の苗字であり、アースの本名がアーステロペ・プランツなので。
そしてブリスは5歳にして『時空間移動』という超チート能力を取得し、この能力を使って過去に戻り、未来を変えようとしています。
どうやら母親のアリアが未来で命の危機に瀕しているため、過去に戻って修正しようと考えたようです。
104話の補足②今回が本編の最終回です
小説版『悪女は砂時計をひっくり返す』の本編はアースのプロポーズで終了しています。つまり今回の104話は、実質最終回ですね。
104話のラストでは娘のブリスが登場していますが、これは確か外伝の内容だったはず(多分)
となると漫画版でも、外伝のストーリーもきっちり描いてくれるのでしょう。
ネタバレ感想|ブリスの能力について
ブリスは『時空間移動』という能力を習得しており、これは時間を移動できる能力のようです。多分ドラえもんのタイムマシンみたいな能力で、過去と現在を行き来できるのでしょう。
両親を上回るチート能力。しかも5歳で発動したのだから、とんだ天才児ですよ。
しかもこの能力、アリアとアースの能力を足したような感じです。
時間を戻す能力と長距離を移動する能力。この2つを足した結果、時間を行き来できる能力を持った娘が生まれました。両親が優秀なので、チートな子供が生まれたのでしょうか。
⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』外伝1(105話)のネタバレはこちら
105話が更新されたようです。
また楽しみにしてますね。
>匿名さん
教えていただきありがとうございます!ちょうど翻訳が終わったので、先ほど投稿しました。