マンガ版『悪女は砂時計をひっくり返す』98話のネタバレと感想です。
前回の最後、アリアは「なぜ私をあれほど憎んでいたの?」とミエールに質問しましたが、彼女は何と答えるのでしょうか?
憎しみ合う姉妹がどうなったのか、続きを見てみましょう。
監獄の中で、アリアとミエールは最後の会話をする
なぜ私を憎んだの?

アリアは冷たい表情で質問しました。
なぜミエールは、アリアが暴挙を働くように仕向けたのか。なぜ侍女を利用してアリアを唆し、さらには噂を広めてアリアの社会的評判を落とし、悪女と呼ばれるように仕向けたのか。
アリアは過去の自分を思い出しながら問いかけますがーーー
それを聞いたミエールは、一体何を言っているのかと戸惑います。なぜならアリアの言葉は前世で体験したものであり、今のミエールがした事ではないからです。


しかしアリアはお構いなしに、過去の出来事を語り続けます。
処刑される瞬間にミエールから全ての真相を聞かされ、その後、過去に戻れたので復讐をしたのだと説明しますがーーー
話を聞いたミエールは、ものすごい剣幕でアリアを責め立てました。
「狂ってるの!?処刑だとか過去に戻ったとか、そんな妄想のために私を陥れたの!?たかだかそんな事のために!?」
ミエール視点だと、アリアは妄想に取りつかれた悪女。
しかしミエールが監獄にいるのは自業自得で、伯爵を突き落したのもカインに毒を飲ませたのも全て彼女が犯した罪です。
だというのにミエールは自己弁護を繰り返し、なおもアリアに食って掛かります。
「そ、それは…あなたが私にそうさせたからよ!過去に戻ったとか狂ったことを言って…!」
彼女はアースの能力を見たくせに、アリアの能力は信じられない様子。けれど今となっては、信じようが信じまいがどちらでも構いません。
アリアはずっとミエールを見てきたから知っているのです。アリアが何もせずにいれば、ただ同じ過去が繰り返されただけだということを。
きっと何があっても、アリアとミエールが一緒に生きる未来など存在しなかったでしょう。
そして言いたい事を全て伝えると、アリアとアースは監獄から姿を消しました。
ミエールは監獄で泣き叫ぶ
ミエールは体を震わせながら、監獄の中で絶叫します。
看守が駆け付けて注意しますが、彼女は涙をこぼしながら「私はなんて可哀想なんだろう…」とひたすら泣き叫びました。
ミエールは処刑場に連行され、ついに刑が執行される
その日、1人の悪女が処刑される
翌日、街の広場には処刑台が用意されます。
多くの人たちが悪女・ミエールの最後を見るために集まり、人混みの中にはお忍びで来たアリアの姿もありました。
- 執行猶予中であるにもかかわらず監視保護者を毒殺しようとし、そのせいで無実の死者が出た
- 親族殺害及び毒殺未遂の罪により、斬刑が言い渡される
ミエール視点|最後に幸せな夢を見る
ミエールは処刑台の前に立たされるも瞳は虚ろで、兵士が罪状を読み上げている最中も無言でぼんやりとしています。
そして処刑台に首をかけられた時、ミエールは初めてアリアと出会った時のことを思い出します。
(初めて会った瞬間に殺したいと思ったのは、卑しい者と関わるなと言われて育ってきたから仕方がなかった。でも、私の本心はどうだったんだろう?)
ミエールは当時の心境について、きっと自分は怖かったのだろうと考えます。アリアが差し出した手を取れば、自分の世界が変わってしまいそうだから拒絶した。そう結論付けたのです。
そして、もしあの時アリアを受け入れていたら…と想像します。
一緒に外で遊んだりお茶をしたり刺繍をしたり、仲のいい姉妹として笑い合いながら過ごす日々を夢見たのです。


そしてギロチンが落とされた時。
ミエールの首は胴体を離れるも、その顔には穏やかな笑みが浮かんでいました。
幸せな夢を見ながら、その短い一生を終えたのです。
ミエールの幸せな妄想
兵士がミエールの首を掲げると、民衆たちは歓声をあげます。アリアはその様子を見ながら、昔も今もミエールは変わらないわね…としみじみ思いました。
「昨日はあんなに泣き叫んでいたくせに、微笑みながら逝くなんて。よほど幸せな妄想でいっぱいの夢を見たようね」
アリアとミエールは決して一緒に生きられません。しかしミエールは最後の最後まで、自己合理化をして粘り続けました。
そんな彼女だからこそ容赦なく復讐ができたので、アリア内心でそのことに感謝するのでした。
『悪女は砂時計をひっくり返す』98話のネタバレと感想
98話のネタバレ感想①アリアが監獄を訪れた理由

98話にて、ついにミエールが退場しました。長きにわたった復讐劇が、ようやくひと段落ついた状態ですね。
なお今回アリアは、ミエールと話をするため監獄に足を運んでいます。ミエールはどっちみち処刑される運命なのに、わざわざアースの能力を使ってまで会いに行ったのです。
その理由は「ミエールにより長く苦しんで欲しいと思ったから」というシンプルなもの。
実のところアリアは最初、自分が処刑されたときと同じように処刑上で嘲笑してやろうと思っていたようです。
けれど苦痛を一瞬で終わらせるより長く苦しんで欲しいので、わざわざ監獄に足を運みました。
98話のネタバレ感想②そんな都合のいい展開はないよ
ミエールは首が落とされた時、アリアとの幸せな生活を夢に見ていました。
彼女のような『悪役』に限って、なぜか死に際になると自分に都合のいい夢を見たり、今までの行いを悔いたりするケースが多いんですよね…
これは古今東西における漫画のお決まりパターンの一つでしょう。
しかしアリアは、この展開を真っ向から否定します。
ミエールの想像は妄想であり、2人が仲良く生きる事などあり得ないと断言します。アリアは最後まで一切の許しを与えず、おまけに「自分だけの夢の中で暮らしなさい」とまで言う始末。
ミエールの白昼夢さえもただの自己弁護だと否定するあたり、徹底的な拒絶が見て取れますね。もうミエールの善性には一切期待していないのでしょう。
この点については、管理人も強く同意します。なぜならミエールは今まで何度も改心する機会があったのに、その機会を全てドブに捨てていますから。
監獄に入っても改心せず、死に際になってから自分に都合のいい夢を見る。結局のところ彼女は、最後の最後まで自分のことしか考えていないのです。
管理人さん、いつもありがとうございます。
卑しい者と関わるなと言われて育ってきたから仕方がなかった、とか言っていますが、これも責任転嫁甚だしいですよね…。
もちろん、乳母がジェシーのような優しい人だったら、多少はマシになっていたかもしれませんが、アリアを「家族として認めない」どころか、「殺したい」と願っているのはどう考えても本人の責任だと思います。
あと、もしこのタイミングでミエールが過去に戻ってきたら、どうなるのかが個人的に気になります。まあ、アリアのように上手くいくことはないでしょうが笑
>もみじさん
コメントありがとうございます。そして私も同じところでツッコミました。
ミエール、仕方がなくはないよ???
この子は最後まで責任転嫁のプロでしたね。
>もしこのタイミングでミエールが過去に戻ってきたら
これは気になりますね。ミエールは学習しない子なので、多分また同じことを繰り返しそうな気がします。
>もしこのタイミングでミエールが過去に戻ってきたら
自分の都合のいいようにしか物事を考えられない性質でしょうし、
「ああ良かった、夢だった」で済ませ再びアリア虐めに勤しむ気がします
改心してアリアに優しくすることは多分ないでしょうし、アリアを恨んで復讐するにしても
復讐もエマ頼みで自分の力でアリアを超えようとすることは絶対にないと思います
>匿名さん
>「ああ良かった、夢だった」で済ませ再びアリア虐めに勤しむ気がします
言いそう~!そしてやりそう!
何事もなかったかのように同じ事を繰り返しそうですよね。
いろいろな感想興味深いなと思いました。
私は管理人氏の「最後の最後まで自分のことしか考えていない」と言う評価を正しいと思っていますが、ミエールの最後の夢について、やや好意的な解釈をしています。と言うか願望ですかね。
もしパラレルワールドなり、来世などがあったとしたら、アリアとミエールが地に繋がった姉妹のように良好な関係を築くことが出来たら、それは素晴らしいなと言う願望です。
もちろんあの夢は、彼女の現実逃避でしょう。あれだけの悪事が出来る人間が感嘆に反省しているとは思っていませんが、アリアが前の人生から学んで賢明な人になったように、ミエールもまた賢明な人になって欲しいなという願いみたいな心情を考えてしまいました。
まぁ、そんな話が実現するわけはありませんが(身も蓋もない言い方すれば、復讐ものの小説ではなく、ただのホームドラマになってしまうし、売れないよね・苦笑)、余韻を感じてしまいました。
アリアとミエールの仲良し姉妹、ちょっと見てみたいですよね。2人ともあの外見ですから、麗しい姉妹になりそうです。
ミエールがもし過去に戻ってやり直せたとして、夢と同じようにアリアの手を取っても、アリアの方が刺繍がうまい。とかそんなことで努力せず羨んで憎んで結局嫌いになっていきそう。
いかにアリアが憎くても努力して見返すでもなく、肉親まで手にかけられる感性がさすがミエールだなと思うのでミエールは幸せになれない。
ミエールの性格上、多分そうなりそうですよね。貴族としてのプライドもあるから尚更でしょう。