LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。82話~83話までのストーリーをまとめて紹介します。
前回のラストで、ナビエの実家が騎士に包囲されました。再婚が承認されようと、ソビエシュはナビエを逃がす気など無いようですね。
この先、ナビエとハインリは無事に脱出できるのでしょうか?感想を交えながら、ストーリーを見てみましょう。
『再婚承認を要求します』82話ネタバレ
トロビー邸、騎士に包囲される
ナビエ・ハインリ・パルアンの3人は、屋敷の門へと向かいます。
すると報告どおり、トロビー邸の門と塀を取り囲むようにズラリと騎士が並んでいました。
「これはどういう事ですか?」
門前に立つカルル侯爵(ソビエシュの部下)にナビエが尋ねると、彼は謝罪しつつも「皇帝陛下のご命令です」と言って身を引きません。
ハインリは呆れ顔で、国交問題になるぞと忠告しますが…
その時「人の妻を奪った奴にそのようなことを言われる筋合いはない!」と怒鳴り声が聞こえます。
そして馬車から降りて来たソビエシュは、鉄格子の門越しにハインリを睨みつけました。
ハインリVSソビエシュ
睨み合うハインリとソビエシュ。
当然ながら嫌味の応酬になるも、ハインリは「離婚した時点で、お二人は他人ですよ」と嘲笑を浮かべます。
するとソビエシュは鬼気迫る表情で、門の格子をガシッと掴みながら叫びました。
「浮気者の王め!お前が純粋なナビエを誘惑したのだろう!?」
するとその言葉に今まで黙っていたナビエが反応し、強い眼差しで「私からプロポーズしました」と答えました。
ソビエシュは必死でナビエを説得するが…
予期せぬ言葉に、ショックを受けるソビエシュ。忌々しげな表情を浮かべながらも、彼は必死でナビエを説得しました。
「私に復讐するため、こんなマネをしたのか?ハインリは君を利用するだけだ」
しかしナビエは、眉一つ動かさずに告げました。
「利用しているのは私も同じですから」と。
その言葉にソビエシュは怯むも、なお諦めません。共に歩みたいのはナビエだけ。あなたを何一つ知らない小僧になど渡すものか。そう言って食い下がります。
一方でハインリは、先ほどの「お互いに利用する」という言葉にショックを受けた様子。
それに気付いたナビエが彼の袖をクイッと引っ張れば、ハインリはいつもの調子に戻り「ナビエ様について知る時間は、今後たくさんあります」と反論しました。
その言葉に、ついに青筋を立てるソビエシュ。しかし周囲には人が集まっているので、皇帝が嫉妬に狂う姿など見せられません。
そのため彼は、悔しそうにしながら馬車に戻っていきました。
ハインリの結婚観
翌日になっても、トロビー邸は騎士に包囲されたまま。そのためナビエとハインリは屋敷を出られません。
そして拘束時間が長引けば、ハインリにとっては不利です。他国の皇后と再婚するために捕まったとなれば、評判が落ちるでしょう。
ナビエは窓から外を眺めつつ、どうしたものかと思案しました。
すると背後にいたハインリが「大丈夫ですよ」と声を掛けます。彼はナビエの手をきゅっと握りしめて、万一に備えて準備をしてあるから問題ないと説明しました。
ハインリによれば、数日後に西王国から正式に抗議するとの事。
またこの時、彼はモジモジしながら”昨日の話”について持ち出します。
ナビエはその様子を見て「政略結婚だと明かしたのが嫌だったのかしら」と考えますが…
それを指摘すると彼は困ったように笑い、一旦息をついてから柔らかな笑顔で告げました。
「私はクイーンを利用するつもりなどありません」と。
4日後~ソビエシュ視点~
監禁4日目。
宮廷ではソビエシュが頭を抱えており、その顔にはクマが浮かんでいます。
一方でカルル侯爵は、そろそろハインリ1世を帰還させるべきだと進言しました。西王国は強国なので、仲違いするのは悪手ですから。また、大国のメンツを保つため2人にご祝儀を出してはどうかとも提案しますが…
その瞬間、ソビエシュは彼をギロリと睨みました。
『再婚承認を要求します』83話ネタバレ
ソビエシュの執着心
カルル侯爵の提案は決まりが悪いものの、最適な方法です。
しかしソビエシュは納得できません。ナビエの再婚相手は自分であるべき。別れるのは一時だけ。彼はそう信じているのです。
執務室で一人になったソビエシュは、呪うようにハインリの名を叫び続けました。
エルギ公爵に下された命令
ソビエシュは執務室にエルギ公爵を呼んで「ハインリをトロビー公爵家から連れ出してほしい」と頼みます。
包囲をとけば敗北を認める形になるので、友人であるエルギ公爵に救出役を頼んだのです。
その意図を正しく理解したエルギ公爵は、にやりと笑って質問しました。ナビエ様はどうするのですか?と。
すると彼は「西王国に帰すべきはナビエじゃない」とだけ答えました。
誰を助けるのが得策か
トロビー家へと向かう途中。エルギ公爵は馬車の中でひとり考えました。
皇帝からの信頼を得られれば、目的を果たしやすくなる。しかしハインリだけを逃がせば、彼は怒るだろう。かといって皇后まで逃がせば皇帝の不信を買うだろうし…
何が得で、何が損か。彼は考えを巡らせます。
エルギ公爵に、ナビエは頼みごとをする
トロビー邸に閉じ込められたナビエは、相変わらず窓から外を眺めていました。
するとその時、屋敷にエルギ公爵がやって来ます。彼はハインリに会うため訪問したようですが、ナビエは彼に「先に私と話をしてほしい」と頼みました。
・・・
ナビエは2人きりで話をするため、門から離れた人気のない場所に案内します。明らかに”内密な話”をする雰囲気なので、エルギ公爵はヘラヘラした態度で笑いますが…
対するナビエは、まっすぐに彼を見つめて告げました。
「あなたはラスタさんの友人でしょう。もし彼女が国民にとって害になりそうな場合、そばで正しい道を教えてあげて」
西王国の王妃になっても、ナビエにとって東大帝国は母国。ラスタが自滅するのは勝手だけど、国民が巻き込まれる姿を見たくはありません。
だからラスタの友人である彼に、今後のことを頼んだのです。
するとエルギ公爵はため息を付き、どこか嬉しそうな表情で言いました。
「必要なものだけ持って裏門に来てください」と。
トロビー家からの脱出
その日、エルギ公爵とハインリが乗った馬車がトロビー邸から出て行きます。
騎士たちはその馬車にナビエが乗っていないことを確認し、そのまま門の外へと通しますが…
それから2日後、ナビエが屋敷内にいないと気づきました。
今回の感想|みんなの本心が露わになった件
82話の感想①ソビエシュの本心
82話では、ソビエシュの本音が聞けましたね。
本編では「ともに人生を歩みたいのはナビエだけ」と言い、ハインリには絶対に渡さないと独占欲をむき出しにしていました。
結局ソビエシュにとって、伴侶はナビエなんですよ。
ラスタはあくまで恋人…というか一時的な相手です。だから彼は、必死でナビエを引き止めようとしました。
でも、ナビエはもうソビエシュの言葉を信用しません。
というか信用できるワケがない。
浮気した挙句、自分との離婚を望んだ男に「伴侶はあなただけ」なんて言われても説得力ゼロです。女性の99%は信じないでしょう。
82話の感想②個人的に好きなシーン
ハインリVSソビエシュの口論になると思いきや、最終的にナビエがとどめを刺したので笑いました。以下のシーンです。
ナ「いえ、私からプロポーズしました」
ナビエが的確に抉ってくるの、すごい好きです。
あとソビエシュは、怒鳴る前にもっと言う事があると思うんですよ。せめてナビエに、ごめんなさいは言うべきでしょう。謝罪って大事ですよ。
83話の感想|エルギ公爵の良心
エルギ公爵は、ソビエシュから「ハインリだけトロビー家から脱出させろ」と依頼されます。そしてトロビー家に向かう直前、どうすれば最も利益が出るか損得勘定をしますが…
結局のところ彼は、ハインリだけでなくナビエも脱出させました。
ナビエの味方をした理由については本編で明言されていないものの、彼女との会話中に「ナイフを持って私の良心を突き刺すのですね」と言っています。
となれば、エルギ公爵はナビエの言葉に心動かされたのでしょう。
こんな状況下でも国民の心配をする彼女に、良心をエグられたのかもしれません。
更新ありがとうございます
お互いに利用すると言われてちょっと落ち込んでるハインリですが可愛いです
ソビエシュは勝手すぎるし執着が醜いです
離れた心は2度と戻ってこないのに
勝手な理論振りかざして離婚計画した時点で
無実のコシャール兄を巻き込み罪を被せるという暴挙に出た時点で
ナビエに数々の酷い言葉や仕打ちを浴びせた時点で
いやラスタを連れてきて放置した時点で終わってましたね
勝手に考え突っ走り自滅して転落
誰も悪くない
愚かなことです