『悪女は砂時計をひっくり返す』の96話のネタバレと感想です。
前回ミエールは、アニーに飲ませるための毒入茶を作っていましたね。しかも確実に飲ませるためポット本体に毒を入れるという悪女っぷり。
このままではアリアも毒の餌食になりますが、どう回避するのでしょうか?
ミエールにより、毒入り茶のティーパーティーが開催される
危険なお茶会がスタート
アリアが屋敷に帰ってくると、ミエールによってお茶会の準備が整えられていました。テーブルには3色のティーカップが置かれていて、ミエールによれば黄色いものがアニー用だそう。
「(毒薬の)量は調整した?やりすぎたら大変なことになるからね」
アリアが尋ねると、ミエールは目を逸らしながらも大丈夫だと答えました。
・・・
しばらくするとアニーが到着したので、ミエールは毒入りのティーポットを取りに厨房へと向かいますがー――いざお茶会の席に戻ってくると、顔を真っ青にします。
なぜなら兄・カインが席に座っていたのです。
カインはアリアに招待されたらしく、おまけに彼が座っているのは黄色いティーカップが置いてある席でした。
カインもお茶会に参加する
このままだと、カインまで毒入り茶を飲むことになります。
そのためミエールは動揺しながらも、何とか平静を装い「お兄様も参加するならティーカップが足りませんね」と厨房に引き返そうとしますがー-
背後には予備のカップを持ったジェシーが立っている(アリアが事前に指示しておいた)ので、退路は塞がれて逃げ場はなし。
ミエールはだらだらと冷や汗をたらし、ティーポットを持ったまま体をカタカタと震わせます。
「あの、これは…これはダメです。お、お兄様が来ると知っていたら、もっと良いものを用意したのに」
するとその時。
見かねたアニーが、ミエールの持っていたティーポットを取り上げました。緊張して動けないのだろうと勘違いし、アニーは自分が給仕すると言い出したのです。
そしてアニーがカインにお茶を淹れたので、ミエールは『助けて』という視線をアリアに送りますがー-
アリアはそれに気付きながらも、カインに早くお茶を飲むよう促します。するとその時、ミエールは耐えきれずに叫びました。
「ダメですってば!なんで!なんで皆!私の話を聞き入れてくれないの!!」
アリアは異常事態に気付く
明らかに様子のおかしいミエールを見て、アリアはさすがに事態を察します。いったいお茶に何をしかけたのかしら?そんな事を思いながら、砂時計を使うべきか迷っているとーーー
カインはお茶を飲んでしまい、次の瞬間、血を吐いて床に倒れます。
想定外の出来事にアリアは焦りながらも、ジェシーに医者を呼ぶよう指示し、アニーには例のティーポッドを保管しておくよう命令します。
なおミエールは倒れたカインに駆け寄るも、彼は口や目から血を流して間もなく絶命しました。
お茶会の後、ミエールはどうなった?
兄を失いショックを受ける
その後、医者が駆け付けるも時すでに遅し。カインの心臓はすでに止まっています。
その最中、ミエールはアリアに向って「全部あんたのせいよ!」叫びました。ジェシーが押さえつけるも、彼女は泣きながら暴れます。
しかし警備隊が到着してミエールを捕らえた時には、ショックのあまり彼女はもはや抵抗すらしなくなっていました。
その様子を見たアリアは、この復讐に終わりが近づいていることを実感します。
しかし同時に、ミエールにはもっと抵抗してほしいとも思うのです。なぜなら最後まであがいてこそ、より素晴らしい復讐劇に仕上がりますから。
『悪女は砂時計をひっくり返す』96話のネタバレと補足
96話のネタバレ①ミエール視点
アニーに毒を飲ませるため、大量の毒をティーポットに仕込んだミエール。あれだけ注意されていたのにあっさりアリアとの約束を破りましたね。
しかし結局、そのお茶をカインが最初に飲んでしまいます。結果的に、彼女は兄ゴロシの罪を背負うことになりました。
96話のネタバレ②アリア視点
アリアは恐らく、カインに少量の毒を飲ませてミエールを窮地に立たせる計画だったのでしょう。
お腹を壊すくらいの毒をカインに飲ませるだけで、この時点ではまだ命を奪う段階ではなかったと思われます。多分、これが本来の計画だったはず。
けれど予想に反して、ミエールは大量の毒をポットに仕込みました。その結果、あの無残なラストになったのでしょう。
というかアリア、今回は砂時計を使用しないのかな?