LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。54話~55話までのストーリーをまとめて紹介します。
52~53話では、ロテシュ子爵側のストーリーが描かれていましたね。ロテシュ子爵やルベティは、幸せいっぱいな様子ですが…
一方で、アレンは始終悲しげな様子。ラスタが生んだ赤ん坊の世話ばかりしていました。
そして54話ではナビエ主催のお茶会が開かれますが、今後の展開はどうなるのでしょうか?感想を交えながら、ストーリーを紹介していきます。
『再婚承認を要求します』54話ネタバレ
エルギ公爵の策略
ナビエが主催したお茶会には、多くの貴族たちが訪れました。
しかしラスタは招待されなかったので、エルギ公爵の部屋に駆け込み、泣きながら「皇后はラスタを孤立させる気だ」と愚痴を言いました。
彼はラスタを優しく宥め、今こそ意趣返しをすべきだと提案します。彼女をイスに座らせ、こう言い聞かせました。
皇后がお茶会を開く日にあわせて、ラスタもお茶会を開けばいい。そうすれば貴族はみんな皇后の元に行くので、民衆からの”同情票”を得られるだろう。
貴族の事情を知らない平民たちは、皇后が側室に嫌がらせをしたと勘違いし、ラスタに同情する…
彼は、そう提案したのです。
ナビエとルベティの散歩
ナビエはお茶会の後で、ルベティを散歩に誘います。
2人は宮廷の庭を歩きますが、ルベティは緊張しっぱなし。彼女は顔を赤くしながら、ナビエの肖像画を30点も所有していると明かします。
また、実際のナビエは肖像画よりもずっと素敵だと褒め称えました。
ナビエに会えたことを心から喜ぶルベティ。
そんな彼女を見て、ナビエも微笑みながら「あらあら」という顔をします。その表情はさながら、年の離れた妹を見ているかの様。
するとその時、目の前からラスタとエルギ公爵が歩いてきました。
その令嬢は誰ですか、と問いかけるエルギ公爵。するとナビエは「最近知り合った令嬢で、妹にしたいくらい可愛い」と答えました。
妹と言われ、ルベティは感極まりますが…
一方、ラスタは酷いショックを受けました。
コシャールが聞いた噂話
薄暗い酒場で、1人酒をのむコシャール(ナビエの兄)。すると、他のテーブルから噂話が聞こえてきました。
「皇后陛下は側室をのけ者にするため、わざと同じ日にティーパーティーを開いたらしい」
その話を聞き、コシャールはぎゅっと拳を握りしめます。そして部下に命じて、ナビエにも噂を伝えました。
噂を聞いたナビエは…
コシャールの部下から噂話を聞いたナビエは、深刻な顔をしました。
ナビエ側も”ラスタが悪女だ”と噂を流すことはできますが、結局のところ皇室がゴシップの種になるでしょう。
ラスタは自分のために世論操作をしますが、ナビエは皇后なので国を優先しなければなりません。そのため彼女は、言葉よりも行動で示すと言いますが…
彼は難色を示しました。ナビエのような完璧な人間を、民衆は信じないからです。
ナビエは、エルギ公爵に目を付ける
エルギ公爵について探ってください。ナビエはコシャールの部下にそう告げました。
現状、世論はソビエシュにも悪影響を及ぼしています。
となると、噂を流したのはラスタではなく、東大帝国を貶めたい外国人…つまりエルギ公爵である可能性が高いのです。
そのためナビエは、彼に注意するよう伝えます。
『再婚承認を要求します』55話ネタバレ
ハインリの即位式
西王国では、ハインリの即位式が行われます。
大規模なパーティーを開き、新しい王の誕生を盛大に祝いました。
即位式が終わり、部屋に戻った後。ハインリは東大帝国との戦争について、部下のマッケナに語りました。
ナビエのことがなくても東大帝国とは戦う。しかし彼女を妻にすれば「ナビエが戦争の原因だ」と恨む国民もいるだろう。だから彼女を守るため、ラスタを利用する。そしてナビエを侮辱した奴らを、跪かせてやろう…
そう言いながら、ハインリは寝転がって笑みを浮かべるのでした。
ハインリから指輪の贈り物
ナビエが部屋で考え事をしていると、窓から青い鳥(ハインリの部下)が入ってきました。
鳥の首元には”指輪”がぶら下げてあり、受け取った手紙には「あなたを王妃にお迎えできれば…という期待を込めて指輪を送ります」と、茶化した風に書かれていました。
手紙を読んだナビエは大笑い。指輪を自分の手にはめると、ハインリへの返事を書きました。
ラスタのドレス選び
その日、ラスタはルベティに贈るためのドレスを選んでいました。
以前ロテシュ子爵に「デビュタント(社交界デビュー)用のドレスを用意しろ」と脅されたので、嫌々ながらもドレス選びをしていたのですが…
この時ラスタは仮面舞踏会(31話参照)での出来事を思い出し、ルベティに自分と同じドレスを着せれば意趣返しができると画策します。
デビュタント当日
デビュタント当日。会場内には、着飾った若い娘たちが集合します。この日は、ナビエやラスタも参加したのですが…
会場内でザワザワと声がします。
ラスタとルベティが同じドレスを着ていたので、参加客は「ルベティが真似たのだろう」と噂したのです。
恥をかいたルベティは、顔を真っ赤にして涙目になります。
それを見たナビエは、彼女の元に向かい「こうすれば少しは違うでしょう」と自身のショールを掛けてやりました。
感想
54話感想
エルギ公爵が、またラスタに悪巧みを吹き込んでいます。
今回彼が立てた作戦は、ざっくり説明すると平民からの同情票を集めるというもの。ナビエと同じ日にお茶会を開くことで「ラスタがお茶会を開いたのに誰も来てくれなかった!それもこれも皇后が誘導したせい!」という状況を、意図的に作ろうという作戦ですね。
トゥアニア公爵夫人の時と同様に、またえげつない作戦を立てましたよ。この男。
彼は50話で宣言したとおり、ラスタを皇后にするために色々な手段を用いてナビエの邪魔をするでしょう。
ルベティが可愛い件について
そして54話の後半では、ルベティが”ナビエのファン”だったと判明します。肖像画を30点も持っているとは、かなりの古参ですね。
ナビエは利用目的でルベティに近づいたものの、この話を聞いたときは頬が緩んでいました。年下の女の子が、顔を真っ赤にしながら好意を示してくれるワケですから…
当然ながら可愛いと思いますよね。私だって、こんな子がいたらデレデレになりますよ。
ただし、ラスタは不憫
ナビエと仲良くなったルベティを見て、ラスタは相当なショックを受けます。
ラスタはどれだけ頑張ってもナビエと仲良くなれなかったのに、ルベティはあっさりと好感度アップに成功し、さらにナビエは「妹のよう」とまで言ってのけたのですから。
かつて憧れた女性が、自分以外にはとても優しくしている…
これ、結構キツイです。
非はラスタにあるものの、本人はそれに気づいていません。なのでラスタは、かなり悲しんでいるはずです。いろいろと不憫ですね。