ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の44話~45話ネタバレ感想です。感想と一緒に、ストーリーもさらっと紹介します。
前回、ついにミエールとオスカーの婚約が発表されましたね。それを見たアリアは、ショックを受けて落ち込みますが…
すぐに立ち直り、まだ時間はあるから頑張ろうと前を向きます。生き延びるためにも、ここで落ち込んでいる暇など無いのです。
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44話のネタバレ
アリアの嫌がらせに、苛立つミエール

オスカーから貰ったブローチを身に着け、アリアは食卓に向かいます。
そして意味ありげな顔をして、ミエールそのブローチを見せびらかしました。遠回しに「オスカーは私にプレゼントを贈ったのよ」とミエールに嫌味を言ったのです。
結果、ミエールは激怒。
自室に戻るなりオスカー様は私のものなのに!と叫び、部屋のものを破壊します。
エマの策略
部屋のものを散々破壊した後、ミエールは落ち着いたのかソファに腰掛けました。エマは床に散らばった破片を片付けながら、怪我はありませんかとミエールを気遣います。
今はオスカー様を信じて待ちましょう。”あれ”のことは私が何とかしますよ。
エマはそう言って微笑み、ミエールを宥めます。
さらにエマが「害虫の茶に”害虫薬”を入れましょうか」と提案すれば、ミエールは花が咲いたように笑いました。


ミエールを鏡台の前に座らせ、エマは手慣れた仕草でその髪を撫でます。そして「最近、気になる新勢力がいる」という話をしました。
その新勢力とは、若い貴族を中心にした派閥。
彼らの事業はいつも大きく成功するらしいから、利用すれば貴族の資金難が解決するかもしれません。
エマがそう言えば、ミエールは集会をしようと意気込みました。

ミエールの集会
ミエールは新勢力の夫人たち(下級貴族や平民の夫人ばかり)を呼んでお茶会を開きます。そして和気あいあいと会話をしますが…
途中でアリアが、挨拶をしにきたと言ってお茶会に乱入します。
アリアはミエールの狙いを探るため、自ら調査しに来たのです。
招待客たちは一瞬ざわつくものの、悪女と名高いアリアに興味があったらしく、満面の笑みで迎え入れてくれました。


アリアに自己紹介をする招待客たち。
彼女たちの名前を聞いて、アリアは「彼女たちは皆、私が投資した一族の夫人だ」と気づきます。そして同時に、ミエールは新たな勢力に目を付けて集会を開いたのだろうと察しました。
アリアと夫人は意気投合。しかしミエールは…
アリアと夫人たちは、事業の話で盛り上がります。
一方で主催者のミエールは、事業に関する知識がないので会話についていけません。
そもそも彼女にとっては、女が仕事をするという概念すらないのです。夫人たちが会計などの裏方作業を担っているという話を聞いた時も、なぜ夫人がそのような仕事をするのかと疑問を口にしていました。


しかしアリアは、ミエールと違って夫人たちの考え方に同調します。夫人がいるからこそ男性は安心して仕事に没頭できるのでしょうと褒めました。
ミエールは、夫人たちを次の集会に誘うが…
ミエールは”集会の記念品”として、夫人たちに高価なブローチを贈ります。そして、次の集会には他の大貴族も呼ぶのでぜひ参加してほしいと誘いますが…
平民である彼女たちは、ミエールの誘いを断ります。
大貴族の中に混ざるなど恐れ多いですし、そもそも仕事で忙しいのです。
それを聞いたミエールは、明らかに不機嫌な顔をします。そして体調が悪いからと言って、さっさと退席してしまいました。
夫人の提案
ミエールがいなくなった後。
動揺する夫人たちに、アリアは次の集会は私が主催しましょうかと提案します。
すると夫人の中の1人が、アリアに「良かったら私たちの集会に参加しませんか?」と声を掛けました。
45話のネタバレ
その頃のアース&フィノ
出張先の執務室で、書類に目をとおすアース。そこにフィノが入室し、新勢力について報告があると言いました。
フィノによると、彼のいとこが”新勢力”が主催する集会の招待状を手に入れたそう。
アースは前々から新勢力に興味を持っていたので、これを機にアースが集会に参加してはどうかと提案します。
またフィノは、アースと敵対する貴族が「贅沢税を解いてくれ」と騒いでいるとも報告しますが…
砂糖は現在、相場が大上昇しています。このタイミングで贅沢税を解けば、砂糖の価格が急落して買い占めていた貴族派が大騒ぎするでしょう。


またこの時フィノは、以前売却した”カジノ”の現状についても言及します。
カジノは貴族派が購入したものの、そこでは確率操作・掛け金制限の解除などあらゆる不正が行われていました。
まさに無法地帯で、もし王室がカジノを所有したままだったら大騒ぎになっていたでしょう。
アリア嬢の言う通りにカジノを売却したことで、難を免れたのです。
その事についてフィノが「アリア嬢には先見の明がありますね」と褒めれば、アースは得意げな顔をしました。


カジノの噂を聞いたアリアは…
カジノの不正については、アリアも噂を聞いていました。そしてアニーによると、皇太子は総動員でカジノを鎮圧したそうです。
この話を聞いたアリアは、砂時計を使用したことで皇太子側にも変化が起きているのだろうと推測します。
また今回はアリアの父親(つまりロースチェント家)にも被害があったので、アニーは心配しますが…
一方でアリアは「ロースチェント家が滅びれば、イシースはあっさりミエールを捨てるだろう」と考えます。
アリアは貯金もあるから、ロースチェント家が滅びても生計を立てられますが…ミエールは貴族令嬢なので、そうなれば路頭に迷うことは明らか。
路頭に迷うミエールを想像して、アリアは恍惚とした表情を浮かべました。


ベリー虐めはつづく
アリアは今日も、ベリーに意地悪をします。
お茶がマズイと文句を言い、ベリーがいれたお茶をカップごと捨て、その後には無理難題を言いつけて…
ベリーは命令に従いながらも、仕舞には憎しみのこもった目でアリアを睨みました。
『悪女は砂時計をひっくり返す』44~45話の感想
44話の感想

44話では、平民夫人たちとミエールのお茶会シーンが描かれていましたね。
傍から見れば、ミエールが勢力を拡大しようと策を弄したように思えますが…実のところ、このお茶会はエマが提案したもの。
つまり、裏で糸を引いているのはエマなんですよ。
ストーリーが進むほどに、エマが黒幕っぽく思えてきますね。前世でアリアが処刑されたのも、恐らくエマが深く関わっていたのでしょう。
しかしミエールは、お嬢様なので平民の気持ちがわかりません。会話では置き去りにされますし、プレゼント攻撃も不発。貴族なら喜んで食いつくようなエサでも、平民には効果がありませんでした。
こうなると、ミエールが新勢力と手を組むのは難しい印象ですね。
45話の感想
45話は、皇太子サイドの会話がメインでしたね。アリアを褒められてドヤ顔になるアースが可愛らしいです。
そして今回はカジノの話がありましたが、カジノを買い取った貴族派はダメージを受けたようです。このまま貴族派が弱まれば、未来がガラッと変わりますね。
そうなれば、アリアにとっては好都合。ミエールや伯爵はもちろんのこと、イーシスにも大打撃を与えられます。
となると今後、アリアは…
貴族派を潰すために、アースと手を組む可能性がありますね。アースも貴族派には手を焼いていますし、貴族派撲滅ルートが最適解かもしれません。
46話のネタバレが待ち遠しいです。
更新を楽しみにしております。
よろしくお願いいたします、
続きが更新されなくなってしまって悲しいです。コロナの影響でしょうか
コメントありがとうございます!
明日・明後日あたりに更新できるので、もうしばらくお待ちください。