マンガ版『再婚承認を要求します』の141話のネタバレと感想です。
今回は東大帝国サイドの話で、ラスタは以前から計画していた悪巧みを実行します。新たに雇った侍女を使って悪さをしたり『男性限定のお茶会』を開いたりしますが、結局どうなるのでしょうか?
エベリー視点|ラスタから怪しい侍女が送られる
エベリーと嘘つきな侍女
現在エベリーは南宮で暮らしており、ある日ラスタから侍女が送られてきました。その侍女によれば、エベリーが王城での生活に苦労しないよう手助けしてあげてと命令されたそうですがーーー
エベリーは彼女を怪しく思います。ラスタのことだから何か下心があるに違いないと考えたのです。
しかし学者助手が皇后の『好意』を断れば何を言われるか分からないので、仕方がなく侍女を受け入れるのでした。
ラスタ視点|男性貴族だけを招いて茶会を開く
ラスタ、男を侍らせる
数日後、ラスタは男性貴族だけを招いてお茶会を開きます。
ほとんどの男性は彼女の美しさを褒め称え、またラスタ自身も男を手玉に取るなど容易だと高を括りますがーーー
招待客の1人であるパルアン侯爵(コシャールの親友)に嫌味を言われて、ラスタはショックを受けます。
そのため茶会後にソビエシュに泣きつきますが、言動に注意するよう叱られてしまいました。
イスクア子爵夫妻、キレる
その後、ラスタのもとに義理の親・イスクア子爵夫妻が尋ねてきます。そして3人で庭を散歩をしている途中、鉢合わせたエベリーに睨まれたのでラスタは文句を言います。
しかしエベリーはどこ吹く風。「もうすぐ私たちは姉妹になるのだから意地悪しないで下さい」と強烈な嫌味を言うので、ラスタは激怒しますがーーー
その瞬間イスクア子爵がエベリーを突き飛ばし、夫妻は怒りの形相で「親のいない平民は皇居に泊まれるだけで感謝しろ!」と罵倒します。
それを見たラスタはほくそ笑み、一方でエベリーは悔しさに涙を流すのでした。
再婚承認を要求します・141話のネタバレと感想
141話感想①ラスタ編
今回はエベリーとラスタ視点で物語が進みました。
エベリーはその態度もさることながら皇帝の新たな側室だと誤解されているため、ラスタは彼女への当たりが非常にキツイです。それこそ「あの子が来たせいで自分が見下されている!」と見当違いの怒りを向けています。
彼女がソビエシュに叱られるのはその軽率な行動故ですし、パルアンから嫌味を言われるのも当然のこと。
ここで自分の行動を正せればいいのですが、溜まった鬱憤を他者に向けてしまうのはラスタの悪い癖ですね。
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141話感想②ソビエシュ編
そして一方ソビエシュですが、例のシーンで『うんざり』という顔をしていました。
ラスタは他国の男と2人きりで会ったり男だけの茶会を開いたりしているので、彼視点だと好色女に見えているのかもしれません。
けれど彼の反応は、嫉妬まざりの怒りではなく「もういいかげんにしてくれよ」という呆れ混ざりの怒りだったことから、ラスタへの愛情はやはり感じられません。
完全に冷めていますね。
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141話感想③イスクア子爵夫妻編
今回久しぶりにイスクア子爵夫妻が登場しましたが、1話にしてエベリーとの関係が最悪なものになりました。どちらの気持ちも分かりますが、暴力はダメですよね。
なおこのシーンで夫妻は「親の顔も知らない平民は(略)」と暴言を吐いていましたが、これは完全にブーメランです。
夫妻が失った娘2人も、生きていれば同じように『親の顔を知らない子供』に育った可能性があります。それを理解しているのか……いや、していないからこその暴言なのでしょう。
この夫妻は基本優しい人達ですが、自分たちのことを客観視できていません。登場時からずっとそうなので、そういうキャラ設定なのかも?