『再婚承認を要求します』の本編にて、ラスタは数々の悪事を犯しています。ストーリーが進むにつれてその行為はエスカレートし、最後には悲惨な罰を受けるほど罪を重ねたのです。
そこでこの記事では、ラスタが今までどんな悪事を行ったのか。そして最後にはどんな罰を受けたのかについて解説します。言わずもがな本編のネタバレを含みます。
『再婚承認を要求します』の本編でラスタが犯した罪
ラスタが悪事を働くようになった理由

ラスタは本編中にいくつもの罪を犯しています。といっても元から悪人だったのではなく、最初のころは無邪気で無知な側室でした(ただし無知ゆえの罪を犯していますが)
しかしラスタは次第に、自分の立場を守るために嘘をつくようになります。
というのも皇帝からの寵愛が永遠ではないと気付いたからです。またエルギ公爵に唆されたりロテシュ子爵に脅されたりとしたことも、彼女が悪事を重ねた理由でしょう。


さらにストーリー中盤あたりからはラスタに黒い感情が芽生えはじめ、悪事はエスカレートしていきます。
とくに皇后の地位を手にしてからは、権力に狂ったのか残酷な行動を取るようになりました。
ラスタの罪を全部まとめた結果
以下、ラスタの犯した罪をまとめました。現代であれば確実に罪に問われるでしょう。
- 他人の家庭に入り込む(既婚者から夫を奪う)
- 正当な皇后を追い出した
- ナビエが残した2000万クルートを自分のものだと偽る
- トゥアニア公爵夫人が浮気していると嘘をつき、夫と離婚させた(他所の家庭を崩壊させた)
- 青い鳥の羽をちぎってナビエに濡れ衣を着せる
- 侍女・デリスの舌を抜いた
- ナビエを不妊呼ばわりする
- 普段から嘘ばかりついている
- 特に裁判のときはソビエシュが不能であるなど嘘を重ねた
- 我が子であるアンを捨てて逃亡した(ただし元凶はロテシュ子爵)
- 見栄をはるために税金の無駄遣いする
- ワガママを言って周囲に八つ当たりする
- 国の許可なくエルギ公爵に港を渡そうとする
- 貴族の娘だと偽った(ただし偽造したのはソビエシュ)
- 犯した罪をいつも人のせいにする(基本的に〇〇のせい!と自己弁護する)
- ルベティを誘拐させる
- アリアンをナイフで刺すなど
不倫・横領・職権乱用・暴行・誘拐・経歴詐称・名誉棄損・動物虐待・パワハラなど。ざっと上げただけでも、ラスタは数多くの罪を犯していますね。


ストーリー序盤から常識外れな行動を取る
なお上記にあげた悪事以外にも、ラスタは常識外れな行動ばかり取っています。特にナビエに対しては、自分の立場をわきまえずに馴れ馴れしく接していました。
- 側室でありながら皇后のナビエを”お姉様”と呼ぶ
- アポなしでナビエに会いに行く
- ナビエからのお祝いを欲しがる
- 参加権のないパーティーに参加したがる
- 皇室のルールどころか一般常識すら知らない
- その結果、ナビエの地雷を踏みまくる
これらは罪と言えないまでも、普通なら怒られたり処罰されたりする行動でしょう。せめてこの段階で、ソビエシュはきちんとラスタを叱ってあげるべきでしたね。
最後には悪事がバレて幽閉され、若くして一生を終える
ラスタの罰について

本サイトの『再婚承認を要求します最終回ネタバレ』にも書きましたが、ラスタは最終的に皇后の座を剥奪されて一生塔に幽閉されます。今まで犯した罪が全てバレたので、もう誰も彼女を助けてくれません。
そして暗い塔で1人きりで過ごすうちに、幻覚と悪夢を見るようになります。それに耐えられなくなり、ラスタは毒薬を飲んで自ら命を絶ちました。
ラスタはなぜ幽閉されるだけで済んだのか
ラスタは数々の罪を犯しているため、本来であれば絞首刑になるはずでした。
それでも彼女の刑罰が幽閉だけで済んだのは、皇后としての免責(つまり責任を回避できる権限)があったためです。
簡単に言えば、皇后だから幽閉されるだけで済んだのです。
考察|ラスタはどこで間違った?純粋すぎるがゆえの悲劇
なぜラスタは数々の罪を犯したのか?

これは個人的な考えですが、ラスタは元々罪を犯す可能性が高かったのかなと思います。
というのも実父が詐欺師であり、ラスタもまた実父に似て嘘が上手だから。言い換えれば、詐欺師としての素質があるのです。さらに彼女は人を思いどおりに動かすことに長けていて、社交界を牛耳る才能がありました。
つまり、悪用すると危険なタイプの才能に恵まれていたのです。
もしラスタが無知でなんの才能もない少女なら、あれほど罪が肥大化することも無かったでしょう。
またラスタは基本的に、物事を話し合いで解決せずに相手を罠にはめて解決するタイプです。
ただしこれは彼女の性格が悪いからではなく、今まで酷い境遇にいたせいで”やられる前にやれ”という考え方が根付いているからでしょう。
以下の記事で解説していますが、ラスタは本当に劣悪な境遇にいました。
純粋すぎたせいで悪に染まった?
ただし罪を犯した一番の原因は、ラスタが純粋で無知なことでしょう。
1章で述べたとおり、ラスタは皇室のルールどころか一般常識すらろくに知らない子です。だからエルギ公爵に唆され、繰り返し愚かな選択をしました。
おまけに彼女は純粋なので、良くも悪くも染まりやすい。さらに思い込みが激しいから、一度悪い方向に染まったら中々軌道修正できない子です。
なお本編の後半にて、ソビエシュは「ラスタが元々邪悪だったのか、それとも皇宮に来たせいで変わってしまったのか」と自問自答していましたが、これはどちらも不正解な気がします。
ラスタは邪悪なのではなく、単に染まりやすいだけ。
皇宮にいようと社交界にいようと、傍に正しい人がいればラスタはあれほど悪化しなかったと思われます。もしソビエシュが真人間でラスタを正しい方向に導いていれば、あの最悪な結末を回避できたでしょう。
それこそ『再婚承認を要求します』の外伝では、ラスタがもしナビエのもとに送られていたらという設定のIFストーリーが描かれており、この話におけるラスタはナビエから良い影響を受けています。

なお外伝のネタバレ記事は下のリンクから読めるので、興味がある人はどうぞ。
そもそも罪を自覚していない
そもそもの話、ラスタは自分がどれだけの罪を犯したのか理解していません。
全て仕方がないことだと思っていて、本編中は「自分は何も悪いことをしていない」とすら言っています。
罪を自覚していないのだから、悪事を止める訳がありません。だからこそ、どんどん悪い方向に転がってしまいました。
また頼るべき相手を間違えたのも、彼女が破滅した原因の1つでしょう。
とはいえ社会人経験のないラスタに、頼るべき相手を間違うなというのは酷な話です。10代後半の女の子に、そんな高度なことはできませんよ。
大人になっても人選ミスで失敗する人はたくさんいますから。
ラスタが傍に正しい人がいれば罪を犯さない可能性については、まさにifルートですよね。
過激な行動はありましたが、ナビエがきちんと叱責していたのでラスタも自分の才能の使い道を身につけて行くんじゃないかなという気がします。
特に他国の貴族に想いを寄せられていましたがナビエの元に残る決断をしていたのが大きい気がします。
他国の貴族に嫁いだら、その家族は良い人たちであっても十中八九外国人であることと、身分差で苦労していたでしょう。貴族のルールやエチケットもまだ理解していない状態ですし…。
そうしたら本編のようなことを他国でも引き起こしていた可能性は否定できない気がします。
言い寄ってた彼がきちんと導けるといいのですが、なんだかんだ言っても惚れてる側なので甘くなってしまうんじゃないかなというのと、同じ舞台で面倒見切れるという意味では同性の保護者が欠かせないでしょうし。
あとナビエは公平なので、悪いことをしたら叱るけど事情があったらちゃんと聞いてくれますしね。ラスタには厳しいけれど情が深くて公平で、理不尽じゃないナビエみたいなタイプが最適解だなと思います。
ナビエの元だとラスタの良くも悪くも人に影響を与えてしまう能力も無駄じゃないですしね。
>匿名さん
コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、厳しくも優しく公平なナビエはラスタの保護者として最適解なんだろうなと思います。多分、ナビエなら母親の役割も兼ねてくれそうなので。
そして匿名さんの感想を読んでいるうちに、IFの続きが読みたくなってきました笑
ラスタって確か悪事を重ねている頃に昔の知り合いの男をひとり殺めてませんでしたっけ。
色々悪事は重ねましたけど、これソビエシュがもっとラスタをよく見て助言を与えたりしたら
防げたのではないでしょうか?
ラスタは結局憎んで呪ったのはソビエシュだけでしたよね。
自分を連れてきたくせに、やりたいようにやらせてくれて甘やかして
有頂天になっていたところから急に冷遇してどん底に。
挙句の果てに皇帝としての仕事の責任も果たさず引きこもりでナビエ~ナビエ~。
なんだろうこの男は!ってラスタじゃなくても思いますよ。
ラスタ本人の資質+境遇+ソビエシュのせいだと思います。
せっかく憧れのナビエ様のおそばに来たのに、逆に対立してしまったのも恨んでると思います。
そして裁判時のソビエシュ不能!についてですが
あれだけ西王国側の2人の大きさと能力と夜の生活の充実感と幸福感の描写があると
ただのギャグではなく、根底にソビエシュが全くの不能という訳ではないけれども
生殖能力やそのものに関して何らかのマイナスポイントがある裏設定なのかなと予想してました。
>紅茶さん
いつもコメントありがとうございます。
>これソビエシュがもっとラスタをよく見て助言を与えたりしたら~
>ラスタ本人の資質+境遇+ソビエシュのせいだと思います。
ソビエシュの責任はもちろんあると思います。IFでナビエがしていたように、ソビエシュがきちんと言い聞かせて導いてあげられればラスタはあんな風にならなかったはずなので。