漫画『可愛すぎて公爵家の養女になりました』10~11話のネタバレと感想です。
前回はリディアが悪だくみをし、人目につかない場所でロズニーに意地悪をします。その後ユリシスによって救出されるも、ロズニーは彼女の悪意に全く気付きません。
その結果、今度は一緒に礼儀作法の授業を受けることになりました。ロズニーは無事でいられるのでしょうか?
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目次
10話の概要|ロズニーは礼儀作法の授業を受けるが・・・
上手にできず罰を受ける
いざ礼法の授業がはじまると、何も知らないロズニーは当然ながら講師に怒られます。また慣れないヒールのせいで足が痛み、彼女は苦痛に耐えながら授業を受けますがーーー
初回から貴族らしい動きができるはずもなく、罰として手の平をムチで打たれます。
なおこの時、リディアは「打たれ役※」の子供・レオンを貸してあげると言いますが、ロズニーは他人に怪我をさせたくないので全ての罰を自分で受けるのでした。
数日後、ロズニーは弱り果てる
数日後、アンドレアはようやく予定が空いたのでロズニーの部屋に遊びに行きます。
しかし扉を開けると、彼女は酷くやつれて泣いていました。
そのため彼は「俺の妹を泣かせたのは誰だ!」とプンプン怒り、さらにユリシスもやって来たので、2人はひとまずロズニーに事情を聞くことにしました。
ストーリーの補足と感想|リディアの狙いについて
子供にしては用意周到すぎる?
リディアは何やら悪巧みしていましたが、狙いは鞭打ちだと判明しました。
予めムチを使う講師を雇っておき、ロズニーが失敗したらそれを理由に体を痛めつける。もし彼女が嫌がったら、代わりにレオンを痛めつけて彼女の心を傷つける。
どっちに転ぼうとロズニーが傷つくよう仕向けるあたり、念入りに計画した感じがします。
そしてここまで徹底しているとなれば、リディア1人による犯行ではないのかも。母・ソフィアかはたまた専属侍女か、大人が入れ知恵した印象を受けます。
11話の概要|兄弟が事情を聞くも、ロズニーは真相を隠す
ただ体調が悪いだけです!
アンドレアたちは事情を聞くも、ロズニーは体調が悪いだけだと言ってごまかします。
しかし聡いユリシスは、彼女の“手のひら”を見て事情を察します。そこで彼は一旦アンドレアを追い出すとロズニーの手に薬を塗ってやり、また休むよう言い聞かせますがーーー
このとき彼はもう1つの事実に気づきました。
ロズニーの部屋にはメイドがおらず、暖炉の火も消えているのです。
さらに彼は先日、メイドたちの陰口――誰かの悪口を言いながら何かを企んでいた――を偶然聞いていたため、ロズニーに意地悪する人間が複数いることにも気付きました。
ペルセラ視点
一方その頃、ペルセラ(伯爵夫人)はソフィアとお茶をしていました。
するとメイドが、ユリシスからの手紙を持ってきます。彼はどうしても伝えたいことがあり手紙にしたようです。
すると手紙を読んだ途端、よほど不愉快な内容が書かれていたのかペルセラは無言になるのでした。
事件発生
その後、ペルセラは用事ができたと言って席を外します。するとソフィアも一緒に付いて来ますがーーー
廊下を歩いている最中、客室からリディアの叫び声が聞こえてきます。話を聞いたところ、彼女の大事なネックレスが紛失したそう。
するとソフィアは「侯爵家令嬢の物を盗むなんて!」と怒りを露わにするも、一方でペルセラはそのやり取りを冷めた目で見つめるのでした。
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可愛すぎて公爵家の養女になりました・ネタバレ感想
プライドと地位にこだわる元公女
ペルセラとの会話中、ソフィアは内心『公爵家の女主人を気取っていて気に入らない』と毒づいていました。ロズニーだけでなく彼女のことも嫌っているようなので、貴族も平民も関係なく相手を見下すのがデフォルトなのかも。
元公女という身分が、彼女をより傲慢しているのでしょうか。王族の次にえらい家系なので、その気持ちも分からなくはないですがーーー
けれど彼女、嫁いだ時点で序列が1つ下がっています。公爵>侯爵なので、今はペルセラの方が身分が上です。
プライドを捨てられないお嬢様が、そのまま大人になってしまった印象です。
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