『再婚承認を要求します』において、ナビエとハインリは運命の相手だと言えます。だからこそ国籍という壁を越えて、本編でも外伝でも2人は引き寄せられたのでしょう。
ではソビエシュとラスタの運命の相手は誰なのか?今回はこの点について、独自の考察をまとめました。
考察|”再婚承認を要求します”には運命の相手が存在する?
前提として、管理人は『再婚承認を要求します』を運命に翻弄された人々の話だと思っています。
言い換えれば、運命がキャラクターの人生を大きく左右する物語。とくに『出会い』に関しては運命を感じるシーンが多々あり、ありきたりな表現ですが運命に導かれたような印象を受けます。
ゆえに管理人は、この作品内には『運命の相手』が存在すると考えています。
ナビエとハインリは互いに運命の相手だからこそ、本編でも外伝でもーーつまり世界線が変わっても引き寄せられたのでしょう。
となれば他のキャラクターにも運命の相手がいるかもしれません。そこで今回は、本作のメインキャラクターであるソビエシュとラスタの運命の相手について考察してみました。
ソビエシュ編|彼が本当に愛する人はナビエだが・・・
ソビエシュが本当に愛する人
ソビエシュは典型的な浮気男ですが、彼が一番愛しているのはナビエです。ラスタはあくまで2番手であり、特にシーズン3では愛情が完全に冷めている印象を受けます。
離婚してナビエが西大帝国に行った後も、ソビエシュはひたすら彼女を取り戻そうと躍起になっていました。
また復縁を諦めたときのセリフ(134話参照)からも、彼にとってナビエがどれほど大事な存在なのか伝わってきます。
「いや、笑ってくれ。自信満々に手放して後悔する愚かな元夫が、遅まきながら自分の気持ちを知って苦しむのを、いいざまだと思って。そしてこの離婚が···君にとって傷じゃなくなり、嘲笑えるようになればいい」
引用元:再婚承認を要求します134話
運命の相手はナビエ
ではソビエシュの運命の相手は誰なのか?
これは十中八九ナビエでしょう。彼が愛しているのはナビエであり、ナビエを忘れて他の女性と幸せになることなど出来ません。
しかし残念な事に、ナビエの運命の相手はソビエシュではありません。
幼少期から夫婦になることが決まっていた2人なのに、互いに運命の相手ではないのです。皮肉な話ですよね。
おまけに彼はラスタを愛人にせずとも、どっちみち浮気してナビエを裏切ります。
どうあがいても父親ゆずりの浮気癖から逃げられず、さらに一番大切な女性を失うのです。
ラスタ編|運命の相手は、外伝で登場したイエミル伯爵か
ラスタの運命の相手は誰?
候補①ソビエシュ
次にラスタの運命の相手ですが、これは正直迷いました。最初はソビエシュかな?と思いましたが、考えれば考えるほど違うような気がします。
ラスタにとってソビエシュは分岐点。深くかかわることも出来るし、通り過ぎることもできる相手。運命というほど深い繋がりはない印象です。
仮にソビエシュが運命の人であれば、外伝でも関係を深めたでしょうから。
候補②アレン
では前夫・アレンかと聞かれればこれも微妙。
運命の相手であれば互いに惹かれ合うはずですが、本編でも外伝でもラスタが彼に魅力を感じるシーンはありません。この2人の関係については、あくまでアレンの一方通行という印象。
候補③イエミル伯爵
となると候補は、外伝に登場した貴族・イエミル伯爵。
彼ならラスタを幸せにしてくれるでしょうし、いずれラスタも彼に魅かれたはず。実際、外伝後半では彼の優しさにほだされていました。
ただしイエミル伯爵が運命の相手だとしたら、外伝のラスタはそれを手放してまでナビエの傍を選んだことになります。
これはラスタ本人が望んだことであり彼女の覚悟を表す行動ですが、読者視点だとやりきれない気持になりますね。
個人的には、運命の相手が他にいればいいのに……と思ってしまいます。
大穴でナビエの可能性も
ただし『運命の相手』というのは、何も恋愛対象だけを指すのではありません。その人の運命に深く関わり、重要な意味を残す人もまた『運命の相手』と呼ぶにふさわしいと管理人は考えています。
そう考えると、ラスタの運命の相手はナビエだとも言えます。
いきなり何を言い出すんだと思うかもしれませんが、管理人は真面目です。
ラスタは幼少期からナビエに憧れていて、彼女が東大帝国を去った後もずっと意識し続けています。そして外伝ではナビエのために怒って泣いて、最後には女性としての幸せを捨ててまでナビエを選びました。
つまり本編でも外伝でも、ラスタの心にはナビエの存在が深く根付いているのです。
それに結局のところ、ラスタに本当の意味で救いを与えられるのはナビエだけ。これほど人生に深くかかわる人物なら、ある意味で運命の相手なのかもしれません。
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