漫画『今世は当主になります』の79話のネタバレと感想です。
前回フィレンティアは、クレリバンを自分の側に引き込み『フェレット商会』を設立しました。そして商会最初の仕事として鉱山を購入することにしますが、この計画は成功するのでしょうか?
目次
昼食パーティーに向かう途中、ひと悶着起こる
クレニーとアスタリウの関係
今日は定期的に行われるロンバルディの昼食パーティーがある日。
フェレット商会を設立したばかりで忙しいものの、一族の人間としてフィレンティアも参加しなければなりません。
そこでララネと談笑しながら会場に向かっていると、途中で従弟のクレニーに会います(参考:キャラクター一覧はこちら)
クレニーは相変わらず彼女に懐いているため、満面の笑顔で駆け寄ろうとしますがーーー
その瞬間、彼の兄・アスタリウに「どこに行くんだ!大人しく僕の傍にいろ!」と首根っこを掴まれて泣きそうになります。
しかしフィレンティアが大丈夫だからこっちにおいで…と言うと、クレニーは彼女に駆け寄って抱き着くのでした。
するとアスタリウは激怒しますがーーー
そのとき背後から双子のメイロンとギリウが現れて、アスタリウを睨みつけます。その結果、彼は怯えて逃げて行きました。
双子は両親の不仲について悩む
今日の双子は、表情が優れないように見えます。そこで何があったのか質問すると、彼らはこっそりと事情を打ち明けました。
「それが…父と母が最近ちょっと不仲なんだ」
今までシャナネットとベスティアンは、子供たちの前で争ったことはありませんでした。
しかし今日の両親は、家門のことで派手にケンカをしたそう。そのため双子は、離婚問題にならないか心配しているのです。
ギャラハン視点|ビエーゼは一方的に難癖をつける
ビエーゼは弟に謝罪を要求する
その後、昼食会が開かれるもギャラハンは仕事のため一足先に退席します。すると廊下を歩いている最中、後を付いてきたビエーゼに「私に言うべきことがあるだろう」と声をかけられました。
というのも彼は誕生日パーティーから追い出されたこと(75話参照)を根に持っていて、謝罪するよう迫ったのです。
しかし当のギャラハンは冷たい表情で謝罪を拒みます。そのためビエーゼは激怒し、お父様がいつまでもご健在だと思うなよ!と声を荒げますがーーー
対照的にギャラハンは冷静です。
そして静かな口調で、時が来れば屋敷を出てチュサユに行くからこれ以上手を出さないでほしいと忠告し、さっさとその場を去って行きました。
ビエーゼ視点
廊下に1人残されたビエーゼは、生意気な奴め…と呟きながらも内心で安堵していました。
ギャラハンが出て行けば、時期当主の座をめぐって争うライバルはもういません。そのことが嬉しくて高笑いするのでした。
フィレンティアはリラ鉱山を購入するための準備をする
リラ鉱山を手に入れよう!
フィレンティアは昼食会が終わった後、クレリバンとバイオレットを呼んで打ち合わせをします。
クレリバンの報告によると『リラ鉱山』の現所有者であるレカンタ家は、皇室に借金があるため近々鉱山を競売に出すとの事。
また彼は、リラ鉱山の石炭は取り尽くしたので1000ゴールドあれば落札できるはずだと話しますがーーー
フィレンティアはその倍の2000ゴールドを用意しておくよう指示しました。
『今世は当主になります』79話のネタバレと感想
79話のネタバレと感想|双子の家庭事情
双子の両親であるシャナネットとベスティアンは、最初こそ仲睦まじい夫婦でした。家族そろって登場した時も『とても仲の良い幸せな家族』という印象でしたがーーー
しかし双子の両親は、前世で離婚しています。
それは今世でも同じらしく、79話の冒頭ではメイロンが「両親が家門のことで激しく言い争いをしていた」と語るほど2人の関係は悪化しているようです。
さらに今までのベスティアンの態度から、彼には裏の顔があることも分かっています。そのためフィレンティアは、彼らの離婚には何か秘密があるのではと推測しています。
あの幸せそうな家族に、なぜ亀裂が入ってしまったのか。そもそも冷静なシャナネットが怒るなんて、ベスティアンは何を言ったのか。いろいろと気になる部分が多いですね。