漫画『今世は当主になります』の75話のネタバレと感想です。
今回はフィレンティアの誕生日にまつわるお話です。父親のギャラハンが、娘のために豪華なパーティーを開きました。
彼女は11歳の誕生日をどう過ごすのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
目次
フィレンティアの11歳の誕生日パーティーが開かれる
双子からのプレゼント
フィレンティアが11歳の誕生日を迎えたため、ロンバルディ邸では盛大なパーティーが開かれます。
フィレンティアが会場に到着すると、双子のメイロンとギリウ(なお成長して彼女よりも頭一つ分背が伸びている)が満面の笑みを浮かべながら、大きなテディベアをプレゼントしてくれますがーーー
彼女が人形に興味がないことなど、双子も百も承知のはず。そのことを疑問に思いながらも笑顔でお礼を言うと、メイロンは突然ニヤニヤしながらギリウを肘でつつきました。
「ほら!何も言わないって言ったじゃん!」
「あぁ~絶対に投げちゃうと思ったのに」
どうやら双子は、人形を贈られたフィレンティアがどんな反応をするのか賭けていたようです。そのことに気付いた彼女は、内心呆れるのでした。
ララネとクレニーからのお祝い
するとそこに、ララネとクレニー(アスタリウの弟)も顔を出します。
ララネは美しい笑みを浮かべて祝いの言葉を言い、またクレニーは以前に貸りた本を全部読んだと言って無邪気に笑います。
そんな2人を見てフィレンティアも釣られて笑顔になり、さらに周囲の貴族たちもその光景に癒されて微笑むのでした。
ペレスも誕生会に参加し、ロンバルディの子供たちと顔合わせをする
貴族の少年にハンカチを渡すが…
するとその時。通りすがりの貴族の少年がハンカチを落としたので、フィレンティアは彼に声をかけます。
少年は美しいフィレンティアを見て顔を真っ赤にし、必死で自己紹介しようとしますがーーー
そこにペレスが現れて貴族の少年を睨みつけたため、少年は顔を青くして逃げるように去ってしまいます。
なおフィレンティアは位置的にペレスの威嚇が見えなかったので、どうしたんだろう?と頭に疑問符を浮かべるのでした。
いとこにペレスを紹介する
ペレスが来たので、フィレンティアは早速いとこたちを彼に紹介しました。
しかしメイロンとギリウは大好きなフィレンティアを取られて面白くないので、ペレスを見るなり不機嫌な顔をします。
とはいえこのような態度は失礼なので、彼女は双子を注意しますがーーー
当のペレスは「2人とも人見知りなんだよ。俺もそうでしょ」と言って子犬のような態度でフィレンティアに甘えます。そのため双子はますます嫉妬するのでした。
ギャラハン視点|パーティー中、兄のビエーゼに嫌味を言われる
ギャラハンVSビエーゼ
遠目からフィレンティアを見ていたギャラハンは、娘の楽しげな様子に笑みを浮かべます。しかしそこににビエーゼが現れ、冷たい態度で嫌味を言いました。
「たかが11歳の誕生日にこんなパーティーを開いて祝うなんて。浪費がすぎるのではないか?」
子供のパーティーになんて金を使うなと、彼はわざわざ貴族たちの前で嘲笑するのです。するとギャラハンは穏やかな笑みを浮かべながら反論しました。
「お金の使い方は人それぞれです。そうでしょう、兄さん?」
容赦のない一言にビエーゼは激昂するも、それ以上にギャラハンの豹変ぶりに驚くのでした。
【まとめ】今世は当主になります75話のネタバレと感想
75話のネタバレと感想|ギャラハンの反撃
ビエーゼにとって、今までギャラハンは『ドジな弟』でした。ギャラハンは洋服事業で大成功を収めているのに、その評価をまだ改めていなかったのです。
けれど75話にて、弟の変化を目の当たりにします。
いつもオドオドしていた彼が、堂々とした態度で皮肉を言うのだからさぞ驚いたでしょう。
本当にほんの少し前まで、ギャラハンは嫌味を言われても穏やかに笑うだけで反論などしない人だったのです。
自分を変えるのは容易な事ではありませんし、ギャラハンくらいの年齢だとなおさら難しいはず。それでも彼は娘のために、人間としても事業主としても成長しました。
いやもうね、ギャラハン本当にがんばりましたよ。