漫画『今世は当主になります』の80話のネタバレと感想です。
フィレンティアは新事業のため”リラ炭鉱”を必要としています。この炭鉱は古く価値がないのに、なぜか彼女は落札するために2000ゴールドもの大金が必要だと言い出します。
彼女は一体、何を考えているのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
目次
リラ炭鉱をオークションで落札するため、2000ゴールドを用意する
なぜリラ炭鉱に大金を費やすのか?
競売でリラ炭鉱を落札するため、フィレンティアは2000ゴールドを準備するよう指示します。かなりの大金ですが、確実に落札するためにはこの金額が必要だと考えたのです。
するとクレリバンとバイオレットは絶句し、信じられないという顔をします。というのも古い炭鉱に、なぜ大金をつぎ込むのか理解できなかったのです。
クレリバンは戸惑いながらも、なぜそんな事をするのかフィレンティアに質問します。
すると彼女は、アンゲナスが競争相手になるはずだから2000ゴールドが必要なのだと説明しました。
というのも前世では、アンゲナスがこの炭鉱を落札して莫大な利益を生み出したのです。
バイオレットが炭鉱の価値に気付く
するとその時、バイオレットがハッとした表情で質問しました。
「もしかして、ただの炭鉱ではないのですか?」
彼女がそのように考えたのは、アンゲナスがすでに複数の炭鉱を所有しているから。今更リラ炭鉱を入手してもアンゲナスに利益はないのに、それでも落札したがるなら別の価値があると推測したのです。
するとフィレンティアは「実はリラ炭鉱には鉄鉱が埋まっているのです」と2人に説明しますがーーー
実のところ、これは表向きの理由です。フィレンティアの目的は鉄鉱石でも石炭でもなく、その下に埋まっている巨大な鉱脈。
というのもリラ炭鉱には、未発見の“新しい鉱物”があるのです。
しかし今はまだその話を2人に明かせません。そのため鉄鉱石が目的だと嘘をつきました。
フィレンティアは次の準備をするため、クレリバンと買い物に行く
クレリバンと派手な買い物をする
フィレンティアは事業を確実に成功させるため、クレリバンを連れて外出します。
そして2人が訪れたのは『カラメルアベニュー』という有名な製菓店。さらに彼女はお店のケーキを端から端まで大人買いしますがーーー
店長のベイトはこの時、クレリバンの顔をじっと見つめていました。
次に高級宝石店を訪れる
2人が次に訪れたのは『北のアイバン』。商店街で最大の宝石直営店です。
しかし入店すると、男性店員がクレリバンの入店を渋ります。ただの使用人だと勘違いしたのです。
クレリバンがわずかに不機嫌そうな表情をすると、それに気付いた彼を心配します。けれど同時に、この仕事が終わればクレリバン・フェレットという名前を知らない人はいなくなるはず…と心の中で断言するのでした。
宝石店に来た目的
男性店員はフィレンティアたちをビップルームに案内します。そして「こういう宝石はどうですか?」と言いながら、キラキラと輝く宝石を差し出しますがーーー
フィレンティアはそれらが粗悪品であることを見抜いたので、当然ながら購入しません。
また彼女はこの時”クロイリー”という宝石職人を呼ぶよう指示します。
実のところフィレンティアは、宝石を買うためここに来たのではありません。アイバンが重宝している最高の宝石職人・クロイリーの実力を必要としていたのです。
今世は当主になります80話|ストーリーのおさらいとネタバレ感想
80話のおさらい
フィレンティアはリラ炭鉱を落札するため、2000ゴールドもの大金を用意します。
というのもリラ炭鉱にはまだ発見されていない鉱物が埋まっていて、前世ではアンゲナスがそれを使って荒稼ぎしていたのです。
今回の競売でフィレンティアが炭鉱を落札すれば、その利益はまるごと彼女のものになります。未来を知る彼女だからこそ出来る作戦ですね。
80話のネタバレと感想
80話の後半で、フィレンティアはクレリバンを連れてあちこち買い物に行きます。彼女によれば、これも新しい事業を成功させるための準備の一環らしいですが・・・
菓子屋ではケーキを爆買いするなど、彼女らしくない行動を取っています。あの子は基本的に節約家なので、選べないから全部買うなんてことはまずしないはず。
という事は、この行動にも何か理由があるのでしょう。
その理由については謎ですが、見た所、わざと目立つよう振る舞っている気がします。さらに言えば、クレリバンの顔を店員に覚えさせようとしている印象です。
恐らくフェレット商会を有名にするため、わざと有名店にクレリバンを連れて行って目立つ行動を取ったのかな?と思いました。