この記事では『セイレン~悪党と契約家族になった~』の結末について紹介しています。
原作小説においてトリスタン大公・サビナ大公婦人・ヴィンセントが最終的にどうなったのかまとめました。この3人は元々の歴史だと若くして亡くなりますが、アリアは彼らを救えたのでしょうか?
なお本記事を読む前に『セイレン~悪党と契約家族になった~結末1』を読んでおくと内容がわかりやすくなります。
本記事では原作小説および海外掲示板に書かれていた内容を参考にしています。なお原作小説については一部しか読めていないので、もし記事内容に間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
目次
はじめに|バレンタイン家が迎えた結末について
バレンタイン家は全員生存します
結論から言うと、バレンタイン家は最終回の時点で全員生存しています。
本来の歴史だと、養子のヴィンセントは冤罪で領土を追い出されたり大公婦人のサビナは病気によって命を落としたりと不幸に見舞われます。
しかし今世ではアリアが助けたので全員無事です。なお例の『バレンタイン事変』が起こっていないので大公や使用人たちも生きています。
大公・トリスタン編|呪われたバレンタイン家の当主のその後
トリスタンの立場と性格
バレンタイン家の100代目当主・トリスタン。ロイドの父親であり、ロイドとよく似た顔立ちの美青年です。
残酷で容赦のない性格ですが、彼はアリアが屋敷に来た時からずっと親切にしてくれた人物です。
アリアにいろいろとプレゼントを送ったり心の病気を治すため尽力したりと、ストーリー序盤からアリアの味方でいてくれました。そのためアリアは彼にとても懐いています。
また養子であるヴィンセントが『ドブネズミの餌』の息子だと知ったときも、出自は関係ないと言って彼を処罰しませんでした(ただしヴィンセントに冤罪をかけた貴族たちはその場で全員処罰しました)
トリスタンの結末
トリスタンはバレンタイン家に代々受け継がれる『悪意』を持っており、本来ならそれがロイドに継承された時点で発狂(または逝去)するはずでした。
しかしトリスタンは悪意を失いつつも、アリアのおかげで発狂することなく正気を保ち続けています。
なお『セイレン結末その1』で解説したとおり、アリアがバレンタイン事変を防いでくれたので彼を含めてバレンタイン家は全員生存しています。
大公婦人・サビナ編|病気が治ってからはアリアを溺愛する
サビナの結末
大公婦人・サビナは本来ならロイドが子供のころに命を落とすはずでしたが、アリアが『癒しの歌』を歌ったことで回復します。
なおサビナが危篤になった時、アリアは幼さゆえ『癒しの歌』を歌えなかったので呪術師・カーリンに頼んで一時的にパワーアップする呪術をかけてもらいました。
サビナは病気が治ってからはアリアを溺愛するようになり、またアリアも彼女に信頼を置いています。
なお今世ではバレンタイン事変が起こらなかったので、サビナも最終回時点で生存しています。
サビナの性格
初期は立つことすらままならない病弱な女性でしたが、本来はとても精神面が強い人です。
サビナは危篤になった時、同情されるのが嫌で使用人どころか夫・トリスタンや息子・ロイドですら部屋から追い出しました。
そして静まり返った部屋の中、一人で最期を迎えようとしたところをアリアに救われたのです。
ヴィンセント編|冤罪をかけられるもアリアに救出される
ヴィンセントの生い立ち
ヴィンセントは自他ともに認める天才であり、大公にもその実力を認められてバレンタイン家の養子となりました。
しかしアリアがループする前は、冤罪をかけられて領地を追い出された挙句、酒におぼれて若くして命を落とします。
なお冤罪をかけられた理由は、ヴィンセントが貴族たちの不法行為に気付いたから。
そのため貴族たちは、ヴィンセントの弱みーー親がドブネズミの親であることーーを利用して冤罪をかけました。
今世ではアリアに救われる
今世でも同じように、ヴィンセントは貴族たちに冤罪をかけられて取り調べを受けます。しかしアリアの機転により冤罪であることが判明し、最終的には助かりました。
またトリスタン大公はその際にヴィンセントの秘密を知るも「出自は関係ない」と言って彼を受け入れます。
その結果、ヴィンセントはその後も養子としてバレンタイン家の屋敷に住み続けています。またこの事件以降、ヴィンセントは恩人であるアリアを慕うようになりました。
関連:『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』29~30話のネタバレ|ヴィンセントの秘密と伯爵の罪
成長後のヴィンセントについて
原作小説を確認したところ、ヴィンセントはメガネの似合うイケメンに成長したようです。
また成長したアリア・ロイド・ヴィンセントの3人が一緒に並んでいるイラスト(多分小説版の表紙?)もありました。
成長した彼がどんな役職についたのかは分からなかったのですが、服装から予想するにそれなりの地位についたと思われます。