『セイレン~悪党と契約家族になった~』はピッコマで連載中のマンガです。
独特な雰囲気のイラストと世界観が魅力的なマンガですが、実は原作小説がありそちらは既に完結しています。
この記事では原作の結末について簡単にまとめたので、アリアとロイドが最後にどうなったのか知りたい人はご覧ください。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』全話のネタバレはこちら
目次
『セイレン~悪党と契約家族になった~』のあらすじと基本情報
『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の基本情報
- 日本タイトル:セイレン~悪党と契約家族になった~
- 原題(韓国語):세이렌: 악당과 계약가족이 되었다
- 英題:Becoming The Villain’s Family
- 原作:Sol Leesu(설이수)
- 作画:Poya
- 脚色:Saeng Yam
- 出版社:People&Story
- ジャンル:ファンタジー・ループ・恋愛
あらすじ
歌で人間を魅惑する「セイレン」。 そんなセイレンであるアリアの優れた能力を知った人々はアリアを神のように崇めた。しかしある日、帝国全域にセイレンは神の声でも、救いの天使でもなく、伝説の妖怪だという噂が広まり、皇帝はアリアの足を折って鳥籠に閉じ込めてしまう。 長い間鳥籠に閉じ込められアリアが人生を諦めようしたその時、目の前に現れた一人の男。 それは悪魔に魂を売ったというバレンタイン公子であった。彼に「殺してあげようか?」と提案され、アリアはバレンタイン公子と一緒に地獄へ落ちることを決意する。 しかし、息を引き取る瞬間、10歳の時に戻っていた…そしてアリアは決意する。自身の人生をめちゃくちゃにした張本人である父親に復讐し、最悪な人生から救ってくれた救世主バレンタイン公子を幸せにすると。
引用元:https://piccoma.com/web/product/95093
『セイレン~悪党と契約家族になった~』の主人公・アリア。彼女はその才能ゆえに不幸な人生を送りますが、命を落とした直後に10歳のころに戻ります。
そして2度目の人生は、自身の救世主であるロイドを幸せにするため奔走します。
なお漫画版のイラストは独特な雰囲気と緻密な描き込みっぷりが見所。作画だけでも一見の価値があります。
原作小説の結末および外伝のストーリーを紹介します
原作小説の結末
結論から言えば『セイレン』の結末はハッピーエンドです。
アリアはヴィンセント(ロイドの弟)の冤罪を晴らして大公婦人の病気も治したので、バレンタイン家の人たちは全員生きています。
またアリアの活躍により、彼女がずっと懸念していたバレンタイン事変(バレンタインの血縁者と使用人が全員消えた事件)も起こりません。
なおバレンタインの歴代当主は呪い(詳しくは2章参照)のせいで代々短命ですが、アリアのおかげで大公もロイドも無事です。
アリアは1話目で「私が必ずロイドを幸せにしてあげる」と宣言していましたが、その言葉どおりの結末となりました。
またアリアとロイドは本編序盤で結婚していますが、その後成長した2人の間には娘のエリーナが生まれました。
バレンタイン家はアリアを溺愛する
ロイドは次第にアリアに惹かれていき、最終的にはオシドリ夫婦になります。
またバレンタイン家の人々はみんなアリアを溺愛しており、ひたすらアリアを甘やかします。
なお大公・トリスタンや大公婦人・サビナのその後については『セイレン結末ネタバレその2』にまとめました。
外伝ネタバレ|アリアは妊娠して子供を産む
外伝にてアリアはロイドの子供を身ごもり、娘・エリーナを出産します。
エリーナは黒髪でピンク色の目をしたかわいい女の子です。
なおアリアは出産時にとても苦しんだため、部屋の前では関係者全員(バレンタイン家・アンジェロ家・アリアの友人など)が待機しながら酷く心配していました。
バレンタイン事件の真相とは?ロイドが一族を滅ぼした理由
『セイレン~悪党と契約家族になった~』においてキーとなるバレンタイン事変。この事件では唯一生き残ったロイドが犯人だと噂されましたが、その裏には深刻な事情が隠されていました。
この章では、バレンタイン事変と一族にかけられた呪いについて解説します。
バレンタイン家は呪われた一族
バレンタイン家は呪われた一族です。
というのもバレンタインの初代当主が神様の命令を聞かずに悪魔と契約したため、神様から呪いをかけられてしまったのです。以下、呪いの内容についてまとめました。
- バレンタインの当主は代々『悪意』を持っている
- 呪いのせいで、バレンタイン家の歴代当主は例外なく狂って傷つく
- 子供(跡継ぎ)が成長すると『悪意』は当主からその子に移動する
- ③の時点で、前当主は逝去or発狂のどちかの状態になる
- バレンタイン家の後継者を産んだ人は命を落とす
- バレンタインの当主が後継者を持たなければ世界は滅亡する
バレンタイン事件の真相
アリアがループする前(=前世)では、大公が持っていた『悪意』は時期当主であるロイドへと受け継がれました。
当時のロイドは自分の命と引き換えにバレンタイン家の呪いに終止符を打つ予定でしたが、その計画は失敗します。
というのも呪いが想像以上に強かったため、力が爆発(暴走?)してしまいバレンタイン家の人々がみんな消えてしまったのです。
つまり事件ではなく事故ですね。
ロイドは呪いのせいで苦しむ
アリアとロイドの結婚式があげられた日、2人は慣例として同じ部屋で眠ることになります。
しかしこの時、ロイドはひどい痛みに襲われて苦しみます。本人は成長痛だと言いますが、アリアはそれがバレンタイン家の呪いによるものだと気付きます。
そのためアリアは彼を抱き締めると、歌によって彼を癒しました。
アリアは本来、20歳まで生きられない体だった
アリアが倒れ、余命わずかだと判明する
アリアは病気により、20歳まで生きられない体です。
なおこの事実が判明するのはストーリー後半。アリアが『癒しの歌』によりロイドと領土内の人々を癒すシーンがあるのですが、その後、彼女は倒れてしまいます。
そこでロイドが医師長・キュアを読んで診断させたところ、アリアは薬の誤飲により病気になり余命わずかであることが発覚しました。
タイムスリップしてアリアを救う
しかしその後、バレンタイン家の人々はアリアの病気を直すために薬を探しに行きます。
この辺については情報が少なかったのですが、海外のネタバレサイトを調べたところタイムスリップをして薬を取りに行ったようです。
その結果、アリアの病気は治り成人を迎えられました。
聖女・ベロニカの末路と神殿騎士・ガブリエルのその後
聖女・ベロニカの結末について
聖女・ベロニカおよびガブリエルの結末については、当サイトの記事『セイレン結末その3』でネタバレを紹介しています。興味がある人はそちらもご覧ください。
ネタバレ感想|最終回のストーリーを読んで思ったこと
ネタバレ感想|セイレンの最終回と結末について
『セイレン~悪党と契約家族になった~』の原作小説では、最終的にアリアとロイドが結ばれて娘も生まれました。バレンタイン家の人々はみんな救われて、かつ黒幕のベロニカはきっちり罰を受けるという勧善懲悪のストーリーです。
幸せな結末を迎えるので、読者の皆様は安心してストーリーをお読みください。
正直なところ、管理人は最初バッドエンドになりそうだな…とビクビクしていました。というのも最近読んだ某韓国マンガの主人公が、若くして命を落とすという結末だったんですよ。
そのため不安でしたが、海外の掲示板および原作小説(ただし最後の方だけですが)を読んだところちゃんとハッピーエンドでした。
ただし、内容が内容なので読んでいて可哀想なシーンは多いです。アリアは最初からボロボロだわ途中で無茶して吐血するわなので、読者としてはヒヤヒヤします。