この記事ではマンガ版『再婚承認を要求します』の119話のストーリーおよびネタバレ感想を紹介しています。
前回はコシャールが帰還し、国民からの拍手喝采を受けながらパレードに参加しました。彼が一躍人気者になったことで、ナビエにも政治的なメリットが生まれます。
そして最後のシーンではカフメン大公が登場しましたが、彼は何の用事で来たのでしょうか?
目次
カフメン大公視点|西王国に招かれ、ハインリと再会する
カフメン大公はハインリの心を読んでしまう
『星の間』は来賓を迎えるための部屋であり、その名にふさわしく壁や天井に飾り付けられた宝石が星のように輝いています。まるで西王国の富を誇示するかのような造りです。
カフメンがその部屋を訪れると、そこにはハインリが待っていました。
「大公とはあれ(※)以来、初めて会いますね」
ハインリは国王らしく挨拶をするも、内心では『結婚を祝ってほしいけど、大公がクイーンに近づいたらどうしよう?』と思っています。
その心の声を聴いたカフメン大公は不快になりますが、拳を握りしめて怒りを耐えました。
ソビエシュに拳を振るって以来、どれだけ後悔したか。ここでもあの時のように問題を起こして追い出される訳にはいかない。
彼は自分にそう言い聞かせたのです。
ソビエシュ視点|ハインリからの招待状を読んで激怒する
ハインリから招待状が届く
「正気か!?ハインリめ…!!」
ハインリからの招待状を読むなり、それを丸めて床にたたきつけるソビエシュ。その様子を見たカルル侯爵は冷や汗をたらしました。
というのも他国の王から受け取った手紙をこのように扱って保管すれば、書記官はもちろん子孫にも『ソビエシュ皇帝はハインリ王から招待状を受け取り、非常に不快に思った』と伝えることになるからです。
そしてソビエシュは拳を机に叩きつけると、『あの時』ナビエに言われた言葉を思い出しました。
結婚披露宴の最終日、廊下でナビエに「帰って来てくれ」と懇願した時。彼女は痛ましいものを見るような目で言ったのです。
私たちはもう夫婦じゃないの…と。
(ナビエ、嫌だ。いっそのこと私に怒ってくれれば…どうしてそんな表情を…!)
ソビエシュは心をかき乱されるも、ひとまず冷静さを取り戻して別件へと話題を移しました。
ラスタの悪事がまた1つ発覚する
ソビエシュが落ち着いたので、カルル侯爵はラスタが2千万クルートを寄付した件について問題があると話します。するとソビエシュは、さも当然のように答えました。
「ラント男爵に確認した。皇室手形だったな。ナビエが残したものだろう」
その事実を聞き、カルル侯爵は絶句します。
なにせラスタは皇后に即位するやいなや、他人の金で恩着せがましく振舞ったという事ですから。
そのためすぐに手形を回収しなければと進言しますがーーー
しかしソビエシュはその提案を却下します。自分が告発しない限りたいしたことはないだろうから、放っておけと言うのです。
また彼はこの件により、ラスタを敵視する勢力も少しは落ち着くだろうと考えているそう。
カルル侯爵はしぶしぶその命令に従うも、内心ではこの行動が後から問題にならないか心配していました。
ラスタ視点|西宮を手に入れ、皇后の地位に酔いしれる
ラスタは西宮に引っ越す
西宮(ナビエが使っていた宮殿)を手に入れたラスタは、その豪華で美しい造りを見て感動しました。今までは自室が1つだけだったのに、今はこの宮殿全体がラスタの物になったのです。
(ここで赤ちゃんを産んで安らかに暮らしていれば…いつかその子が皇位に就くところを見届けられる)
低い身分から這い上がった自分が、大帝国の支配者を産んで育てる。その事実にラスタは歓喜します。
しかし傍にいるベルディ子爵夫人を見ると憂鬱そうな顔をしているので、ラスタは文句を言いました。
「なんで笑わないの?ラスタがこの部屋にいるのが嫌だから?ここに来たら昔の主人が恋しくなったの?」
するとベルディ子爵夫人は慌てて、そうではないのだと弁解します。
そして心底言いにくそうに、令嬢たちからお祝いのプレゼントが一つも届いていないことを明かします。
その言葉にラスタは愕然としました。
まとめ|再婚承認を要求します・119話のネタバレと感想
119話のおさらい
119話はカフメン・ソビエシュ・ラスタ視点でストーリーが展開しましたね。以下、今回のストーリーをざっくりまとめました。
- カフメン:お祝いの挨拶をしに来るも、ハインリの心を読んでしまい嫉妬で心が荒れ狂う
- ソビエシュ:ラスタが小切手を横領したと知りながら、それを知らんぷり
- ラスタ:西宮にお引越し。しかし貴族令嬢からお祝いの品が1つも届かない
ネタバレ感想①横領を見逃した皇帝
いろいろ言いたい事はありますが、まず最初に一言。
いや、小切手は回収しなきゃダメでしょう。
そうやって不正を放置するからラスタが増長するし、悪いことをしたら叱らないとこの先また同じことを繰り返しますよ。
この小切手を使えばナビエの名誉を回復することも出来たでしょうに、それどころかソビエシュはラスタの敵対勢力を黙らせるための材料に使ってしまったのです。
不誠実すぎるよソビエシュ。
ネタバレ感想②プレゼントが届かない件について
貴族の令嬢たちは、ラスタにお祝いのプレゼントを一つも送りませんでした。要するに、ラスタが皇后になることを歓迎していないのです。
状況を見るに恐らく、令嬢たち(もしくはその親)がみんなで相談して送らないことに決めたのでしょう。そうでなければ、社交辞令として誰か1人くらいは送ってくるはずですから。
なおラスタはパレードでの拍手喝さいを見て「私はみんなに愛される皇后になった」と浮かれていたので、この現状にショックを受けたようです。
毎日暑い中更新お疲れ様です。
ソビエシュの不誠実さに腹が立ってしょうがないです。
ラスタは奴隷だったのだから、何も知らないのはまずしょうがないとして
そんなラスタを拾ってきたソビエシュはラスタに責任を持つべきだと思います。
>紅茶さんへ
コメントありがとうございます。
せめてこの段階で、ソビエシュは責任を持ってきちんとラスタを叱るべきでしたね。ただ、それでラスタの悪事が止まるかといえば微妙ですが・・・