『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』のネタバレと感想です。
前回はペデリアンの兵士たちがアグリチェの屋敷を襲撃しました。といっても彼らの目的は戦闘ではなく、ラント・アグリチェの身柄の確保。
この先、ラントはどうなるのでしょうか?続きを読んでみましょう。
目次
ジェレミー視点|胸騒ぎがしてロクサナのもとへと向かう
ロクサナの安否を心配する

ジェレミーは廊下を歩いている最中、屋敷内がやけに騒がしいことに気付きます。その喧騒に苛立っていると、窓の向こうで屋敷の一画が燃えていることに気付きました。
(さっきまで姉さんといた場所がどうして燃えているんだ?誰が火をつけた?姉さんは無事なのか?いや無事なはずだ。たかがこの程度の火に…)
ロクサナは強いので、火事に巻き込まれても平気でしょう。
しかしジェレミーはなぜか胸騒ぎがして、急いで火の手が上がっている場所に向かいます。すると道中、ペデリアンの兵士たちが襲い掛かってきたので迎撃に手間取っているとーーー
その時、夜空が赤く光ります。
空には赤い吹雪のようなものが舞っていますが、それはよく見ればロクサナの毒蝶でした。


そして敵も味方も混乱しているうちに空間に異変が起き、彼らの手にしていた武器が消えてしまいます。
さらに次の瞬間。彼らの足元に『穴』が出現し、みんなその中に落ちてしまいました。
ラント視点|騒ぎに乗じて部屋を脱出し、隠し通路に向かう
ラントは隠し通路に向かう
一方その頃。
ラントは騒ぎに乗じて折檻部屋から脱出すると、執行官の遺体から剣とローブを奪って隠し通路に向かいました。
なお彼の体は血まみれで顔には痛々しげな傷跡が残っていますが、それでも歩みを止めずに内心ではロクサナたちへの憎悪を燃やしていました。
(一体どれだけ多くの奴らが裏切ったんだ?育ててやった恩も分からないとは…!)
そして彼は、全てを新しく作り直そうと決意します。
隠し通路に到着したら一旦そこに隠れて、救助要請していた兵力が来たら全員滅ぼしてやろうと考えたのです。


ラントVSデオン
するとその時、ラントの目の前にデオンが現れます。そのためラントはローブを脱ぎ去り、剣を構えて言いました。
「デオン。お前が今からでも過ちを認めるなら、私も少しは寛大に理解してやろうと思ったが、見たところ許しを請うために来たのでは無さそうだな。狂人だと思っていたが、まさか女に狂っているとは」
そしてラントが斬りかかると、デオンは攻撃を避けきれず顔に傷を負います。負傷しているとはいえ、ラントは非常に強かったのです。
しかしデオンはこの状況下が面白いらしく、血を流しながらも不気味に笑っています。
その表情を見たラントは、やはりこの息子が一番自分に似ているな…と実感するのでした。
⇒『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』43話ネタバレはこちら
42話の補足|アグリチェの使用人はどうなった?
使用人は別館で保護されています
ロクサナが謀反を起こしている最中、使用人たちは別館に招集されていました(40話参照)
なお彼らが被害を受けないよう、異母姉妹のグリゼルダが結界をはって守っています。多分、ロクサナが彼女に指示したのでしょう。
ひとまず非戦闘員はちゃんと保護されているので安心してください。
まとめ『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』のネタバレと解説
42話のネタバレ感想①ラントは生きていた

今回、久しぶりにラントが登場しましたね。退場したものとばかり思っていましたが、ちゃっかり生きていました。
とはいえ相当痛めつけられたらしく、体は血まみれでその顔には痛々しい傷跡も残っているのでかなり負傷しているはず。
しかしさすがはアグリチェの当主と言うべきか。怪我をものともせず動き回るわデオン相手にバリバリ戦うわで、41話ではその圧倒的な強さを見せつけました。
この人、本当にしぶといですね。
42話のネタバレ感想②そっくり親子の対決
41話を読んでいて思ったのですが、ラントとデオンは本当によく似ていますね。多分、デオンが年を取ったらラントのような外見になるのでしょう。
そしてデオンは父親に剣を向けるのが楽しいらしく、今回楽しそうに笑っています。顔から血をダラダラ流しながら笑うその様は、明らかに異常です。
しかしラントからすれば、そうやって笑う姿は自分にそっくりだそう。
2人は外見や性格だけでなく、根本的な部分から似ているのかな…と思わされました
⇒『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』43話ネタバレはこちら