漫画『今世は当主になります』の88話のネタバレと感想です。
なぜかヨバネス皇帝たちとお茶会をすることになったフィレンティア。さらに皇帝は、娘にならないか?ととんでもない提案をしてきました。
彼女はこの危機をどう乗り切るのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
目次
強欲なヨバネス皇帝は、フィレンティアを娘にしたがる
フィレンティアの回答
ヨバネス皇帝の娘になるのは絶対に嫌なので、フィレンティアは笑顔で誘いを断ります。
もちろん皇帝の機嫌を損ねないよう「お爺様が私をとても可愛がってくれるんです!」と子供らしい理由をつけて断ると、その反応が気に入ったのか皇帝は楽しそうに笑うのでした。
超貴重なダイヤモンドを見せびらかす
「これは何だ?」
お茶会の最中、第一王子のアスタナはふとテーブルに置かれた小箱(先ほどペレスにあげた贈り物)を手に取ります。
すると中には大きなダイヤモンドが入っていたので、彼はとても驚きますがーーー
その時、ペレスが強引にそれを奪い返しました。大事なプレゼントに触れられて怒ったのです。
そしてケンカが勃発しそうになるも、フィレンティアが「私がプレゼントしたブローチですよ」と仲裁に入り、それを皆にも見せるようペレスに言い聞かせます。
ラビニ皇后とアスタナはまだダイヤモンドを所有していないので、自慢してやろうと思ったのです。
ダイヤモンドは大人気なため、小さな物ですら入手が困難な状況。
そのため良質なダイヤモンドのブローチを見せびらかすと全員が驚き、とくにラビニ皇后の目には羨望と物欲がありありと浮かんでいます。
それを見たフィレンティアは、ご満悦な表情をするのでした。
ベスティアンを調査したところ、横領の罪が明らかになる
ロンバルディから大金を横領していた
以前フィレンティアは、ベスティアンを調査するようクレリバンに頼んでいました。
するとすぐに結果は出て、ベスティアンが相当な金額をロンバルディから横領していたことが発覚します。
なおクレリバンによれば、約半年前に邸宅が1件横領されているそう。
恐らくこれは恋人のために用意したものであり、そうなるとロンバルディの不動産責任者が横領に加担したという事になりますがーーー
そのときフィレンティアは、ある可能性に気づいて頭を抱えました。
というのも叔父のビエーゼが、ベスティアンの浮気を知りながらも手を貸した可能性があるのです。
彼の性格上、自分が得をするためなら手段を選ばないでしょうから。
またクレリバンによれば、ベスティアンから今日訪問したいと連絡があったそう。そこでフィレンティアは彼の意図を探るよう命令しました。
ベスティアンを探る
その日の夕方、クレリバンのもとにベスティアンが訪ねて来ました。
ベスティアンは普段どおり愛想よく話しかけるも、対するクレリバンは「それで、何の用です?」と冷たくあしらうのでした。
今世は当主になります88話の補足|ダイヤモンドの価値について
ダイヤモンドが希少な理由
先日フィレンティアが競り落としたリラ鉱山。ダイヤモンドは現在この鉱山からしか採掘できず、さらに飛ぶように売れているため入手が困難な状況です。
しかしフィレンティアは鉱山の持ち主なので、良質なダイヤモンドを簡単に購入できます。
ちなみに皇帝たちをお茶会をした時も、彼女は大きなダイヤモンドが付いた髪飾りを身に着けていました。
ネタバレ感想および考察|皇后がダイヤモンドに執着する理由
ネタバレ感想①なぜ皇后はダイヤモンドを買えないのか?
皇室の中でダイヤモンドを所有しているのは、現在ヨバネス皇帝だけです。
しかし本編で説明されていたとおり、皇后とアスタナはまだダイヤモンドを持っていません。アンゲナス側で何度か注文していますが、それでも需要が多すぎて購入できないのです。
言い換えれば、ダイヤモンドは王族ですら入手できない貴重な宝石という事になりますがーーー
実はフィレンティアは、皇后からの注文を意図的に後回しにしています。
本来なら先着順のところ、皇后の注文だけは一番最後に回したワケですね。フィレンティアは見えない部分できっちり報復しています。
皇后がこの事実を知ったら激怒しそうですが、リラ鉱山の所有者は登記上クレリバンになっているので、きっと一生気付くことはないでしょう。
ネタバレ感想②ダイヤモンドと社交界のはなし
これは管理人の考察ですが、これだけダイヤモンドが人気ならば所有することで一種のステータスになるでしょう。
ダイヤモンドを所持しているという事は、それだけ高額で貴重な品を持っているという事ですから。
もし大きなダイヤモンドを手に入れようものなら、貴族たちはこぞって自慢しそうですね。社交界でも人気者になれそうです。
そしてこの状況の中、ダイヤモンドを1つも持っていないラビニ皇后。さぞ悔しいでしょうし、ペレスが貰ったダイヤモンドを待望の目で見つめるのも納得ですね。