漫画『今世は当主になります』の84話のネタバレと感想です。
クレリバンは無事に”リラ鉱山”を落札し、アンゲナスにも一泡吹かせることができました。そして今回からは、この鉱山を利用して新しいビジネスをはじめます。
フィレンティアの新たな事業とは?ストーリーの続きを読んでみましょう。
リラ鉱山を落札した後、フィレンティアは宝石店をオープンする
フェレット宝石店をオープンした結果
リラ鉱山を落札して2ヵ月後、誰も見たことのない原石が発掘されました。
それを見たクロイリー(81話で登場した宝石細工師)はぜひ加工させてほしいと自ら志願し、その後完成した宝石は“ダイヤモンド”と名付けられ、皇帝に献上されました。
そして今、新しくオープンした「フェレット宝石店」で初登場したダイヤモンドは高値にも関わらず飛ぶように売れています。
さらにその収益は全てフィレンティアの懐に入ったので、彼女は販売報告書を読みながら満面の笑みを浮かべるのでした。
ベスティアン・スルスの本性を暴くため、罠を仕掛ける
前世での離婚事情
リラ鉱山を手に入れた今、次は裏切り者であるベスティアン・スルスの本性を暴かなければなりません。
前世でシャナネットとベスティアンの離婚は大きなスキャンダルになりましたが、2人の離婚理由は謎のままだったからです。
- ベスティアンの実家であるスルス家は、もともと没落貴族だった。
- しかしベスティアンは貴族社会では珍しく恋愛結婚をして話題になり、さらに相手がシャナネットだったおかげでスルス家は出世した。
- 2人は離婚するとき喧嘩をせず、シャナネットは双子の養育権と慰謝料をベスティアンに渡して休養地に行ってしまった。
- その結果、社交界では『離婚の原因はシャナネットにある』という噂が有力になった。
- その後まもなくして、ベスティアンは地元の女性と再婚した
改めて考えると、この離婚はおかしな点ばかり。
そのため悩んでいると、クレリバンがやって来たのでフィレンティアは“ある命令”をしました。
近々クレリバンが主催するパーティーに、スルス領に住む“マリア・パトロン”という女性を招待するよう指示したのです。
このマリアという女性は、前世でベスティアンが再婚した相手。つまりフィレンティアは、ベスティアンとマリアを会場で会わせて反応を見ようと考えたのです。
ベスティアンの本性を暴く
ペレット商会の盛況を祝い、クレリバン主催のパーティーが開かれます。
なおロンバルディ家も招待されており、ルーラックとシャナネットは笑顔でクレリバンにお祝いを伝えました。またこの時ルーラックは、鉱山を落札したのがクレリバンで本当に良かったと話しますがーーー
その際に、そう遠くない位置にいるベスティアンのことを睨んでいました。
するとそこに、ベスティアン本人がやって来ます。彼は麗しい笑みを浮かべながら、向こうに美味しいワインがあると言ってシャナネットをエスコートしますがーーー
その時、彼は“ある人物”を見つけて絶句しました。
なんと会場内には、マリア・パトロンが来ていたのです。
なお彼らの背後では、フィレンティアが存在感を消しながら動向を伺っています。
マリアを見た彼がどんな反応をするのか。そして2人はどんな関係なのか。それを目撃するために、彼女はこの現状を仕組んだのです。
『今世は当主になります』84話のネタバレと感想
84話のストーリーまとめ
リラ鉱山は表向き『資源が取り尽くされた古い鉱山』だと思われていましたが、実はダイヤモンドが眠っている価値ある土地でした。
フィレンティアはその情報を知っていたからこそ、大金をはたいてリラ鉱山を落札したのです。恐らくアンゲナスも、この情報を知っていたから絶対にリラ鉱山を手に入れたかったのでしょう。
そしてダイヤモンドを採掘した後『フェレット宝石店』をオープンすると、ダイヤモンドは飛ぶように売れたので彼女の懐には大金が舞い込んできました。
前世でアンゲナスが手にした莫大な利益を、今世ではフィレンティアが得ることに成功したのです。また今回の出来事で、ラビニ皇后にかなりのダメージを与えられたと思われます。
ネタバレ感想|仕事人間クレリバン
ダイヤモンドが飛ぶように売れており、貴族からもガンガン注文が入っています。そのためクレリバンは非常に忙しい立場ですが、彼は疲れ果てるどころか仕事をするほど元気になっていきました。
クレリバンによると、彼は仕事体質なので事業が上手くいくほど力があふれてくるそう。何ともうらやましい体質ですね。
逆に言えば、自分の実力をいかんなく発揮できることが彼にとって至上の喜びなのでしょう。