漫画『今世は当主になります』の81話のネタバレと感想です。
フィレンティアは有名な宝石店を訪れると、職人に会わせるよう要求しました。というのもこの店には、トップクラスの技術力を持つ『宝石細工師』がいるのです。
果たして宝石細工師との交渉は上手くいくのでしょうか?
宝石細工師のクロイリーに対し、フィレンティアはある提案をする
宝石細工師に会わせて!
フィレンティアが宝石職人を連れてくるように言うと、店員は渋い顔をします。
しかし彼女に同行しているのがクレリバンーーーつまりギャラハン衣服店およびフェレット商会の責任者だと知ると、すぐに指示に従いました。
宝石細工師・クロイリーに出会う
そうして連れて来られたのは、宝石細工師のクロイリー・アイバン。いかにも職人らしい、髭をはやした老人です。
しかし彼はフィレンティアの依頼を聞くと、それは無理だとキッパリ断りました。
クレリバンは食い下がるも、クロイリーはアイバンの宝石を磨く作業だけで手一杯だと答えます。
しかしそれは言い訳であり、本心では「この場で依頼を1つでも引き受けたら、他の人からも依頼されて面倒事になるだろう」と考えて断ったのです。
するとその時、フィレンティアは提案をしました。
クロイリーが一度も扱ったことがない原石を持ってくるので、依頼を引き受けてほしいと条件を出したのです。
すると効果はてきめんで、クロイリーはあっさり条件を飲みます。
なぜなら彼はトップクラスの宝石職人なので、自分が扱ったことのない原石などあるはずないと思っていたのです。
だからこそ彼は「そんな原石があるなら、私は仕事もせずに作業しよう!」と約束しますがーーーフィレンティアがにやりと笑うのを見て、悪寒を感じるのでした。
ペレス視点|ラビニ皇后に呼び出されて皇居を訪ねる
ラビニ皇后からの呼び出し
一方その頃。
ペレスは突然ラビニ皇后に呼び出されたため、皇居にある室内庭園を訪れます。すると彼女は手ずからお茶を淹れてくれますがーーーその背後にある棚には、毒性の強い花が置かれています。
つまりラビニ皇后は、毒草を触ったその手でペレスにお茶を淹れたのです。
ペレスはそれに気付いたのでお茶を飲まずにいると、彼女は優雅に微笑みながら「どうして飲まないのですか?」と催促します。
このままペレスが断り続ければ、皇后の気遣いを断った恩知らずに見えるでしょう。とはいえ怪しいお茶を飲むのは嫌なので、ペレスははっきりと断りました。
するとラビニ皇后はあらあら残念ですね…と言いながらも、今日ペレスを呼び出した理由について話しはじめます。
「…たとえ私が皇子の生母でなくとも、皇帝陛下は第2皇子を心配する私の気持ちを理解してくれました。これからはこの私が、皇子の母になってあげましょう」
ラビニ皇后はペレスの実母と乳母を手にかけておきながら、彼の育ての親になると言い出したのです。
その言葉はペレスを激怒させるには十分でした。それでも彼が必死に怒りを抑えていると、ラビニ皇后はさらに言葉を続けます。
というのもペレスを教育するという名目で、彼をアカデミーに送ると言うのです。
しかしその瞬間、ペレスは席を立ちあがります。そしてラビニ皇后の静止も聞かずに、その場を立ち去るのでした。
まとめ|今世は当主になります81話のネタバレと感想
81話のネタバレと感想|ラビニ皇后の策略について
81話の後半にて、ペレスはラビニ皇后から呼び出しを受けます。いざ会いに行ってみると、彼女は相変わらず残酷でペレスに毒入り茶(推定)をすすめてくる始末。どうしようもない悪女ですね。
そして今回、ラビニ皇后は皇后宮ではなく皇帝宮にペレスを呼び出しました。つまり特別な用事があるという事ですがーーー
その内容は、ラビニ皇后がペレスの母親になるというもの。しかもすでに皇帝から許可を得ているようです。
なぜ彼女がそんな提案をしたのかといえば、邪魔なペレスを遠くに追い払うためです。ペレスを心配するフリをしながら、アカデミーに送ってしまおうと考えたのでしょう。
そしてこうなった以上、ペレスに拒否権はありません。
彼はフィレンティアと離れるのを嫌がっていますが、そう遠くないうちにアカデミー行きが決定するでしょう。