今世は当主になります74話のネタバレと感想|ギャラハンの病気が完治し、多くの変化が起こる

今世は当主になります

漫画『今世は当主になります』の74話のネタバレと感想です。

ようやくトレンブルー病の治療薬が開発されて、前回のラストでは久しぶりにギャラハンの元気そうな姿が描かれていましたね。

長かった『トレンブルー編』ももう終わりですが、その後みんなはどうなったのでしょうか?続きを読んでみましょう。

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トレンブルーの治療薬が開発された後、いろいろな変化が起こった

怒涛の2カ月間について

今世は当主になります

治療剤が開発されて、ギャラハンの病気が治るまでにかかった約二か月。その間、いろいろな事がありました。

まずペレスがひどい風邪をひいてポイラック宮殿に運ばれ、その直後、これまでの疲れと緊張のせいかフィレンティアまで倒れてしばらく邸宅内がざわつきました。

なおギャラハンの病気について情報を漏らした犯人はオマリー博士で、彼は屋敷を追い出されます。

そのためロンバルディの主治医の座はしばらく空席になり、エスティラがアカデミーを卒業したら就任することになるでしょう。

ひよこ
黒幕はビエーゼなのに、オマリー博士だけ追い出されたんだね。
白うさ
けど遅かれ早かれ、ビエーゼにも罰が当たると思うよ。

ルーラックは報復のために国政に参加する

そして何より、一番変化があったのは国政です。

ここ数年顔を出さなかったルーラックが、貴族院の会議に再び参加するようになりました。

その結果、貴族たちの関心はアンゲナスの当主・ペルディックからルーラックへと移ります。今後、貴族会議の流れが変わるのは誰の目から見ても明らかでした。

ルーラックが会議に参加するのは、国政に興味がわいたからではなくアンゲナスの当主に報復するためです 。既製服事業を横取りされかけたので、ルーラックはずっと復讐の機会を伺っていたようです。詳しくは69話参照

フィレンティアは父のドレスを着て、11歳の誕生日を迎える

11歳の誕生日を迎える

その日、フィレンティアは上機嫌でした。

なぜなら今日は彼女の11歳の誕生日。今まではロンバルディの規則により外出を制限されていましたが、これからは自由に屋敷の外に出ても良いのです。

そしてフィレンティアは誕生日パーティーに出席するため、専属侍女のラウリルに外見を整えてもらいます。

美しい宝石と濃紺のドレスを身にまとった彼女は子供ながらに美しく、ラウリルは「とても綺麗です!」と歓喜の声をあげるほど。

なおこのドレスは、フィレンティアの誕生日を記念して作られた「ギャラハン衣服店の最初の限定版」であり、100着しか存在しない特別な品です。

既成服はいつでも買える商品ですが、そのイメージから脱却して貴族をターゲットにした「プレミアム商品」を作ったのです。

ひよこ
プレミアム商品は明日から販売されるけど、店の前にはすでに行列ができてるらしいよ。
白うさ
また儲かっちゃうね!

限定ドレスについて話をしていると、その時ギャラハンが様子を見に訪れます。

彼はエスティラの薬のおかげですっかり元気になり、こうして歩き回れるほどに回復したのです。

2人は新居を見に行く

ギャラハンはパーティー会場に行く前に、フィレンティアを新居に連れて行きます。新居は美しい内観でフィレンティア専用の部屋も用意されていたので、彼女は感激しました。

「君だけが使える空間だよ。君の許諾なしには誰も入ってこれない。パパは少し寂しいけど… これから忙しくなるし、こっちの方がいいよね?」

そう言いながら、娘の頭をなでるギャラハン。

その言葉を聞いたフィレンティアは『本当にパパのことは騙せないな…』と思いました。

というのも以前ギャラハンと約束した通り、フィレンティアは頃合いを見ていくつかの事情を打ち明けたのです。

どんな思いでシャナネットをサーシャウ夫人のもとに送ったのか。またペレスとはいつ知り合ったか。簡単なことを説明したのです。

しかしそれだけの情報で、ギャラハンは娘の状況をほぼ把握しました。

その結果、ギャラハンは衣服店の事業内容を決めるときにフィレンティアの意見も聞くようになります。今回の「限定版ドレス」もそうして誕生したアイデアでした。

白うさ
つまり今後は、フィレンティアも堂々と事業会議に参加できるね。
ひよこ
これで出来ることも増えるし、かなり動きやすくなったかも。

そしてフィレンティアは、父親にぎゅっと抱き着きながら言います。

「私、たくさん下の階に遊びに行きます。パパが寂しくないように」

「ありがとうティア。そして誕生日おめでとう。誰よりもパパが一番先に祝ってあげたかったんだ」

優しく告げられた父の言葉。彼女にとって、現状はまさに夢のようでした。なにせ11歳の誕生日を、父親と一緒に過ごせるのですから。

そして2人は手を繋ぎながら、パーティー会場に向かうのでした。

⇒『今世は当主になります』75話のネタバレはこちら

まとめ|今世は当主になります74話のネタバレと感想

74話のおさらいとネタバレ感想

ネタバレ感想

ギャラハンの病気が完治したため、いろいろな出来事が動き出しましたね。というわけでまずは、74話で起こった出来事について簡単にまとめました。

以下、重要な部分だけピックアップしています。

74話のまとめ
  1. 病気のことを外部にもらしたため、オマリー博士がロンバルディを追い出される。
  2. ルーラックが貴族院の会議に参加する。これによりアンゲナスの当主は、今までのように威張ることも有利な状況に立ち続けることも出来なくなる。
  3. フィレンティアは過労で倒れるが、ちょうど謹慎期間(第1皇子をビンタしたため)と時期が重なったため特に問題はなかった
  4. フィレンティアは今までの事情をかいつまんでギャラハンに説明する。
  5. ④の結果、ギャラハンは娘の状況を理解する。そして彼女の優秀さを知り、仕事の相談などもするようになる。
  6. ロンバルディ邸の中に新居を作ったときは、フィレンティアが仕事をしやすいように彼女だけの空間も作ってくれた。

オマリー博士とアンゲナス当主は悪いことをしたので、しっかり報いを受けていますね。

2人共、よりによってルーラックを怒らせてしまったので当然の結果でしょう。

そしてギャラハンは、娘のことを本当によく見ています。子供だからと侮ることなく、少ない情報から彼女の才覚をしっかり感じ取ったようです。

まだ11歳の娘のために仕事部屋を用意するあたり、ギャラハンの本気度が伺えますね。娘の能力を正当に評価したからこそ、大人と同じように扱っている印象です。

⇒『今世は当主になります』75話のネタバレはこちら

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