漫画『皇帝の子供を隠す方法』の41話のネタバレと感想です。
負傷していたカイゼンは、前回のラストでとうとう気絶しました。そして今回デンツ城に担ぎ込まれますが、果たして彼は無事なのでしょうか?
以下にストーリーの続きをまとめました。
目次
負傷したカイゼンは、治療するためデンツ城に搬送される
皇帝が負傷し、城は大騒ぎに
カイゼンは森で倒れた後、騎士たちによって至急デンツ城へと運ばれました。
ベリアンも駆け付けてみんなが心配して大騒ぎする中、カイゼンは治療のため別室に連れて行かれます。
なおテオールもカイゼンの傍に行きたいと駄々をこねますが、カレンベルク侯爵に抑え込まれて寝室に連れて行かれました。
アステルは寝室に帰ると、暗殺者の正体を祖父に打ち明ける
アステルの後悔と覚悟
テオールが眠った後も、アステルは青白い顔をしながら落ち込んでいました。
心配したカレンベルク侯爵が声をかけるも、彼女は悲しげな顔で「カイゼンが私のせいで大怪我をしました」と自分を責めるばかり。
さらに今回の暗殺未遂事件に関わった人は、みんな首都で調査を受けなければなりません。
せっかくカイゼンの計らいにより息子と祖父を帰せるはずだったのに、結局はそれも失敗に終わったのです。
そのこともあり、彼女は余計に自分を責めます。
すると侯爵は彼女を慰さめながらも、先ほどから気になっていたことを質問しました。
「今回の件、まさかお前の父親が…」
するとアステルは無表情で、それを肯定しました。暗殺者の中に知り合いがいたので、レストン公爵が黒幕だろうと確信していたのです。
「ーーええ、そうよ。間違いないわ。刺客の中に知ってる顔を見たから」
引用元:皇帝の子供を隠す方法
アステルは自分の末路を予想する
もし今回の事件が明るみになり黒幕がバレれば、恐らくアステルも処刑されるでしょう。
アステルは自分の末路を予想しますが、今さら死を恐れてはいません。むしろ彼女は今、テオールをカレンベルク家の子供にして良かったと安堵していました。
アステルの母が亡くなった時にカレンベルク家とレストン家は絶縁したので、テオールとカレンベルク侯爵の命だけは守れるのです。
そしてアステルは微笑みながら、万一のときはテオールをお願いします…と祖父にお願いするのでした。
アステルは罰を受け入れ、我が子を祖父に託そうとするが…
罪に耐えきれず、葛藤する
カレンベルク侯爵はひどく動揺するも、アステルを抱き締めると必死で慰めました。
レストン公爵は今までたった一度も証拠を残さずに悪事を働いてきたので、今回もうまく処理したはずだと彼女に言い聞かせますがーーー
アステルはそれでも憂鬱なままでした。
(カイゼンは私を救おうとして生死の境をさまよっているのに、私は首謀者を知りながら犯行を隠蔽するなんて。いっそ父を告発して許しを請う方が…)
引用元:皇帝の子供を隠す方法
そんな事を考えていると、そこにカイゼンがやって来ます。
彼は体に包帯を巻いており、いかにも苦しそうな表情。どうやら傷が治っていないのに来てしまったようです。
そしてカイゼンは驚くアステルの肩をつかむと「君は怪我をしていないか?テオールは無事か?」と矢継ぎ早に質問します。
そして彼女たちの無事を確認すると、ようやく落ち着きを取り戻しました。
ベリアンへの処罰
すると立て続けに、ベリアンまで部屋にやって来ます。カイゼンは怪我が治っていないのに勝手に動き回るので、慌てて追いかけて来たようですがーーー
ベリアンが近くに来た瞬間、カイゼンは思いっきり彼を殴りました。
まとめ|皇帝の子供を隠す方法・41話のネタバレと感想
41話のおさらい|現状はアステルに厳しい
カイゼンは重体でしたが、何とか一命をとりとめたようです。
しかし今回は皇帝暗殺未遂というとんでもない事件が起こったので、関係者は全員首都で取り調べを受けることになります。
テオールと祖父も同じ場所にいたので、関係者と見なされて東部に帰れなくなりました。
アステルの今までの苦労が水の泡。しかも事件の黒幕がバレれば、レストン公爵の娘であるアステルも処罰される可能性があります。
つまり現状は、アステルにとってかなり厳しい状況なのです。
ネタバレ感想と考察|ベリアンが殴られた理由
ベリアンが最後に殴られたのは、恐らくアステルにピクニックの許可を出したからでしょう。
あくまで結果論ですが、ベリアンが余計なことをしなければアステルとテオールは事件に巻き込まれる事なく、怖い思いもせずに済みました。
そのためカイゼンからすれば「お前のせいで!」という感じなのでしょう。
ベリアンは2人に話し合いの機会を作ってあげたいと思ってやっただけですが、結局はレストン公爵のせいで全て台無しになってしまいましたね。