漫画『今世は当主になります』の135話のネタバレと感想です。
前回、ペレスがやり手の商団主であることが発覚しました。言い換えれば、背後で商団を操れるほど実力を付けているという事ですね。またクレリバンは事業について相談があるようですが、一体何を悩んでいるのでしょうか?
135話の概要|天才・クレリバンによる投資計画
彼はやはり天才だった
クレリバンは先日、ギャラハンの悩みを聞いて「東部につながる湾港を作ってはどうか」と提案しました。さらに彼は、この事業に投資したいと考えているのだそう。
その話を聞いたフィレンティアは目を輝かせながら言いました。
「あなたは天才ですか?」と。
なぜなら彼の言うとおりに投資をすれば、この先、画期的な商売に繋がることをフィレンティアは知っていたのです。
デボン家の悩み
その日の夜、フィレンティアは侍女・ラウリルの実家に招待されます。
そしてデボン家(ラウリルの実家。ロンバルディに仕える家門)の人々と楽しい時間を過ごしますがーーーそのときデボン家当主のクランが、愚痴を言い出します。
- クランはロンバルディへの忠誠心が厚い
- 交通事業という重大な仕事を任されている
- しかしデボン家は他の家門のサポートに回ることが多く、目に見えた成果を出しにくいのが現状。
- さらに先日の封臣会議で何かを言われたらしい(嫌味でも言われた?)
その悩み、解決できます!
悩みを明かすクランは今にも泣きそうです。しかしフィレンティアはこの時、好都合だと言わんばかりの顔でクランに提案しました。
「ならデボン家でないとやり遂げられない事業を、私と一緒にやってみませんか?」と。
その言葉を聞いたクランは真剣な面持ちになり、急いでお茶の準備をするようラウリルに言いました。
今世は当主になります|今回のネタバレ感想
ネタバレ感想①サポート役って大変なのよ
デボン家は実力も実績もある家門なのに、今まで脇役に甘んじるしかない状況でした。そして当主・クランの態度的から察するに、彼はそのことについて会議中に何か嫌味を言われたのかもしれません。
管理人も経験済みですが、これって非常に悔しい事です。
実力を生かす機会もチャンスも与えられず、ずっとサポート役のまま。周囲から感謝されるならまだしも、目立った活躍がなければ見下されることも。これ、本当にイラっときます。
多分、135話のクランもそんな感じだったのでしょうね。サポート役って本当に大変です。
ネタバレ感想②クランが良い勘してる
普通、18そこらの娘の事業案をまじめに聞く大人なんていません。いくらフィレンティアが才女として有名でも、彼女はまだ18歳ですから。言ってしまえば、経営主としての信頼がない状態です。
しかしデボン家の当主・クランは、フィレンティアに事業案を持ち掛けられた時とても緊張した面持ちで、話が始まる前からすでに真剣でした。
これからデボン家の命運にかかわる大事な話がはじまる・・・と勘づいたような表情です。フィレンティアの表情や言動から何かを感じ取ったのでしょうか。この人、良い勘してますね。
当主ならば取引などで場数を踏んでいるはずなので、そういう人特有の”勘”が働いたのかもしれませんね。