『今世は当主になります』9/10/11話のネタバレ感想|クレリバンの宿題

今世は当主になります

ピッコマで連載中の『今世は当主になります』の9話10話11話のネタバレ感想です。

今回からフィレンティアは授業に参加しますが、どんな内容を学べるのでしょうか?また授業態度は祖父・ルーラックにも報告されるので、何とか高評価を残したいところです。

概要をまとめたので、前回の続きを見てみましょう。

⇒『今世は当主になります』ネタバレ一覧はこちら

⇒キャラクター一覧はこちら

9話の概要|クレリバンから宿題を出される

好意的なギリウとメイロン

今世は当主になります

はじめて授業に参加するフィレンティア。彼女がソファに座ると、なぜか両側にはギリウとメイロンが座ってぴったりと体を寄せてきます(しかも嬉しそうな顔で)

この2人は叔母・シャナネットの双子の息子。

転生前はフィレンティアに微塵の興味も示さなかったのですが、今世ではどういう訳か好意的です。

ひよこ
ちなみにベレサックは授業中ずっと寝てたよ。
白うさ
そんな気はしてた。

クレリバンからの宿題

そして授業が終わると、クレリバンは全員に宿題を出します。

全員に丸太を配るので、各自それ売って対価を得よというのが宿題の内容でした。

クレリバンの宿題
  • ビボの木の丸太を売る
  • 丸太は加工してもOK
  • ただし必要とする人に売ること(押し売り禁止)

するとその時、ベレサックが宿題をやりたくないと言い出します。

というのも彼は、物を売るのは下の者にやらせればいいと考えているのです。それは紛れもなく母親・セラルの教育方針が原因であり、彼は幼くして古い貴族の考え方が染み付いていました。

が、しかし。

クレリバンは「宿題を出さなければ評価は与えられない」と言って、ベレサックの主張を一蹴します。そのため彼は怒り、ドアを乱暴に占めて教室を出て行きました。

そんなベレサックに呆れつつも、フィレンティアはどうすれば丸太が売れるかと思案します。

丸太を普通に売れば二束三文にしかならず、かといって加工すれば人件費がかかりますから。子供向けとはいえ、簡単な宿題ではないのです。

しかしその時、フィレンティアは宿題で好成績を取るためのアイデアを思いつきます。

そしてクレリバンに挨拶をして教室を出ると、顔を紅潮させながらある場所へと駆けて行きました。

10話の概要|宿題のために必要なものを入手する

ギャラハンへのお願い

アイデアを実現させるため、まずフィレンティアは父親・ギャラハンの元に向かいました。そして可愛らしい顔で「おばあ様の絵を描いてほしい」とおねだりします。

するとギャラハンは、亡くなった祖母・ナタリアの顔を書きながら思い出話をしてくれます。彼によればとても優しい人で、ルーラックとも仲睦まじい夫婦だったそう。

そして出来上がった絵には、穏やかに微笑むナタリアの姿が描かれていました。

11話の概要|丸太を〇〇に加工する

大工見習いの”アルペオ”を訪問

フィレンティアが次に向かったのは、ロンバルディ邸のすぐ近くにある大工の村。ここには当家お抱えの職人がたくさん住んでいるのです。

そして大工見習いの青年”アルペオ・ジャン”を尋ねると、祖母の絵を元に彫刻を掘って欲しいとお願いしました。

というのも彼は、将来有名な彫刻家になる人物なのです。今はまだ無名ですが、才能あふれる彼ならきっとすばらしい彫刻を作ってくれるでしょう。

アルペオは最初こそ自分でいいのだろうかと躊躇ったものの、フィレンティアがおねだりすれば、照れながらも依頼を受けてくれました。

ひよこ
アルペオはまだ無名だから、彫刻の依頼を受けることに抵抗があったみたい。
白うさ
わかる。実績がないと自信が持てないよね。

ギャラハンの作った本

彫刻像を依頼してから3日後。

フィレンティアが部屋で本を読んでいると、ギャラハンが嬉しそうな顔をしながら「新しい本を完成させたぞ!」と言って飛び込んできます。

そのため彼女は、わあ!と無邪気に喜ぶフリをします。

転生前も父は、こうやって何冊も本を書いていました。アカデミーに進学せず学者でもないので屋敷の本棚を埋める単行本にしかならなかったけれど、彼は成果と関係なく楽しそうでした。

そんな事を思い出しながら、フィレンティアは父親の膝に乗って本を開きますが…

本に描かれていたのは、ドレスのデザイン画でした。

というのもギャラハンは、フィレンティアが数年後のデビュタント(社交界デビュー)で着るドレスについて考えていたのです。

「デビュタントのドレスを仕立てるのは本来母親の役目だが、ティアのドレスはパパがちゃんと仕立ててみせる!心配無用さ!」

その言葉に、フィレンティアは泣きそうになります。

転生前はデビュタントの舞台に立てず、彼女自身も目の前に仕事に必死でした。また仕事に慣れた頃には、亡き父の部屋はすでに整理されていたため彼の本も手元に残りませんでした。

けれど、きっと前世でも父はフィレンティアのためにこの本を書いていたのでしょう。いつか自分の手で、娘のドレスを選ぶ日を心待ちにしながら。

ひよこ
前世では、父親がドレスの本を残したことすら知らなかったんだね。

父親の想いを知ったフィレンティアは、涙を耐えながら彼にぎゅっと抱き着きます。そして、今度こそは父の選んだドレスで手を取り合ってパーティーに参加できますように…と改めて祈りました。

また同時に、父のために心強い足場を用意してあげなきゃ!と決意を新たにします。そして目的を果たすため、彼の手を引っ張って外へと連れ出しました。

⇒『今世は当主になります』12話のネタバレはこちら

『今世は当主になります』9・10・11話のネタバレ感想

感想①冷酷な仕組みの授業がスタート

ネタバレ感想

今回からフィレンティアも授業に参加しはじめましたね。

前回少し話しましたが、この授業での態度や評価はすべて当主に伝わっています。だから真面目に受けて高評価を残さないといけないのですが…

いとこで最年長のベレサックは、あろうことか居眠りをしています。これは完全にアウト。最悪、授業資格を剥奪される可能性もあるのに、本人は全く気付いていません。

一方でフィレンティアは真面目に授業を受けているので、ちゃんとルーラックに良い生徒だと報告されているはずです。

感想②クレリバンの宿題が難しすぎる件

授業の最後に、クレリバンからの宿題が出されましたね。丸太を売って代金をもらうという宿題ですが、これは大人でも難しい内容ではないでしょうか。

丸太をそのまま売っても二束三文にしかならないので、宿題で好成績を取るには加工作業が必須。しかしノープランで加工すると、人件費が利益を上回るという落とし穴があります。

子供に出すには難しい宿題ですが、言い換えればロンバルディに必要とされる知識なのでしょう。

そのため何に加工するかが勝負の分かれ目になりますが、フィレンティアは丸太を彫刻像に加工しようと考えます。しかもただの彫刻像ではなく、祖母・ナタリアの彫刻像です。

となると、売る相手は恐らくルーラックでしょう。ナタリアの彫刻像を必要としていて、かつフィレンティアを贔屓することなく正当な対価を支払う人…となると、消去法で彼しかいません。

感想③ギャラハンの本について

こんな優しい父親います?

娘に寂しい思いをさせまいと、母親の役割もしっかりこなすギャラハンは本当にいい父親ですよ。

⇒『今世は当主になります』12話のネタバレはこちら

↓関連記事は下です↓

あなたへのオススメ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA