漫画『結婚商売』の67話のネタバレと感想です。
前回のラストでは、ゴティエ第一王子が逝去したと連絡が入りました。本来ならば彼が命を落とすのはもう少し先なのに、なぜか未来が変わったのです。
いったい何が原因なのか。そしてこの先どうなるのか。ストーリーの続きを読んでみましょう。
ゴティエ第一王子が亡くなり、王位継承権をめぐる争いが始まる
セブラン国の内政
セブラン王国の『王位継承者』の席は今まで空いていました。
とはいえ長男が家督を継ぐケースが多いので、ゴティエ第一王子が次期国王になると誰もが考えていましたがーーー
ゴティエが亡くなったため、これからは彼の息子・アルベルとジャコブ第二王子が王位をかけて争わなければなりません。
また一部の貴族たちは、早くもどちら側に付くべきか考え始めていました。
さらなる凶報が入る
訃報を聞いたザカリーは、首都で行われたゴティエの葬儀に参加します。そしてブランシュフォール伯爵たちと今後について話し合いますがーーー
この時、さらに悪い報せが入りました
休戦協定を進めていたにも関わらず、敵国のアラゴンが再び攻めて来たのです。
ビアンカ視点|なぜ未来が変わった?彼女は『元凶』に気付く
再び未来が変わり始める
自室のベッドに寝転がりながら、ビアンカは憂鬱な顔をしていました。
本来ならゴティエ第一王子は戦死するはずだったのに、予期せぬ方向に未来が変わりはじめたのです。
さらにこの時ビアンカは、首都・ラホズからザカリーが帰ってきたという報告を聞いて表情を硬くしました。
彼がラホズに行ってからまだ半月しか経っていないのに、もう帰って来るなんて不測の事態があったに違いありません。そこで現状を把握するため、走ってザカリーのもとに向かいますがーーー
庭でようやく見つけた彼は、軍部長たちと出征(=戦争に行くこと)の準備をしていました。
全ての元凶はあの男だった
「伯爵様、出征だなんて!」
ビアンカが詰め寄るも、ザカリーは忙しいため相手にしてくれません。
そしてこの時、彼女は気づきました。聖人の登場により休戦の話が進んでいたところにゴティエの落馬事故。このような状況でアラゴンが戦争を再開したということは……
考えられる可能性は1つ。ジャコブがゴティエを殺し、アラゴン側をけしかけたに違いありません。
そして真相に気付いた彼女は、やはりあの男を始末しておくべきだった…!と激しい怒りを覚えるのでした。
まとめ|結婚商売67話のネタバレと感想
補足|67話のラストシーンについて
ビアンカは最後のシーンで、ジャコブの幻覚を見ていました。
せっかく戦争を回避できそうだったのにジャコブのせいで状況が悪化したので、頭の中が彼への怒りと恨みで一杯になったのでしょう。
なお彼女は幻覚の中で、ジャコブの胸ぐらをつかみ「お前のせいで…!」とひたすら罵っています。もし恨みで人の命を奪えるなら、確実にジャコブを〇せそうな雰囲気でした。
ネタバレ感想とおさらい
セブラン国内の現状
ゴティエ第一王子が亡くなったため、現状セブラン国内は不安定な状況です。
まず王位継承権についてはゴティエの息子・アルベルとジャコブが争う形になり、貴族たちはどちらに付くべきか品定めしています。
順当にいけばアルベルが王位継承者になるはずですが彼はまだ幼く、逆にジャコブは活発に政治活動をしているため早くも天秤にかける貴族が多いようです。
今までゴティエ派だった貴族たちも、状況次第ではあっさり手のひらを返してジャコブ派になるかもしれません。嫌な世の中ですね。
セブラン国王の現状
国内がこんな状況なので、本来ならセブラン国王がしっかり貴族たちをまとめるべきです。
しかし国王は息子を失ったショックのあまり寝込み、オデリー王女以外には誰とも会おうとしません。
ちなみにザカリーが謁見に行ったときも断られました。トップがこんな状況だとますます国内が混乱しそうですね。
ありがとうございます。楽しく読ませていただいております。
ジャコブ…彼の深い闇的な存在のお陰で、ビアンカやザカリーが光輝くのはわかるんですけど。ビアンカが辛い思いをするのは見たくないなぁ。
東東さんコメントありがとうございます!返信が遅くなり申し訳ありません。
お気持ちすごくわかります。悪役は必要だしヒロインはある程度苦しむからこそストーリー的に面白くなるんでしょうけど、やっぱりそう思っちゃいますよね。ビアンカは可愛いから尚更です。