マンガ版『悪女は砂時計をひっくり返す』の外伝16/120話のネタバレと感想です。
リッペと会話をしたことで、アリアは彼女の本音を知りました。そして我が子がこれ以上不安にならないよう慰めますが、その後リッペはどうなったのでしょうか？
ストーリーの続きを簡単にまとめました。
目次
アリアと会話をして以来、リッペは前向きになる
リッペは母を信じることにした
アリアと会話をしたことで、リッペは以前よりも元気になります。今まで1人で悩んできましたが、アリアはきっとブリスを見捨てないだろう思ったのです。
それにいざとなれば強制的にブリスを未来に連れて帰ればいいので、今はやりたいことを全てやって楽しめばいい。リッペはそう思えるようになりました。
祭りの前日、アリアと双子は会場の様子を見に行く
双子を連れて会場に行くことに
その日、アリアが祭りの最終点検をするため現地に向かうことになったので、双子も一緒に付いて行きます。
といっても今日会場に行ったところで、見るものはありません。それでもブリスは母親と少しでも一緒にいたいので、自分も行きたいと駄々をこねたのです。
またリッペはこの時、迷惑をかけてはいけないとブリスに注意しますがーーー表情を見れば、彼女も会場に行きたいと思っているのは一目瞭然でした。
ブリスの容態が悪化する
お祭りの会場に到着すると、アリアは仕事に取り掛かります。
しかしその背後で、ブリスは少し歩いただけなのに汗だくになっていました。そんな姉の姿を見たリッペは、体力が尽きたのだろうと思い帰るよう言いますが、ブリスは平気だと言って聞きません。
さらにブリスは屋台で売っていた串焼きを食べたがり、それをアリアに買ってもらうと大喜びしますがーーー
結局のところ、ブリスはその場で気絶してしまうのでした。
ティアランから”何でも治してくれる湖”のはなしを聞く
倒れたブリスを王宮に連れ帰る
アリアはすぐにブリスを王宮に連れて帰ると、ベッドで休ませます。
なおリッペは夜遅くまでブリスを見守っていて、アリアが声をかけるまでブリスの傍をはなれませんでした。
ティアランから重要な情報を得るが…
気丈に振る舞いながら、部屋を出行くリッペ。そんな娘の姿を見て、アリアは痛ましい顔をしますがーーー
その時、専属侍女・ティアランが急にそわそわしながら『何でも治してくれる湖』の話をしはじめました。
その話を聞いたアリアは、ティアランにもっと詳しく説明するよう言います。
しかしティアランによれば、湖のことは村の秘密なので外部の人間には話せないそう。そのため彼女は必死に頭を下げてアリアに謝罪します。
とはいえアリアが引き下がるはずもなく、冷たい表情で「湖の秘密を教えないなら、あなたの首をはねるわよ」と言い出します。そして怯える彼女に選択を迫りますがーーー
このときアリアは自分の行動に違和感を覚えました。足りなかったパズルのピースが運命のように現れたのに、なぜか全く嬉しくないのです。
それどころか、この運命は本当に私が選択したのかしら？と疑問を感じるのでした。
悪女は砂時計をひっくり返す｜外伝16・120話のネタバレおよび解説
外伝16/120話のネタバレと解説
外伝16のラストで、ティアランが奇妙な言動をしていましたね。
彼女は突然そわそわして、急に『何でも治せる泉』の話をしはじめます。この話は村だけの秘密なので外部に漏らしてはいけないのに喋ってしまい、おまけに彼女自身も、自分がなぜそんな話をしたのか理解していないようです。
そして一方、アリアもまた自分の行動に疑問を感じています。
アリアからすれば良いタイミングでティアランから話を聞けたのに、なぜかちっとも嬉しくないのです。むしろ「この選択は本当に自分の選択なのだろうか？」とすら思っていました。
なにやら違和感を感じるシーンですよね。2人とも、まるで何かに操られたかのように動いています。
このシーンについての考察ですが、彼女たちは『運命』によって都合よく動かされているのかなと思います。
自分の意志によって動いているつもりが、運命という抗えない存在に操られていたのです。
さらにこのシーンでは、アリアの首に『目には見えない鎖』が巻きつけられています。つまり誰もが運命に縛られていて、どれだけ抗っても運命から逃れることはできない…という意味なのでしょう。
いろいろ解釈できそうですが、管理人はそう捉えました。
考察｜アースは幼少期の記憶を思い出した
外伝16の中盤辺りで、ブリスが串焼きを食べがるシーンがありますよね？このシーンで彼女は、かなり気になるセリフを言っていました。
そのセリフがこちら↓
アリア「お腹が空いてたの？」
ブリス「ううん、お母様が···。 串焼きが好きだって聞いて気になったよ！！
アリア「あなたのお母様が？」
ブリス「お父様、お母様は幼い頃、串焼きが好きでたくさん食べたって。
アリア（私がいつ…？）
ブリス「あ、そうだ。これ…お母様が思い出すまで秘密だって言われたのに…」
本編中は、アリアもアースも幼少期に出会ったことを忘れていました。だからアリアは、幼少期に串焼きをアースに買ってもらった時のこと覚えていません。
しかしブリスの話を聞くと、アースだけが当時の記憶を思い出したのだと分かりますね。
けれどそれをアリアには言わず、彼女が思い出すまで秘密にしているようです。
