マンガ版『悪女は砂時計をひっくり返す』の95話のネタバレと感想です。
前回のラストで、アリアは自分が貴族の血を引いていることをミエールに明かしました。またアリアは『ミエールにぴったりのお茶』があると言いますがーー
いったい何を企んでいるのでしょうか?
目次
ミエールに”ぴったりのお茶”とは?アリアの次なる作戦
アリアが勧めたお茶

アリアの言う『ミエールにぴったりのお茶』とは毒入り茶のこと。
以前アリアに毒を盛った時のように、アニーにも毒入り茶を飲ませればいい。アリアはそう言って微笑みながらミエールを惑わします。
「昔のことだから忘れたの?以前、ベリーを利用して…私に毒入り茶を飲ませたじゃないの?」
その言葉を聞いたミエールは冷や汗をたらしながら、それは自分ではなくエマが勝手にやったことだと言い訳します。
するとアリアはそうね…と頷き、ミエールを優しく抱きしめました。
「かわいそうなミエール。周りの人のせいで嫌われて、どんなに大変だったかしら」
悪いのはエマであり、直接手を出していないミエールに非はない。あなたは何も悪くない。アリアは優しい口調で、ひたすらミエールを慰めます。


毒草・ヤナギランの効力
「アニーに復讐したいなら言ってね。あなたが望むなら助けてあげる」
ミエールはその提案に心が揺れている様子。けれど幼少期から、乳母のエマに「卑しい者の相手をしてはいけない」と言い聞かされていたので、半分は平民の血が流れているアリアの手を取っていいのか分かりません。
それに毒草は危険なものなので、ミエールは戸惑います。
するとアリアは妹の心境を察したのか、抱きしめていた体を離すとニコリと笑って言いました。
アリア曰く、その毒は「ヤナギラン」という危険性の少ない花だそう。
入れすぎると毒になるけれど、適量なら腹痛になるくらいの弱い毒なのです。その話を聞いたミエールは、腹痛程度かとガッカリしますが…
しかし、その苦痛を毎回感じるとしたら話は別。
お茶を飲んだり食事をしたりするたびに腹痛に悩まされれば、段々と何かを食べることが怖くなるでしょう。また病気ではないかと心配するだろうし、食事がとれないので衰弱してストレスも溜まりーーー
「やがてヒステリーを起こすようになれば、周囲の人はアニーをどう思うかしら?」
「…その時は、誰もがアニーはおかしいと思うはずです」
アリアが質問すると、ミエールはすぐに“正解”を答えます。
というのも転生前、ミエールはこの方法でアリアを悪女に仕立て上げたのです。だからこそ、アリアの言わんとすることを即座に理解しました。
ミエールの出した結論
結局のところ、ミエールはヤナギランを使うことにします。エマがいない今、ミエールは自分で直接動くしかありませんから。
逃げもせずにいつも愚かな行動ばかりする義妹に、アリアは心の中で感謝しながらヤナギランの入手方法について説明します。
するとその最中に、ミエールは突然クスクスと笑い出しました。
「ああ、ごめんなさいお姉様。アニーが理由も分からずにお腹を壊している姿を想像すると、つい笑ってしまって…」
無邪気に笑うミエール。その悪女らしい姿を見て、アリアは久しぶりに驚きました。


アカデミーの生徒が皇室の官僚に推薦される
推薦された生徒の中には…
アニーに毒入り茶を呑ませるには、まずお茶会を開かなければなりません。
そこでアリアはアニーをお茶会に誘い、ミエールにはお茶会の準備をするよう指示してから外出しました。

アリアはボブーン男爵の店を訪ねると、アカデミーの生徒について話をします。
ボブーン男爵によれば、皇室の下級官僚としてアカデミーの学生を雇いたいという話が出ているそう。
そのため男爵は成績優秀で品行方正な生徒を厳選して、その履歴書をアリアに見せました。
その推薦者の中にはジェシーの恋人・ハンスもいたので、アリアは『これほど立派に成長したのならジェシーの結婚相手として十分ね…』と納得するのでした。
ミエール視点|ヤナギランを入手した後、さっそく毒入り茶を作る
毒入り茶をつくる
その頃ミエールは、入手したヤナギランを使って毒入り茶を作っていました。
「薬として使う場合、スプーンに半分だと言っていたから…スプーン1杯くらいなら腹を壊すかしら?少なすぎるかしら?もう少し入れても大丈夫よね。もう少しだけ…」
そう言いながら、ミエールはアニー用のカップに適量以上の毒を入れます。
そしてティーカップいっぱいに入った毒を見ると、困り顔をしました。というのも大量の毒を入れたので、アニーが警戒して飲まないかもしれないと思ったのです。
(いっそのこと、ティーカップではなくティーポット本体に毒を入れようかしら…でもアリアお姉様も飲むからダメよね···)
ティーポットに毒を入れれば、当然ながらアニーだけでなくアリアも毒入り茶を飲むことになります。そのため彼女はどうしようかと呟きますがーー
「あぁ…いけないわ…こんな事をしてばいけないのに…·」
言葉とは裏腹に、ミエールはティーポット本体に毒を注ぎます。
またこの時、彼女の口元には笑みが浮かんでいました。
『悪女は砂時計をひっくり返す』95話のネタバレと感想
95話のネタバレ感想①ラストについて

皆さん、これがミエールの本質ですよ。
アニーに嫌がらせをするため、アリアにまで毒入り茶を飲ませる算段のようです。
こんな事をしてはダメだわ…と言いながら、彼女は嬉々としてティーポットに毒を入れました。
あれほどアリアに世話になったのに使い捨てる気満々。さすが本作屈指の悪女ですね。まあ実父を突き落した時点でお察しですが…
改めて、ミエールが人の命を何とも思っていないことがわかりました。鬼畜の所業。
95話のネタバレ感想②今回のホラーシーン
ミエールが「ヤナギランはどこにあるのですか?」と質問するシーンですが、この時、ミエールは普段と全く変わらぬ顔をしています。
毒薬を使う話をしているのに、その顔に浮かべているのは本当にあどけない顔でした。言いようのない怖さがありますね。
個人的に95話はここが見所な気がします。とりあえず管理人はゾッとしました。