ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の32話~33話ネタバレ感想です。
前回のラストで、オスカーとの再会を果たしたアリア。しかし、彼は悲しげな表情をするだけで返事をしてくれませんでした。
アリアは今後どうなるのでしょうか?感想を交えつつ、ストーリーを紹介します。
32話のネタバレ
オスカーとの再会
オスカーと再会したアリアは、彼の胸へと飛び込みます。しかし途中で砂時計を使用したため疲労し、そのまま眠ってしまいました。
泣き顔のまま眠るアリアを、ひどく心配するオスカー。
この大きな屋敷で誰にも頼れず、こっそり自分に会いに来るほど寂しかったのだろう…そう考えながら、アリアを横抱きにしてベッドまで運びました。
そして何も告げず、馬車に乗って自宅へと帰還します。
翌朝、アリアは自己嫌悪に陥る
翌日の朝。
アリアは自分のしたことを思い出して、恥ずかしさと自己嫌悪でパニックになりました。
頭を抱え、ガックリと肩を落とします。
そしてアリアが寝巻のまま、外を眺めていたとき。
侍女のアニーが意気揚々としながら、イシースの誕生日パーティーで起こったことを説明します。
- イシースの誕生日パーティーに皇太子が現れ、言及されたミエールは泣いてしまった
- オスカーからミエール宛に贈られたプレゼントは、全てイシースが準備したもの。
アリアはこれらの情報を聞いたことで、オスカーが疎遠になった理由に気づきます。
全てイシースが仕組んだことであり、オスカーに嫌われたワケではありません。イシースの攻略も、今から始めれば良いのです。
その事実に気づき、いつもの気力を取り戻すアリア。そしてジェシーとアニーに命じて、街に向かう準備をしました。
砂時計の副作用
馬車の中で、アリアは”砂時計の副作用”について考えました。
というのも砂時計を使うたびに、体が成長している気がするのです。
時間を動かすという性質上、寿命と関係している可能性もあります。だからアリアは、本当に必要なときだけ砂時計を使おうと心に決めます。
アリアの資金調達
アリアは侍女2人を連れてブティックに行き、ドレスを新調。その後はアニーの要望により、高級カフェで食事を取ります。
カフェで食事をしながら、アリアは市民向け新聞を読みます。その新聞には、某貴族が贅沢品の販売ルートを独占したというニュースが記載されていました。
記事を読んだアリアは、この事件を利用して一儲けできないだろうかと考えます。イシースに対抗するには、財産が必要ですから。
そして考えた結果、砂時計を使ってカジノで稼ぐ方法を思いつきます。
33話のネタバレ
カフェで偶然(?)にもアースと再会
アリアと侍女たちが、カフェで食事をしている時。そこにチューリップの花束を持ったアースが登場します。
予期せぬ人物に、驚くアリア。傍にいたジェシーも警戒しますが…しかし彼は気にした様子もなく、一緒にお茶でもどうかと提案します。
確かに前回(お祭りで爆破事件が起こった時)、アリアは助けてもらったのに礼もせず別れてしまいました。
そのため侍女2人を別のテーブルに移動させ、アースと一対一でお茶をすることにします。侍女2人は心配そうにしつつも、仕方がなく席を離れました。
アリアとアースの会話
アースが着席すると、アリアはお茶を飲みながら「見ず知らずの人と何度も会いたくない」と言います。その言葉に、彼は”偶然”見かけただけだと答えますが…
彼が持ってきた花束は、皇居付近の花屋でしか販売されていない高級なチューリップ。
ここからは距離があるため、すぐに購入して持ってくるなど不可能。偶然なワケがないのです。
そのためアリアは「彼に尾行されたのだろう」と考えます。
花束は今買ってきたものではなく、尾行を隠すために予め準備していたものでしょう。アリアは怪訝な顔で、アースを見ました。
が、しかし。
何を聞いても、アースは笑ってはぐらかすだけ。おまけに彼は、面白がるような目をしていました。
さらにアリアは、彼にカマをかけられて自身の情報を漏らすなどの失敗もしてしまいます。
集会への誘いに、アリアは期待するが…
アースに翻弄され、頭を抱えるアリア。
すると彼は「私が主催する小さな集会に参加してほしい」とアリアに手を差し伸べます
その集会は、社会・政治・経済などの知識を共有するための場所。女性への偏見もないため、聡明なアリアにぜひ参加してほしいと申し出たのです。
集会への誘いを受け、アリアは目を輝かせます。
将来的に必要な知識ですし、女性はそのような情報を得ることすら困難ですから。アリアとしては、願ってもない話ですが…
しかし彼の正体がわからないため、承諾すべきか悩みます。
その葛藤に気づいたアースは、返事は後でいいから検討してほしいと言い、去っていきました。
屋敷に戻ると、そこにはフィノが
アリアが屋敷に戻ると、そこにはフィノがいました。
彼は花束を2つ抱えており、ユリの花束をミエールに。そしてチューリップの花束をアリアに渡しました。
喜ぶミエールとは真逆に、つまらなそうな顔で花束を受け取るアリアですが…
”この花は御主人様の庭園で育てた花です”と言われて、顔をあげました。
『悪女は砂時計をひっくり返す』32~33話の感想
32話の感想①砂時計により寿命が短くなる?
今回、砂時計の副作用について描写がありましたね。
砂時計を使うと長時間の睡眠が必要になり、さらに体も成長するようです。
しかもメイドの会話によると、アリアは急に身長が伸びたよう。しかもドレスは全てサイズが合わなくなっていました。
ということは。
アリアの体は急激に成長してしまい、実年齢よりも身体年齢の方がずっと高いという状況なのでしょう。例えば、20歳にして30歳の外見になるみたいな感じですね。
そうなれば寿命も縮むはずなので、体に大きな負荷がかかり睡眠時間が増えるのかもしれません。
もしこの仮説があっていれば、砂時計はとても危険な代物でしょう。使いすぎれば、若くして老衰…なんてケースも考えられます。
32話の感想②
ついにアリアが、資金調達に乗り出しました。
彼女なら事業をはじめても上手くいきそうですが、準備金がないのでカジノで一攫千金を狙うようです。砂時計を使えば、大金を集めることもカンタンだと思いますが…
ただ、砂時計の副作用がちょっと心配ですね。
32話で「砂時計の副作用が強くなっている」というセリフがあったので、資金調達の最中にアリアが倒れないか心配です。
33話の感想
ストーリーを素直に読み解くなら、アリアは集会への参加をきっかけに政治にも関与する…という流れになりそうですね。
彼女なら、かなり的を得た意見を出せるでしょうから。周囲の男性からも一目置かれるはずです。
というか、この流れで集会に不参加…というのは流石に無いでしょう。まず参加するはずです。
アリアが参加して、そこでどんな活躍をするのか楽しみですね!