ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の30話~31話ネタバレ感想です。
イシースの登場により、アリアは形勢不利になります。オスカーからも別れを告げられ、一人悲しみますが…この先、どうなるのでしょうか?
感想を交えつつ、ストーリーを紹介します。
30話のネタバレ
イシースの誕生日には、ミエールだけ招待される
今日はプレデリック嬢・イシースの誕生日。彼女の屋敷では盛大なパーティーが開かれ、ミエールも招待されました。
プレデリック家は強大な権力を持つ一族なので、そこに招待されたミエールは今後、大きな勢力を作るでしょう。
一方、アリアは招待されていないため自室で本を読んで過ごします。その顔には怒りも悲しみもなく、どこか諦めたような表情でした。
侍女のジェシーとアニーは、そんなアリアを見て心配します。
プレデリック嬢の誕生日パーティーは、たくさんの貴族を集めて盛大にお祝いされました。
ミエールだけでなくオスカーも参加していたため、イシースを交えて3人で会話を楽しみますが…
そこに「皇太子が祝いに来た」と執事から連絡が入ります。
皇太子の来訪に、驚く貴族たち。イシースと皇太子は婚約するという噂があったため、不思議に思う人はいませんでしたが…
当事者のイシースは、冷や汗を流していました。
というのも、婚約の噂はウソだから。王室に圧力をかけるための作り話であって、2人は特別な間柄ではありません。
皇太子の登場
金のマントを羽織り、颯爽とあらわれた皇太子。
その場にいた全貴族が、皇太子におじぎをします。もちろんミエールとオスカーも、頭を下げました。
皇太子はイシースに誕生日祝いの言葉を伝えると、ミエールの前に立ちました。
そして得意げな顔で「背が父んだか?」だの「僕のことが気になっていただろう」だのペラペラ喋りますが…
ミエールは頭を下げたまま、何のことかと混乱します。
それもそのはずで、皇太子はアリアのことをミエールだと勘違いしていたのです。
そのため、目の前にいるミエールをアリアだと思って話しかけます。
その様子を見て、イシースや貴族たちは「2人はどのような関係なのか」と不思議そうな顔をしました。
そして、ミエールが顔を上げた時。
皇太子は目を見開き、驚いた顔で「君は…誰だ?」と呟きます。
皇太子もミエールも、どちらも困惑していました。
31話のネタバレ
皇太子、人違いに気づく
皇太子を目の前にして、ミエールは怯えながら体を震わせます。
そして人違いに気づいた皇太子は、踵を返してさっさと帰ってしまいました。
そもそも彼が会場に来たのはアリアに会うため。しかし人違いだったので、これ以上は滞在する意味が無いのです。
しかし、周囲はそれを知らないため大混乱。
イシースは「殿下と何があったの!?」と詰問するものの、ミエール本人は泣きながら「わからない」と首を振ります。皇太子とは初対面なので、心当たりすらありません。
その後。
イシースは場を収束させるため、オスカーにミエールの介抱を頼みます。
そして動揺する貴族たちの前で、ジョークを言って会場を盛り上げました。さらに彼女は、使用人に命じてミエールと皇太子の関係も調査させます。
侍女2人は、アリアを元気づける
アリアを慰めるため、ジェシーとアニーは豪華な食事を用意します。侍女たちの気遣いにより、落ち込んでいたアリアは元気を取り戻しました。
どれだけ大変でも、食事が美味しいことに変わりません。冷静に考えれば解決策があるはずだと、前向きに考えることにしたのです。
が、しかし。
帰宅したミエールを見て、アリアは再びショックを受けます。
ミエールはオスカーに介抱されながら馬車を降り、父親もオロオロと心配しています。さらにオスカーは、数メートル先に立っているアリアを一度も見なかったのです。
アリアは自室に戻り、ベッドで泣き崩れました。
・・・
深夜に目を覚ましたアリアは、部屋着のまま廊下に出ます。するとガラス越しに、ベランダで休憩するオスカーの姿を見つけます。
そこでアリアは、すぐさま彼の元へと向かいました。
オスカーとアリアの逢瀬
オスカーを見た途端、アリアの瞳から涙がこぼれます。そして泣きながら「私を無視しないで…」と言って、オスカーの胸に飛び込みますが…
彼はただ辛そうな表情で、腕をだらんと垂らしたまま。アリアを抱きしめ返してはくれませんでした。
『悪女は砂時計をひっくり返す』30~31話の感想
ストーリー解説
30~31話では、皇太子(アース)の勘違いが発覚します。
皇太子は今まで、アリア=ミエールだと勘違いしていました。つまり、フィノ経由でミエールに贈られたプレゼントは、本来ならアリアが受け取るはずだったのです。
だから皇太子は、お祭りでアリアと遭遇したときに「服が質素すぎないか?」みたいなセリフを言っていたワケですね。
30話の感想
管理人、30話で爆笑しました。
アースが勘違いして、一方的に「ミエール久しぶり!」みたいに話しかけるので…もう笑っちゃいましたね。
そして最後のシーンで、勘違いに気づいたアースが「え?誰?」ってなるのも良かったです。
彼はかなり困惑していますが、一番の被害者はミエールでしょう。一方的に勘違いされて、話しかけられて、顔合わせたら「誰?」と聞かれたワケですから。しかも相手は皇太子。
この件に関しては、ミエールは完全に被害者ですね。
笑っちゃいけないシーンなのですが、ずっとニヤニヤしながら読んでました。
31話の感想
30話で爆笑してたら、31話で泣きそうになりました…
アリアとオスカーが再開したとき、アリアはなぜ自分が泣いてるのか理解できなかった様です。今まで平然と振る舞っていましたが、状況的に怖くて仕方がなかったのでしょう。
なにせ前世と同じように、また処刑されるかもしれないのですから。
本人さえ気づかないうちに、心のどこかでオスカーを頼っていたのかもしれません。
そして心の中で「私を助けてオスカー!」と叫びながら彼に抱きつくものの、オスカーは悲痛そうな顔をするだけ。
彼はアリアを好いているものの、立場上どうすることもできないので辛いのかなと思います。