漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。121話・122話について紹介しています。
ついにエリーゼとリンデンの婚約式が行われます。これから困難はあるでしょうが、とても幸せそうな2人。その様子を見て、陛下も顔を綻ばせますがーーー再び、事件が発生します。
121話の概要|エリーゼとリンデンの婚約式
陛下の来訪
婚約式まであと数時間。そんな時、エリーゼとリンデンのいる控室に皇帝陛下が訪れます。陛下は嬉しそうに、お嫁さんの顔を見たくなったと言いました。
エリーゼは陛下を心配して、体調は大丈夫なのかとあれこれ心配しますが…
陛下は、今日だけは他のことなど心配せずにリンデンのことだけ気遣ってやってほしいと答えます。その言葉にエリーゼは笑顔で答えますが、内心ではやはり皇帝の体調を心配していました。
大聖堂で婚約式が行われる
大聖堂で、エリーゼとリンデンの婚約式が行われます。
2人が手を繋いで入場すると、客席の貴族たちは拍手を送りました。客席にはミハイル・ユリエン・グレアムたちもいて、みんな笑顔で祝福してくれます。
新婦からも祝福を受け、順調に進んでいく儀式。そして陛下が杯を飲み終えると、どれだけこの日を待ち望んだだろうかと嬉しそうに話しますが…
その時、陛下が急に倒れます。目は見開いた状態で、口からは血が零れていました。
122話の概要|倒れる陛下にすぐさま処置をする
皇帝は心臓マヒを起こす
急に倒れ、吐血する陛下。リンデンは真っ青になって絶句し、貴族たちは動揺。そんな中、エリーゼは冷静に脈拍を確認しました。
陛下に脈はなく、原因不明の心臓マヒを起こしたようです。
確かに体調は悪かったものの、このように突然の心臓まひを起こす病気ではありません。
エリーゼは駆け付けた医師たちに強心剤の投与を指示し、陛下に心臓マッサージを行いました。
陛下は一命を取り留めるが…
すぐさま処置をしたおかげで、陛下は一命を取り留めました。
しかし突然の心臓まひが発生したとなれば、いつ再発するかもわかりません。さらに陛下は、深刻なショック状態に陥っています。
すぐさま陛下の体を回復させるため、エリーゼは皇室十字病院への移送を指示しました。
リンデンが近衛兵に連行される
陛下が移送された後、貴族たちは今後どうなるのかとザワつきました。
健康状態が良くないのは周知の事実でしたが、なぜ突然倒れてしまったのか。急に病状が悪化したのか。それとも酒に問題があったのか…疑問がうずまき、不安ばかりが残る状態です。
さらにリンデンは、容疑者として近衛兵に連れて行かれます。
ミハイルとアムセル侯爵
婚約式が中断され、参加者たちが解散した後。チャイルド家の一室にて、ミハイルは叔父のアムセル侯爵に尋ねます。叔父さんが何かしたわけではないですよね?と。
アムセル侯爵はもちろん否定します。恐らく、何かが病気と関連して心臓マヒに繋がったのでしょうと答えました。
同時に、アムセル侯爵はこの機に乗じてリンデンを廃位させるべきだとも言います。
心臓マヒとなれば、陛下は明日にでも崩御するかもしれません。さらにリンデンは現在、毒殺の容疑者として捉えられています。彼が無罪を証明するには、心臓マヒの原因を明らかにする必要がありますが…
ほとんどの場合、急性の心臓まひは原因不明。つまり、今回の事件を口実にリンデンを廃位させれば、ミハイルが即位できるのです。
ミハイルはその言葉を聞き、無言になります。しかし母親のことを考え、アムセル侯爵の計画に賛成しました。
アムセル侯爵の根回しにより、街中にはリンデン王子が陛下を毒殺したという噂が飛び交います。さらに新聞にも、ゴシップニュースとして取り上げられました。
ゴシップというのは恐ろしいもので、根拠のない噂が一斉に広がってしまいます。
外科医エリーゼ|今回のネタバレあり感想
ネタバレ感想|どう考えても冤罪
まずい展開になりましたね。どう考えてもリンデンは犯人じゃありませんし、そもそも毒殺するメリットがありませんが…しかし状況的に、近衛兵は連行せざるを得ません。
しかもアムセル侯爵のせいで、ろくでもない噂が飛び交う始末。
ゴシップって本当に怖いですね。今も昔も、そして漫画の中でさえ根拠のないニュースに一般人が振り回されています。
この状況を打破するには、エリーゼが心臓マヒの原因を解明しなければなりません。でもアムセル侯爵によると、それは難しいらしいですね。
エリーゼが原因解明できるかどうかで、リンデンの今後が決まりそうです。
というかこの展開、エリーゼがとても不憫ですね。
新婚夫婦のラブラブ生活がスタートしそうだったのに、夫(リンデン)が冤罪をかけられるって…かなり辛い状況です。まさに天国から地獄。