義家族に執着されています(原題:시월드가 내게 집착한다)は、LINE マンガで連載中の作品。主人公・ペレシャティが義家族に好かれていく過程が面白いマンガです。
そこで本記事では、原作小説のストーリーおよび結末について管理人の感想を紹介します。
主人公はなぜ回帰したのか、そして最終回はどんな展開になるのか。ストーリーの重要な部分も解説しているのでご覧ください。
目次
『義家族に執着されています』原作小説の最終回は140話
本編140話と外伝13話が描かれる
引用元:https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0002005
『義家族に執着されています』の原作小説は全153話です。
本編は140話で最終回を迎えますが、外伝が13話あるので合計153話となります。
原作小説はどこで読める?
『義家族に執着されています』の原作小説は、韓国版の『NAVER』にて閲覧できます。ただし韓国語表記なので、読むには翻訳アプリが必要です。
以下、閲覧サイトへのリンクを貼っておきます。
では基本情報をお伝えしたところで、次章からは原作小説のネタバレをしていきます。
結末のネタバレ|思いが通じ合い、テルデオと本当の夫婦になる
本編最終回のネタバレ
物語が進むにつれて、ペレシャティは義家族であるラピレオン家の人々から強い愛情を向けられるようになります。
『義家族に執着されています』マンガ版のプロローグで描かれているように、みんな彼女に執着します。
もちろん夫・テルデオも彼女のことを愛しており、原作小説の第70話で彼女への愛情を自覚し、82話では告白をしました。
そして最終的にペレシャティとテルデオは相思相愛になり、本当の夫婦になります。
本編最終回・140話のタイトルが『ハッピーウェディング』なので、内容はお察しでしょう。
ちなみに原作小説とマンガ版では設定が少し違いますが、大まかなストーリーは同じなので最終回は同じストーリーになると予想されます。
継母と義妹レイナの最後
レイナとシーフの末路
テルデオが皇帝に即位した後、ペレシャティの義妹・レイナと元恋人のシーフはすぐ彼によって処刑されました。
なおシーフはペレシャティを逆恨みしていたため、23~24話で彼女を誘拐して結婚を迫るなどろくでもない事ばかりしています。
継母の最後について
『義家族に執着されています』のシーズン1で、継母・リリアンはザハルト伯爵殺害未遂の犯人として投獄されました(62話参照)
しかし彼女が最終的にどうなったのか不明です。海外の掲示板を調べたところ、継母については情報がありませんでした。
なお前世では、やむを得ない事情があってペレシャティを裏切ったようです。
テルデオの人物像|戦争を嫌い、悲しい過去を抱えている
テルデオは戦争が嫌い
テルデオは血に飢えた戦争屋だと噂されていますが、実際は真逆であり戦争が嫌いです。マンガ版でも描写がありましたが、戦争の悲惨な光景を思い出しては胸を痛めています。
悲しすぎる生い立ち
1人目の妻はテルデオに夢中でしたが、ラピレオン家の血の呪いについて知るとすぐに離婚して二度と彼に会いに来ませんでした。
またテルデオとその兄弟は母親からモンスターだと思われていたらしく、悲しい子供時代を経験しています。
ペレシャティはなぜ蘇った?逆行した原因はドドレアだった
ドドレアの魔術により、主人公は蘇る
本作の主人公・ペレシャティは継母たちに毒を盛られて命を落とすも、目覚めるとなぜか過去に戻っていました。
なぜ彼女が生き返ったのかというと、第4皇女のドドレア・カスターが魔術を使ったことが原因。つまりドドレアがペレシャティを呼び戻したのです。
ドドレアはなぜペレシャティを蘇らせたのか?
第4皇女・ドドレアは体を魔女に乗っ取られています。つまり体はドドレアで中身は魔女の状態です。
しかしドドレアの魂は完全には消えておらず、彼女は魔女の隙をついて『ラピレオン家の願いを叶える呪文』を唱えました。
というのもラピレオン家と魔女の間には因縁があるため、彼らは魔女の死を望んでいるはずだと思ったのです。
しかしそれは間違いであり、ラピレオン家の人々は恨みよりも救いを望んでいました。自分たちを愛してくれる人を望み、それにより家族みんなで幸せになりたかったのです。
そしてドドレアが魔術を使った結果、ペレシャティが生き返って過去に戻ります。
なぜなら彼女こそがラピレオン家の願いを叶える存在ーーーつまり彼らを愛し、救ってくれる人だったからです。
ストーリー解説|主人公が義家族に愛された理由
主人公が愛される理由
この手のマンガでは主人公がひたすら愛されるのが定番で、本作の主人公・ペレシャティも例外なく義家族に愛されています。
ただしその理由は、彼女が優しい・美しいからという単純なものではなく、義家族の長年の夢ーーーつまり愛されて幸せになりたいという望みを叶えてくれる人だから。
言い換えればペレシャティは、ラピレオン家の全員が長年待ち望んだ存在だったのです。
- セルシア:誰かに愛されたいと願っていた
- グローリア:自分の子供たちが救われるようにと祈っていた
- フィニアス:罪のない子供たちがこれ以上傷つかないようにと願っていた
- テルデオ:自分達を怪物と見なさず、全てを知ってなお自分たちを受け入れてくれる人を望んでいた。
ゆえに彼らはペレシャティに執着し、激重感情を向けました。ただの一時的な感情で主人公を好きになったのではなく、そこには深い理由があったのです。
全体の感想|ラストは普通だが過程が美しい作品
結末はありふれている
主人公が蘇った理由については設定をひねっていますが、ストーリー全体としてはよくある韓国作品という印象。
心優しい主人公がみんなに愛されて夫は大出世し、悪役は裁かれる。韓国らしいハッピーエンド型の作品だと言えます。
とにかく過程が美しい
本作のイメージ
大げさな表現かもしれませんが『義家族に執着されています』という作品を一言で表すなら『美しい』という言葉が一番しっくりきます。
結末はありきたりですが、美しいストーリーだからこそ過程を読みたくなるし、そこに価値があるのかなと思いました。
お手本のようなヒロイン
特に主人公のペレシャティ。彼女はとても素敵な女性で、外見も内面も美しい人です。
それこそマンガ版のシーズン1で、彼女はセルフィウス(夫の養子)のために奔走したり危険を冒してまで貴族と対立したり献身的な姿を見せています。自分の行動は出しゃばりでは…と迷いながらも、子供の将来のために自分がすべき事をし続けました。
愛情深くて優しくて、それでいて自分の意見を主張できる素敵な女性ですよね。
本作の見どころ
1年後には離婚して屋敷を出ていくのに、ペレシャティは屋敷の人たち全員に優しく誠実に接しました。
そういう人だからこそ、ラピレオン家の人々はどんどんペレシャティに惹かれていきます。彼らは排他的な一族ですが本心では愛されたいと願っていたので、彼女の行動全てが嬉しかったのかもしれません。
こうして呪いに縛られ排他的だった一族が、心優しい主人公のおかげで温かさを取り戻していく。その美しい過程は、本作の見どころの1つなのかなと思います。
マンガ版は余韻が美しい
漫画版はストーリーだけでなく描写もキレイです。
特に余韻の残し方がうまい。会話なしで表情だけ書いたり、少し引いたアングルで描きつつ各場面を終わらせたり、余韻を残しつつ読者の想像を掻き立てるシーンは個人的にお気に入りです。
いつも楽しみに読ませていただいております!ふと疑問に終わったのですが、ラピレオン家の血の呪いは解けるのでしょうか?
>匿名さん
呪いが解けたかどうかは情報が無かったのですが、諸悪の根源である魔女はちゃんと討伐したので恐らく解けたと思われます。
即位したテオールってマンガ版に今まで出てますか?
>即位したテオール
すみません誤字です!皇帝に即位したのはテオールではなくテルデオです。ひどい誤字…!
ちなみに54話時点で、マンガ版にはまだ登場していません。
いつも楽しく読ませていただいてます!
テルデオは、どんな感じでペレシャティに告白したんでしょうか?
テルデオが皇帝になって前皇帝はどうなったのですか?
コメントありがとうございます!
申し訳ないのですが、台詞を丸々ネタバレすると怒られるのであえて伏せています。ご了承ください。