漫画『義家族に執着されています』の23話~24話のネタバレと感想です。
前回のラストでは、テルデオの叔父・フィニアスが実験の結果を教えてくれました。ペレシャティにはラピレオン家の毒が効かないものの、体は普通の人間と同じだそうですが・・・
謎だけが残ったこの状況で、この先どうなるのでしょうか?ストーリーの続きを見てみましょう。
23話|ペレシャティの体質を調査するため、フィニアスは首都に残る
フィニアスの出した結論
フィニアスによれば、ペレシャティの血の成分は普通の人間と同じだそう。なぜラピレオン家の毒が彼女にだけ効かないのか、現状では一切理由が分からないのです。
そのためフィニアスは、しばらく首都に留るので直接ペレシャティを診察したいと言います。
すると彼女はポカンとしながらも、その提案を承諾しました。
休暇が終わり、メイドたちが屋敷に戻る
3日後、休暇が終わってラピレオン家には使用人たちが戻ってきます。
ペレシャティの専属侍女・レベッカは休暇を存分に楽しめたらしくニコニコと笑顔を浮かべていますが、対照的にペレシャティは浮かない顔をしています。
そのためレベッカは心配して「私と祭典を見に行きませんか?」と提案しました。
しかしペレシャティはその日、友人と会う約束があったので誘いを断ります。なお結婚式以来ずっと会っていなかったせいか、ペレシャティは友人3人に質問攻めにされました。
「本当はあの平騎士とは別れた方がいいと思ってたんですよ!」
「何があろうと離婚できないよう、しっかり捕まえておくんですよ!」
「結婚生活の話、聞かせてください!」
結局のところ社交界の話は全然聞けず、分かったのは継母がよくパーティーに出席していることだけ。
とはいえ友人たちは噂を知っているはずなのに普段通りに接してくれたので、ペレシャティは感謝するのでした。
レベッカの友人に会いに行く
友人たちと会った後、ペレシャティは少し街中を見てから帰ることにします。そしてセルフィウスへのお土産として万年筆を購入すると、公園のベンチで休憩しますがーーー
その際に、テルデオのことを思い出して少し憂鬱になりました。
というのもここ最近、彼が話しかけてくれても無意識のうちに避けてしまうのです。するとその時、同行していたレベッカが心配そうな顔で聞きました。
「あの…こんなことを聞くのは失礼だと承知していますが…もしかして社交界の件でお悩みですか?」
レベッカは先ほど、友人たちとの会話がたまたま耳に入ったそう。そのためペレシャティの悩みに気付き、社交界に詳しい友人を紹介してくれると言いました。
が、しかし。
待ち合わせの場所に行っても、友人はなぜか姿を現しません。
そのためペレシャティは後日きちんと約束してから再訪問しようと考えますが、レベッカは友人を探すため1人で路地裏へと入ってしまいます。
しかも中々戻って来ないので、ペレシャティは不思議に思って彼女を追いかけるとーーーその先では、レベッカが何者かにナイフを突きつけられていました。
24話|レベッカの友人に会いに行くと、何者かに襲撃される
ペレシャティたちは誘拐される
ペレシャティたちは複数の男たちに襲われ、どこかの小屋に連れて行かれます。
護衛の騎士が応戦するも、相手が多いため1人では勝てなかったのです。
誘拐犯たちの目的
(ここはどこ?さっきの場所からそんなに離れていないようだけど…)
ペレシャティたちが連れて来られた小屋の中には、元恋人のシーフがいました。
誘拐犯たちの会話を聞いたところ、どうやらシーフが主犯であり彼の指示のもと犯行が行われたようです。
そんな中、ペレシャティはどうやってこの状況を打破しようか必死で考えますがーーーその時シーフが目の前までやって来て、冷たい瞳で言いました。
「どれだけ待ったか分かるか?会うのにどれだけ苦労したか…」
レベッカが人質に取られているため、大声を出して助けを呼ぶことすら出来ません。
さらにシーフはなぜ俺を捨てたんだと文句を言い始めたので、ペレシャティは怯えながらもハッキリと言いました。
「あなたが、結婚したら私を殺すと分かってたから」
そう指摘するも、シーフは全く悪びれません。それどころか、例えそうだとしても原因を作ったペレシャティが悪いと責任転嫁をするのです。
そして彼は傍にいた金髪碧眼の貴族男性ーーーレベッカの友人の髪をひっつかむと、彼にナイフを突き付けました。
シーフは人質を取り、結婚を迫る
その光景を見たペレシャティは「やめて!」と叫び、シーフに何が望みなのか尋ねます。
するとシーフは不気味な笑顔を浮かべて、自分と結婚すればみんなを解放すると言い出しました。
しかもシーフは神殿誓約書まで用意していて、これにサインをして提出すれば簡単に取り消すことは出来ません。とはいえ逆らうことも出来ず、ペレシャティは仕方がなく誓約書にサインをしますがーーー
その瞬間。誰かが小屋の中に突入してきて誘拐犯たちを倒し、シーフを乱暴に投げ飛ばします。
そしてペレシャティは突然現れた救世主ーーーもといテルデオを見て目を丸くしました。
『義家族に執着されています』のネタバレと感想
23話~24話のおさらい
23話を読んで思ったのですが、ペレシャティは周囲の人にかなり恵まれていますね(継母や義妹はアレですが…)
まず専属侍女のレベッカが優しい子です。ペレシャティのことを心から心配していて、わざわざ友人まで紹介しようとします。見返りを要求するシーンもないので善人なのでしょう。
そして23話で会った友人たちも良い子でした。ペレシャティの悪い評判を知っているはずなのに、普段と変わらずに接してくれます。噂のことなんて気にしないで!と思っているのが分かりますね。
こうして見ると、ペレシャティは友人選びには成功しているんですよ。恋人選びに失敗しただけで。本当になぜあんな男を選んだのか、このマンガ最大の謎です。
23話~24話のネタバレ感想
ペレシャティの危機に駆け付けるテルデオ。ものすごく格好いいですね。そして喧嘩が強い。シーフは一応騎士なのに、あっという間に仕留めました。
そして解説では省きましたが、レベッカは誘拐される時にペレシャティだけでも逃がそうと頑張りました。ものすごくいい子ですね。
また同じく誘拐されたレベッカの友人ですが、彼はシーフにいちゃもんをつけられたとき鼻で笑っていました。類は友を呼ぶのか、2人とも気が強いですね。