『義家族に執着されています』の登場人物・ドドレア第四皇女について解説しています。
ドドレアは謎めいた言動が多く、また主人公が知らない情報を知っている様子ですが一体何者なのでしょうか?
この記事では彼女の正体について解説しつつ、管理人の考察をまとめました。
義家族に執着されています|ドドレア第4皇女について
テルデオに異常な執着を持つ
第4皇女・ドドレアはテルデオに異常なほど執着しており、彼との結婚を望んでいます。
何度フラれても決してテルデオを諦めず、マンガ版4話で偽装結婚をしたときも彼のもとに駆け付けて「あなたは私だけの男よ!」と叫んでいたほど。
テルデオと自分は結ばれる運命だと本気で信じているのです。
また義家族に執着されています66話では、彼女が以前テルデオの飲み物に薬を入れて、無理やり関係を結ぼうとしたことが判明しました(ただし彼が直前で逃げたため未遂に終わりましたが)
恋する乙女と言えば聞こえは良いですが、ここまでくると狂気の沙汰でしょう。
以前は美しいお姫様だった
ドドレアは奇妙な言動が多いものの、元からこのような性格ではありません。以前は皇居の誰もが「色白で美しい性格のドドレア姫」と噂する素敵な女性でした。
しかし体が弱かった彼女は一度生死の境をさまよい、それ以降は別人のようになったのです。以下、漫画版シーズン1で判明したドドレアの情報をまとめました。
- 生まれつき体が弱く一度死にかけたが、生き返って急に元気になる
- しかし①以降、奇妙な言動をするようになった
- テルデオ曰く「昔はこんな人ではなかった」との事
- ペレシャティに呪術のような手紙を送ったことがある
- ドドレアは自身が管轄する修道院で怪しげな集会を開いている
- レイナ曰く、たまに本当の狂人のような言動をする
生死の境をさまよった後、急に別人のようになった……
勘のいい読者様は、この設定を読んでドドレアの身に何があったのか既に気づいたかと思います。そこで次の章からは、彼女の正体について解説していきます。
解説|正体と目的は?美しい姫が豹変した理由
実は〇〇に取りつかれていた
テルデオに狂気的な愛情を向けるドドレア第四皇女。しかしこれは本当の彼女の姿ではありません。
ドドレアは魔女に取りつかれていて、その魔女がテルデオを愛しているのです。
本当のドドレアは素敵な女性ですが、生まれつき体が弱かったため若くして命を落とし、その後、体を魔女に乗っ取られました。
つまり狂気的な言動もテルデオに対する異常な執着も、全て魔女が原因です。
ドドレアは魔女に抵抗するが…
ドドレアの体を乗っ取った魔女は、力を振り絞って強引に封印を解いたので不完全な状態でした。
そのためドドレアの魂は完全に消滅せず体に残っており、彼女は反撃を試みます。というのも魔女の望みを妨害するため、隙をついて魔術を使おうと考えたのです。
しかし結局のところ計画は失敗に終わり、ドドレアの体は魔女に乗っ取られたまま。ただし魔術自体は成功しており、とある理由から本作の主人公・ペレシャティが復活します。
つまりドドレアこそが主人公を蘇らせた張本人だったのです。
なお詳しい経緯については別記事『義家族に執着されています・結末について』で解説しているので、そちらをお読みください。
感想・考察|魔女に体を奪われる悲劇的な人生
悲劇のお姫様
ドドレアの正体については、ほとんどの読者が早い段階で気付いたかと思います。
初登場時から彼女はずっと狂気的で、ペレシャティに呪詛めいた手紙を送ったり怪しげな集会を開いたりと、いかにも魔女らしい行動を取っていましたから。
恐らく作者側も、ドドレア=魔女だと早々に匂わせたのでしょう。
またテルデオの台詞から彼女が『何か』に憑りつかれている線が濃厚だったので、ドドレアが魔女憑きだと推理した人は少なくないはずです。
ゆえに管理人もドドレアが本作のラスボスだろうと思っていたのですが・・・
真相を知った時、何とも言えない気持ちになりました。本当はとても素敵なお姫様なのに、体を奪われて好き放題されていたんですね。
思い返せばドドレアは、悪役の割にはキレイに描かれていました。きっと本来の彼女がステキな女性だから、作画担当者がそういう描き方をしたのかもしれませんね。
魔女の凶行をリアルタイムで見ていた?
というかドドレア姫、憑りつかれた後も魂だけ残っていたということは魔女の凶行をリアルタイムで見ていたのかも。
魔女が自分の姿で他人に酷いこと(呪詛?をしたりテルデオを性的に襲ったり)をするのを黙って見ているしか出来なかったとしたら……
随分とエグイ話ですよね。本来のドドレア姫は優しい人なので辛かったでしょうに。