漫画『義家族に執着されています』の115話～116話のネタバレと感想です。
ドドレアの手に落ちたペレシャティは、脱出を試みるも失敗して監獄に閉じ込められます。しかし絶体絶命の危機に陥ったその時、アデウスが現れて門番たちを仕留めました。
アデウスはなぜこの場に現れたのか？そして彼女はテルデオの元に帰れるのでしょうか？
115話の概要｜救世主アデウス！彼の目的とは？
地下監獄から脱出せよ
一体アデウスは何者なのか？病弱だと言っていたのは嘘だったのか？疑問はいくつも残りますが、今はこの監獄を脱出するのが先決です。
連れて来られる最中に見たところ、ここは洞窟に通じた地下監獄。通路は狭い階段1つだけ。急がないと皆で脱出するのは困難でしょう。
監獄には他のイケニエもいた
監獄の中には平民4人もいたので、ペレシャティは彼らも脱出させたいと考えます。4人は瘦せて顔色も悪いので、きっと長くこの監獄内にいるのでしょう。
しかしアデウスが平民の子供に近づくと、その子は刃物で攻撃しました。目は虚ろで、正気を保てていないようです。
なおペレシャティはこの時、子供が“呪いの足かせ”(89話参照)を着用していることに気付きます。そして彼女が足かせに触れると、すぐに外れて子供は正気を取り戻しました。
「やはりあれは……あの時、皇女の使用人が着用していた足かせで間違いなかった。解けるや否や目に焦点が戻るとは……まさかこれで洗脳したのかな？」
引用元：義家族に執着されています115話
116話の概要｜囚われた人々と脱出を試みるが？
ドドレアは用意周到だった
ペレシャティは正気に戻った平民たちを連れて脱出を試みるも、その時、地面が揺れて天井が崩れます。これは恐らくドドレアの用意した罠でしょう。
「もうここから出ても無駄だ……あの貴族の…悲鳴さえも聞こえない。こんな落とし穴まで準備しておくなんて。逃がすより、最初から殺す気だったのだろう」
引用元：義家族に執着されています116話
危機一髪
死を覚悟したその時、平民の女性がペレシャティたちを安全な場所に避難させます。というのも彼らは脱出用の穴を掘っていたのです。
とはいえ彼らによれば、この空間の先には川しか無いそう。川の水位はいつも変わるため、泳いで渡るのは困難。しかし脱出口は他にないので、ペレシャティたちは危険を覚悟で川を進むことにしました。
義家族に執着されています・今回のネタバレ感想
115話ネタバレ感想｜優しくて残酷な男
アデウスは門番を〇して血まみれになった後、自分のコートをペレシャティに着せてあげました。この男、女子供には本当に優しいですね。残酷さと優しさが矛盾なく共存しているキャラクターです。
アデウスはいろいろと汚い事をやっているけれど、こういう性格だから嫌いになれないんだよな……と実感するシーンでした。
なお余談ですが、アデウスは監獄内にいたレイモン(ペレシャティの護衛)をビンタで叩き起こしてします。女性と子供には優しいけれど、それ以外には容赦ないし荒々しい（笑
116話ネタバレ感想｜傲慢な貴族の末路
ペレシャティとアデウスの2人は、監獄の先住民4人を連れて脱出する気です。先住民は身元不明の平民ですが、2人は『助けるのが当然』と考えているようです。
しかし今回囚われた貴族男性は、そのことに猛反対しています。自分の身を守ることで精いっぱいなのに、得体の知れない人間を連れて行くなんて反対だ！という意見のようです。
また先住民の老人が「この監獄に看守たちが入ってくる時、何の音もしなかったから特殊な方法で出入りしているのかも」と助言をした時も、貴族に意見するな！と怒鳴りつけています。
酷い話ですが、この国の貴族って基本的に“こう”なのでしょう。平民の命なんて二の次で、自分が一番かわいいのかなと思います。そう考えるとペレシャティやアデウスって、本当に特異な性格をしていますよね。
ただしこの貴族、一人で監獄から出ようとして命を落としました。ちなみに死因は皇女の仕掛けたトラップ。推理系マンガでよく見る「こんな所にいられるか！私は一人で帰らせてもらうぞ！」をやって、見事にフラグを回収しています。罰が当たったのでしょう。
