『死して生きるSSS級ハンター』の54話について、ネタバレと感想を紹介します。
前回のラストで『天馬実録』の世界へと転送された孔子たち。しかしこの世界は、やがて伝染病で滅びる運命にあります。
孔子たちはこの世界を滅亡から救えるのでしょうか?管理人の感想を交えつつ、続きを簡単にまとめました。
孔子たちは『天馬実録』の世界に到着する
『天馬実録』スタート

孔子たちが転送された先では、雪が降り積もっていた。辺りには雪以外何もなく、おまけに猛吹雪で耐えがたい寒さだ。
そのため孔子・天部門主(毒蛇)・薬剤師・薬王の4人はオーラで身を守りながら雪原を進む。その最中、孔子はこの世界について考えていた。
この世界について、孔子たちは何も知らない。
いきなり伝染病が流行って天魔が亡くなり、その後まもなく他の皆も亡くなる…というストーリー以外は何もわからないのだ。
だから孔子たちは、これから突き止めなければならない。
なぜ「天馬」という人物が亡くなったのか。そして、この世を滅亡に追いやった原因は何なのか。
第一村人?を発見する
吹雪の中を進んでいくと、途中で人影を見つける。しかし奇妙なことに、その人たちは微動だにしない。おまけに彼らのいる方向からは、何の音も聞こえない。


進むにつれて、空が晴れて視界がクリアになっていく。そして孔子たちは、ようやく人影の元へと到着するがーーー
驚くことに、その人たちは全員凍っていた。
凍りついた人々
薬剤師がスキルを使って確認したところ、彼らは間違いなく人間だった。死因は感染病。しかし何の病気かはわからない。
また薬王も、スキルを使用しながら怪訝な顔で言う。
「死亡原因が全員同じだ。凍死ではない。だが病死なら、地面に横たわったまま死ぬべきなのに···」
さらに奇妙なことに、薬剤師によるとそれぞれ死亡時刻が違うらしい。ある人は2年前に、またある人は3年前に死亡しているというのだ。
そのため彼女は、誰かが意図的に死体を運んだとしか考えられないと言う。
そこで孔子もスキルを使い【人物像】を確認するがーーー
情報欄は空白になっている。唯一わかるのは【心理】の欄だけで、そこには『光』と書かれていた。恐らくこの人が死ぬ瞬間、最後に思い浮かべた言葉なのだろう。


雪原の中、いがみ合う女性と老人に遭遇する
ケンカをする謎の2人組
するとその時、どこかから言い争う声が聞こえた。
「魔道天下、今日で終わりだ!」
「ああ、通りがかりの犬はひっくり返って笑うだろうな」
孔子たちは声の聞こえる方にこっそり近づいてみる。
すると怒鳴り声をあげていたのは、筋骨隆々とした白い着物をまとう老人だった。そして彼の目の前には、黒髪をなびかせる黒い着物の女性が立っている。
木陰に隠れながら会話を盗み聞きしたところ、どうやら2人は武人であり因縁のある関係らしい。
そして言い争いはヒートアップし、2人は武器を構える。しかしその手に握られているのは、細い木の枝。お世辞にも武器には見えない。
するとその時。
2人は“何か”に気付いたらしく、急にケンカを止めて周囲を警戒しはじめた。
4人の前に〇〇〇が現れる
「急にどうしたのでしょうか…?」
「そうですね、僕もよく···」
会話を盗み聞きしていた孔子たちは、突然2人の様子が変わったため不思議に思う。
さらにこの時、背後から物音が聞こえたので振り返ってみるとーーー
背後にいたのはゾンビ軍団。
孔子たちは驚き走って逃げ出すが、ゾンビたちは容赦なく襲いかかってきた。
『天馬実録』の世界が滅んだ原因
『武を崇め、武に到達する者たちの世界!』
『ここに天魔が登場して、武力統一を図りました。天魔を中心とする魔教と、その魔教に対抗する勢力。彼らは天下をめぐって激突する…と思ったはずです』
『急にひどい伝染病さえ流行らなければ』
・・・
『天魔実録』のストーリーを思い出し、孔子はようやく理解する。
この世界が滅んだ原因である“ひどい伝染病”とは、ゾンビウイルスの事だったのだと。
『死して生きるSSS級ハンター』54話のネタバレと感想

というワケで今回からは、天馬実録編がスタートしました。
ゾンビウイルスが流行するという危険極まりない世界です。伝染病で滅んだとは聞いてましたが、まさかのバイオハザード展開。
管理人はコレラとか天然痘みたいな病気が流行ったのかな…と思っていたので、これは予想外でした。この作品、いつも良い意味で期待を裏切ってくれます。
でもこの場合、どうやって病原菌を撲滅するのでしょうね。孔子たちの世界にはゾンビウイルスなんて無いので、完全に未知の病気です。
となるとありがちですが、ゾンビを捕獲して特効薬を開発するとか?そうなると薬剤師の手腕が問われますね。