マンガ版『死して生きるSSS級ハンター』の55話について、ストーリー概要を紹介します。
孔子たちは『天魔実録』の世界に到着するも、そこはゾンビウイルスに侵された場所でした。ホラー映画のような展開ですね。
このあと一体、どうなるのでしょうか?管理人の感想を交えつつ、続きをまとめました。
目次
『天魔実録』の世界で、孔子たちはゾンビ軍団に襲われる
ゾンビたちが襲い掛かる

ゾンビに追いかけられ、孔子たちは全力で逃げる。途中でゾンビに反撃するが、ゾンビたちは首を切り落としても動き続けた。


そして一方。
老人と黒い着物の女性は、絶叫しながら逃げる孔子たちを見てひどく驚いた。ゾンビだらけの世界で、生きて動く人間が4人もいるのだから無理も無い。
「老物よ。とうとう私の目はおかしくなったようだ」
黒い着物の女が、怪訝な顔をしながら告げる。するとその時、孔子たち(とゾンビ軍団)が2人のいる方に向って走って来た。
「あなた方も早く逃げてください!あとどうせなら、どこに逃げるべきかも教えてください!!」
孔子は黒い着物の女を抱き上げると、ひたすら雪原を逃げ続けた。なお背中には薬剤師を背負っているため、女性2人を抱えながら走っている状態だ。


ゾンビからひたすら逃げるが…
ゾンビたちから逃げる最中、黒い着物の女が孔子に聞いた。
「君たちは一体どこから来たんだ?不思議な歩法を身につけているね。 ひょっとして鳥以外から来た子供たちか?」
“島”という言葉に、孔子は引っかかりを覚える。外部から来た人間を、ここではそう呼ぶのだろうか?
しかし質問に答える前に、予想外の出来事が起きた。
ゾンビたちは大きくジャンプして宙を舞い、空から襲い掛かって来たのだ。
なお黒い着物の女によれば、この大ジャンプ(?)は彼女が考えた『軽功』という技らしい。
「あれを見ろ。死んでも武功を忘れないとは、真の魔人たちだ」
彼女は得意げに説明するが、孔子からすれば意味がわからない。
「ちょっと待ってください!死んでも武功を忘れないって!?」
叫びながら質問すると、彼女はやれやれと言った顔で答える。
「はあ、部外者の子供たちは事情に疎いな。死体はキョンシーになっても武功を使う。常識ではないのか?」


さらに彼女は、自慢げに続ける。
どうやらあのゾンビたちは、彼女が率いる『魔教』の精鋭らしい。
そのため寝ている間も殺気に反応するし、死してなお軽功を繰り広げるそうだ。
ゾンビ軍団を撃退するため、孔子はある方法を思い付く
ゾンビの弱点
ゾンビたちは背後まで迫っており、天部門主は今にも追いつかれそうな状況である。
そこで女性に『ゾンビの弱点』について質問したところ、頭を粉砕するか日に当たれば動きが止まるらしい。
それを聞いた孔子は、ある方法を思い付く。
そして薬剤師と着物の女性を遠くに投げ飛ばすと、1人でゾンビ軍団の前に立ちはだかり聖剣を掲げる。
すると聖剣の輝きにより、ゾンビたちは全員気絶した。
この世界の現状
ゾンビは気絶したが、放っておけばまた動き出すだろう。そのため孔子は、今のうちにトドメを刺そうと考える。いちいち脳を破壊するのは手間だが、難しいことではない。
しかしその行動は、黒い着物の女性によって止められた。
「まず、見ず知らずの私を助けてくれたことに感謝を示さなければならない。しかし君がキョンシーを破壊しようというなら私は止めるしかない」
今襲ってきたゾンビたちは、彼女の弟子であり部下らしい。そして現在、彼女と老人の家は3年間にわたる戦争をしているそうだ。
そのため、これ以上精鋭を失うわけにはいかないのだと彼女は言う。
つまり彼らは、世界が滅亡すると知りながらも戦争を続けているのだ。
その事実を聞き、孔子は呆然とした。
『死して生きるSSS級ハンター』55話のネタバレと感想
54話のネタバレと感想

感想の前に、まず54話のおさらいから。
『天魔実録』の世界はゾンビウイルスに浸食されていて、生存者は少ないようです。多分、老人と黒い着物の女性の2人だけかと思われます。
しかも今回、戦争中だと判明しました。老人と女性の家門は、3年にわたり大戦を繰り広げているのです。あと10日で世界が滅亡するのに。
一般人からすれば、何をやってるんだという印象ですよね。しかし彼らからすれば、世界の滅亡よりも戦いの決着をつけることの方が大事なようです。
自分達が戦っている間に世界が勝手に滅んだだけ。一度始まった勝負を後回しにはできない。
これ、ものすごく怖い考え方ですよ。
でもよく考えたら、人間って昔からこういう事ばかりしている気がします。第三者からすれば異常ですが、当事者にとっては正常なのかもしれません。