『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』47話のネタバレと感想|ガブリエルがバレンタイン領に派遣される

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漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の47話のネタバレと感想です。

今回は見習い騎士・ガブリエルが帝国を出発するところからストーリーが始まります。正義感の強い彼ですが、悪名高いバレンタイン家についてどう思っているのでしょうか?

『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』ネタバレ全話はこちら

ガブリエル視点|ガルシアを出発してバレンタイン領に向かう

ガブリエルの決意

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バレンタイン家と神聖帝国・ガルシアには、代々受け継がれてきた契約があります。というのも『悪意』を浄化するために、幼い神官を修練の一環として派遣するのです。

そして今回派遣されることになった騎士見習いのガブリエルは、聖女・ベロニカに見送られながら帝国を旅立つと、馬車の中で思いをはせました。

(五年か。強くなって聖女様をすべての脅威から守ってあげたい。あなたが望むことを何でも自由に叶えられるように…)

またこの時ガブリエルは、先輩の神官から教わったことを思い出します。

というのもその神官は、バレンタイン家は悪魔崇拝者たちが集まるとても危険な場所だと言っていたのです。

だからこそガブリエルは、いつかバレンタインを殲滅しなければならないと考えていました。

白うさ
ガブリエルが思いのほか過激派だった。
ひよこ
おまけに相変わらずベロニカの外面に騙されてるし、将来が心配だね。

アリア視点|バレンタイン家に伝わる『呪い』について知る

ヴィンセントに伝承を教えてもらう

教室と書籍

アリアとヴィンセントが、デザートを食べている時のこと。

ふとした事から、バレンタイン家をむしばむ『悪意』についてヴィンセントから教えてもらうことになりました。

バレンタイン家に伝わる伝承
伝承によれば、バレンタインはかつて神の寵愛を受ける者だったそう。神はバレンタインを信頼し、そして彼に信託を下ろしました。
「救いの日が訪れたら、悪の根源である悪魔を全て殲滅せよ」と。
しかし彼は悪魔を滅ぼすどころか誘惑に負けてしまい、悪魔に魂を売って悪魔を呼び出しました。その結果、神は失望してこれ以上人間に関与しなくなったのです。
そしてバレンタインは地獄の門を開き悪魔を解放した罪で、神罰を受けたわけです。

すると話を聞いたアリアは『それは神様が悪い』と抗議します。というのも、そんな重大な任務なら人間に任せず神様がすれば良いことだと思ったのです。

さらに彼女は、神様はバレンタインの初代当主をこき使って掃除させたあと、手柄を横領して甘い蜜をすする気だったのだろう…と指摘します。

それを聞いたヴィンセントは、心底おかしそうに笑いました。

関連:聖女ベロニカと騎士ガブリエルの末路について

バレンタイン家は代々呪いに苦しんでいた

といってもヴィンセントの話はあくまで伝承です。そのため彼は、伝承から読み取れる『バレンタイン家の真実』について簡単に説明してくれました。

バレンタイン家の真相
  • バレンタインの直系血統は、代々「悪魔の悪意」を受け継いできた。
  • この悪意(または呪いとも言う)により、バレンタインは取り返しのつかないほど汚染された。
  • 怪物のように巨大な動物たち、突然変異レベルの頑丈な領地人。これらは全て汚染の産物。
  • しかしこの汚染は今のところ浄化されている。
  • 定期的に神聖力を使って悪意を浄化しているので、バレンタイン領は現状を維持できている。

本来ならバレンタイン領は、汚染されて酷い土地になるはずでした。しかし神聖帝国・ガルシアの神官が定期的に浄化しているため、問題なく人が住めているのです。

バレンタインの呪いが進行すれば結局のところガルシアの損害にもなるので、両者は共生しています。このような状況だからこそ、皇帝もバレンタイン家には手出しをできなかったのです。

バレンタイン家を救うには?

するとその時、アリアは言いました。

『なら”悪魔の悪意”とかいうのを完全に浄化すれば、呪いは終わるんだね』

しかしヴィンセントは、そんなことは不可能だと言います、

呪いが完全に浄化できるのなら、バレンタインはなぜ数百年間代々苦しんできたのか。そもそも法王ですら浄化できないのだから、他の誰かができるはずありません。

彼はそう説明しますが、それでもアリアは可能だと断言しました。セイレンである自分の歌なら、成し遂げられると考えたのです。

⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』48話のネタバレはこちら

まとめ『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』47話のネタバレと感想

47話のネタバレと感想|ガブリエルの危険思想について

ネタバレ感想

ガブリエルはとてもいい子ですが、考え方が極端ですね。悪人は滅ぼしてしまえという超過激派です。

ただしこの点については彼に問題があるワケでは無く、幼さゆえの正義感や彼の生い立ち、そしてガルシアの教育方針が問題なのかなと思いました。

ガルシアの人たちは、自分のことを特別だと思っている節があります。そもそも人間は誰だって間違うし過ちを犯すのに、彼らは「自分たちは正義!バレンタインは悪!」という刷り込み教育をしてるワケですよ。これはおかしい。

こんな事をしたら、ガブリエルのような正義感の強い子がどう育つかなんて火を見るよりも明らかです。なので彼が極端な考え方をしているのは、本人のせいよりも環境のせいなのかな…と思いました。

人が育つうえで環境って大事ですよ、本当に。孟母三遷と言いますから。

⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』48話のネタバレはこちら

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