LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。84話~85話までのストーリーを紹介します。
前回、ナビエはようやくトロビー邸から脱出しました。あの厳重な警備の中、エルギ公爵はどうやって彼女を逃がしたのでしょうか?
感想を交えながら、ストーリーの概要をまとめました。
【84話】ソビエシュは再婚を阻止するため手をつくす
ソビエシュは再婚阻止を目論む
ソビエシュはナビエの再婚を阻止すべく、大臣たちを書庫に集めて”前例”を探します。
しかし、一般法律を調べても答えが出るはずありません。なにせ皇室の婚姻について、決定権を持つのは大神官ですから。
するとその最中、大臣の一人が口を開きました。
「通常の方法では再婚を阻止できませんが、離婚を取り消した前例はあります」
離婚を取り消せば、皇后は重婚となるため再婚できないと大臣は主張しますが…
その言葉に、ソビエシュは顔を顰めます。というのも後継者が生まれていないのに離婚を取り消せば、今までの計画が全て水の泡になるから。
ソビエシュは拳を握りしめて悩むも、答えは出ません。そのため、一旦ナビエに会おうと考えますが…
いざトロビー邸に行くと、ソビエシュは予想外の事態に直面しました。
ナビエの逃走を知り、焦るソビエシュ
「ナビエが消えた!?」
ナビエの両親から報告を受けたソビエシュは、思わず叫びました。母親によれば、食事の時にはすでにナビエとハインリが姿を消していたとの事。
この時ソビエシュは、エルギ公爵が2人を逃がしたと気づきます。
そして鬼気迫った顔で、騎士たちに「皇后が逃げた!!関所に人を送って皇后らしき女を全て捕らえよ!」と命令しました。
ナビエの逃走手段
遡ること2日前。
エルギ公爵に指示されたとおり、ナビエは必要最小限の荷物だけを持って屋敷の裏口へと向かいました。そして彼の用意した馬車に乗りますが…
実はこの馬車は、座席の下が空洞(箱状)になっています。ナビエはそこに隠れていたので、騎士団に見つからなかったのです。
3人は国境の街に到着する
国境の村・ルックスに到着すると、ナビエは一旦馬車を降ります。
なおエルギ公爵が同行できるのはここまでなので、ナビエはお礼を言って彼と別れました。
・・・
その後、ハインリは目立たないよう二手に分かれて行動しようと言います。そして予め雇っておいた護衛を呼ぶと、ナビエを目的地まで案内するよう指示しました。
【85話】ナビエとハインリは東大帝国から脱出する
国境~西王国までの移動
護衛の男と一緒に、馬車で移動するナビエ。その最中、男は“皇后陛下”について語りました。
「皇后陛下の行動には賛成するよ。利己的だと言う人もいるが、それは他人事だから言えるんだ。一方的に離婚されたのに義理?くだらない」
隣にいる女性こそが皇后だと気づかず、思ったことを口にする男。一方、ナビエはうんうんと頷きながら彼の話を聞きました。
その後、何事もなくナビエは目的地に到着。
すると少し遅れて、ハインリが立派な馬を1頭連れて来ました。2人乗りで西王国に向かう算段です。
そして彼は「乗馬はお好きですか?」と言って手を差し出しーーー
数分後。
ナビエが前に乗り、ハインリが後ろから抱き着く形で乗馬しました。
立派な馬に乗り、猛スピードで街道を駆けるナビエ。するとその時、後ろに乗っているハインリが静かな事に気づきます。
「怖いのならスピードを落としましょうか?」
そう質問すると、彼は「怖い」と言ってナビエにぎゅうっと抱きつきました(ただし本当は怖がっていない)
マッケナ&近衛兵と合流
日が落ちて周囲が暗くなった頃、2人はようやくマッケナと合流します。
そこには2人が乗るための馬車と、西王国の近衛兵も並んでいますが…
近衛兵たちは皆、ナビエから視線を逸らしています。歓迎しているとは言えない表情です。
ハインリは笑顔で「王妃に初めてお会いして驚いたようです」と言うものの、そんな雰囲気ではありません。
しかしナビエは平気なフリをして、促されるまま馬車に乗りました。
(近衛兵ですらあんな様子なのに、西王国の国民や貴族たちは私をどう見るのかしら…)
馬車の中で、頭を垂れるナビエ。すると隣にいたハインリが、そっと彼女の手を包み込んで言いました。
「大丈夫ですよ。クイーンは誰にでも愛される皇后でしょう」と。
西王国に到着
そして宮廷に到着すると、そこには貴族たちが集合していました。
ハインリのエスコートを受けて馬車から降りると、ナビエは皇后らしい“慈悲深く見える微笑”を浮かべます。
すると貴族たちは深々とおじぎをし、2人を出迎えました。
【補足】シーズン2はいつから?
シーズン2の開始時期について
漫画版『再婚承認を要求します』のシーズン2は、韓国サイト様で2021年11月上旬から公開されています。
下のまとめから、シーズン2のネタバレ記事をご覧いただけます。
『再婚承認を要求します』のネタバレと感想
84話の感想①ソビエシュの暴走
古典的な方法で、トロビー邸を脱出したナビエ。エルギ公爵に感謝ですね。
それにしても騎士団の皆さん、チェックが甘すぎやしませんか…?ちゃんと調べれば、隠し扉(?)くらい見つかりそうなものですが…
そして案の定、ナビエの逃走を知ったソビエシュは激怒します。騎士たちに「ナビエらしき女性を片っ端から捕まえろ」という強引な命令を下すあたり、彼の執念が伺えますね。
というか、こんな命令をしたら絶対に後から苦情が来ますって。民間人からすれば、何もしていないのに突然捕まるワケですから。
しかもソビエシュは、ありもしない”再婚阻止”の前例を探すなどして周囲を振り回します。ナビエが初の再婚皇后なので、前例なんてあるワケないのに。
なので大臣たちは困り顔。でも彼だけが、絶対に阻止する方法があるはずだと主張していました。
84話の感想②静かにキレていた母親
84話の中盤辺りで、ソビエシュがナビエの逃走を知るシーンがありましたよね。
その報告をしたのはナビエの両親ですが、この時、ナビエの母親は怒りを押し殺しているように見えました。
父親は困ったような顔をしていますが、母親はキツめの真顔をしています。
多分、ナビエママは静かにキレてたのかなと思います。
ママ視点だと、ソビエシュは自分の娘を捨てた男ですから。貴族として皇帝には従うものの、母としては許せないのでしょう。
85話の感想|さすがハインリ
85話でナビエとハインリが乗馬するシーンがありますよね。
このシーンで登場した馬は1頭だけですが、マッケナはちゃんと馬を2頭送ってくれました。
恐らくハインリは、ナビエと同じ馬に乗りたいがためにわざと1頭しか連れて来なかったのでしょう。あざとい。さすがハインリあざとい。
ソビエシュの執着がみっともないレベルです。でもこれは文で読むより視覚で荒れっぷりが解るのでよりわかりやすいですね。
逆に原作本編だとエルギはハインリとは協力関係はあるものの目的は途中までは一緒だけど最終的な目的は違うとか書いてあるのでエルギが全面的にハインリ側とはいえないし、皇帝側につく方がメリットがあるかどうかなど思案するのがわかりやすいのに、漫画は色々省かれてるのでなんとなくわかりづらいかも。
ハインリはナビエ様に関してはあざと可愛くてアホが付くほどラブラブラブな人なのに、せめて結婚式後のいちゃいちゃぐらいまでやってから休載にしてくれないと、これだと不穏な感じのまま数か月放置になってしまうので寂しいですね。