LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。48話~49話までのストーリーをまとめて紹介します。
前回のラストで、ナビエ兄が悪巧みをしていましたね。とても不穏な雰囲気でしたが、一体何をするつもりなのでしょうか?
感想を交えて、ストーリーを紹介していきます。
『再婚承認を要求します』48話ネタバレ
その頃のハインリ
西王国では、王の死去により内部がゴタついていました。
現国王であるハインリの元にはたくさんの王妃候補が訪れ、その中の1人は先代の妻(元王妃)に対して「あなたがいると、次の王妃は居心地が悪くなるだろう」とまで言う始末。
偶然その会話を聞いたハインリは、会話に割り込んで元王妃を庇いました。
ハインリからの手紙
ナビエの元に、ハインリからの手紙が届きます。
手紙には、あなたが私の王妃だったらいいのに…と口説き文句が書かれており、さらに「戴冠式には東大帝国の使節団代表として来訪してほしい」とも綴られていました。
手紙を読んだナビエはスケジュールを確認して、スケジュールを調整してみると返事を書きます。
ラスタにまつわる噂話
ナビエが窓辺に立っていると、部屋の外でザワザワと騒ぐ声が聞こえます。
何事かと扉を開ければ、騒いでいたのはナビエの侍女たち。彼女らに話を聞くと、どうやらラスタの食事に中絶薬が混ざっていたそうです。
ラスタと赤ん坊は無事だったものの、薬は微量ながら何回も混ぜられていた様子。
その話を聞いたナビエは、私の周囲にいる人間が薬を盛ったのだろうかと心配します。
その後ナビエは、ソビエシュと会わない日々が続きました。
彼は中絶薬の件を「コシャールによる犯行だろう」と考えていたため、ナビエを避けていたのです。
ナビエへの疑惑
ラスタに薬が盛られたのは皇后のせいだ。
そう言いながら1人で食事をするソビエシュに、従者は苦言を呈しますが…
ソビエシュは、頭のいいナビエなら兄の行動くらい予想できただろうと主張します。
ソビエシュが食事を終えて部屋を出ると、そこにはナビエがいました。
ナビエが皮肉を言えば、ソビエシュは彼女の耳元で「あなたの兄の重罪を隠蔽してやっているのに」と反論します。
彼はコシャール=犯人だと決めつけており、さらにラスタに中絶薬を飲ませた犯人を調査して、コシャールが犯人だったなら謝罪しろと要求しました。
『再婚承認を要求します』49話ネタバレ
ナビエの疑問
侍女のイライザによると、ラスタの侍女と皇室コック長は全員クビになったそうです。しかし未だに、堕胎薬を盛った犯人は捕まっていないとの事。
ナビエはこの話を聞いた時、なぜソビエシュは犯人を明らかにしないのだろうかと疑問に思います。
そもそも彼は、なぜラスタの食事に堕胎薬が混ざっていたと気づいたのでしょうか?
ラスタ本人さえわからないほど微量だったなら、彼も気づかないはずです。
毒を盛った犯人は誰?
後日、ナビエとパルアン(コシャールの友人)は2人きりで食事をします。
その際にナビエは、堕胎薬の件について何か知らないか尋ねました。
パルアンは最初はぐらかしていたものの、ナビエが目を細めて見つめれば、冷や汗をタラリと流して目を瞑っていただけませんかと告げました。
それを聞いたナビエは鋭利な瞳で、兄が関わっているのかと尋ねます。
パルアンは目を反らし、決定的な証拠は絶対に見つかりませんと答えました。
薬を購入した証拠は消せませんが、他人が使用したように偽装したそうです。
パルアンの話を聞き、ナビエはため息をつきます。そして彼に、堕胎薬を使うことなど望んでいないと告げました。
ハインリから催促の手紙が届く
ハインリの戴冠式について、催促の手紙が届きます。
しかし距離や日程の関係もあるため、ナビエは戴冠式に参加できないと返事を書きました。
ナビエは真相を告げに行くが…
堕胎薬を盛ったのがコシャールだと知ったナビエは、ソビエシュの元を訪れて謝罪をします。
ソビエシュが「今回は黙っておくが次はない」と告げると、ナビエは耐えるような表情で、肝に銘じておくと答えました。
一方、ラスタも犯人に気づく
ソビエシュはラスタの自室に行き、眠っている彼女の髪にやさしく触れました。そして起こさない様にゆっくりと、膨らんだ腹に耳をあてますが…
結局、ラスタは目を覚ましてしまいます。
ラスタの体調を心配しながら、腹部をなでるソビエシュ。そんな彼を見つめながら、ラスタは薬を盛った人が誰だかわかった気がすると告げました。
その言葉に、手をビクッとさせるソビエシュ。
するとラスタは彼の手に触れながら、悲しそうな顔で「犯人が誰であれ、私たちの子供は絶対に守らなければならない」と告げました。
感想
48話の感想
ナビエ側も大変ですが、一方でハインリ側も面倒なことになっていますね。
先代の王には子供がいないため、前王妃が厄介者扱いされています。しかも、ハインリの婚約者候補であるマレーニから、面と向かって邪険にされるワケですから…
前王妃がかなり可哀想なポジションです。
でもそんな前王妃を、ハインリは庇いました。ただし庇い方に問題があり、マレーニに向かって「あなたには関係ない」と一刀両断。
これには部下も真っ青です。
マレーニは王妃候補なので、高位の貴族と思われますが…にも関わらず辛辣な言葉を吐く当たり、ハインリは怒っていたのかもしれませんね。
個人的に、ハインリは嫌いな人に対しては容赦がないイメージです。思い返せば、ラスタやソビエシュに対しても辛辣でした。
好きな子には優しくするけど、嫌いな人には遠慮しないタイプなのでしょうか。
49話の感想
結局のところ、堕胎薬を盛るように指示したのはコシャールでしたね。
その動機は、言わずもがなナビエ。生まれてきた子供がナビエを脅かすことがないよう、コシャールは薬を使って始末しようと目論んだワケですが…
兄としての愛情が、かえってナビエの立場を悪くしてしまいます。しかもソビエシュは、ナビエなら兄の犯行を止められただろうと疑っている様子。
何もかもが、ナビエにとって不利益に動いてしまいました。
ナビエ本人は耐えているのに、身内がやらかして状況が悪くなるという負のスパイラル。しかもナビエを思っての犯行なので、彼を切り捨てることもできません。
もう泥沼ですね!