LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。34話~35話までのストーリーをまとめて紹介します。
トゥアニア公爵夫人が離婚沙汰になり、ラスタは刺され、さらに第一子の懐妊…
宮廷では、大事件が連続して起こります。ナビエは今後、どのように対応するつもりなのでしょうか?
34~35話のネタバレを見ていきましょう。
『再婚承認を要求します』34話ネタバレ
トゥアニア公爵夫人の来訪
夜中、人目を忍んでナビエに会いに来たトゥアニア公爵夫人(以下、夫人)。
彼女は困り切った表情で、ランドレ子爵を助けて下さいと懇願しました。
ナビエは夫人を自室へと招き入れて、ソファに座らせて彼女に寄り添います。
すると夫人はやりきれない表情で、ぽつぽつと話しを始めました。
彼女によると、ランドレ子爵は一連の事件について裁判を受けられず、皇族の殺人未遂で死刑宣告を受けたとの事。
しかし、ランドレ子爵は誠実な青年であり、理由もなしに人を傷つけるような人ではありません。だから、せめて情状酌量の余地を与えてほしい…
夫人は、泣きながら懇願しました。
夫人の背を、ナビエは優しく撫でてやります。そして同時に、一連の事件はラスタが黒幕だろうとも打ち明けました。
真実を知るため、近いうちにランドレ子爵を訪ねる予定なので安心してほしい。
ナビエはそう告げると、涙を流す夫人にハンカチを差し出しました。
決意したトゥアニア公爵夫人
ナビエとの別れ際、トゥアニア公爵夫人はナビエから渡されたハンカチを貰いたいと言います。
そして先ほどまでとは違い、きりっとした表情で「この御恩は必ず返します」と礼を告げると、おじぎをして帰っていきました。
ランドレ子爵の話
後日、ナビエは監獄にいるランドレ子爵を訪ねます。
そして監獄に閉じ込められたランドレ子爵から、一連の事件の真相と、彼の知った情報を聞きだします。
- トゥアニア公爵夫人にまつわる噂(不義の子を産んだ云々)について調査したところ、噂を流したのはロテシュ子爵であると判明。
- ロテシュ子爵に、噂を流すよう指示したのはラスタ。
- ランドレ子爵が犯行に及んだのは、ラスタの悪行を暴露するため。
- 彼の書斎には、ラスタの悪行についてまとめた”報告書”がある。
ランドレ子爵は、自分が死刑にされると知ってなお、トゥアニア公爵夫人のことを心配していました。
そんな彼に、ナビエは「無罪にはできないが追放刑にすることはできる」と告げ、監獄を後にします。
そして後日、彼の残した”報告書”を読んだナビエは、とある作戦を立てたのです。
ナビエの計画
後日、ナビエはソビエシュの元に赴き、ランドレ子爵を追放刑にしてほしいと依頼します。
しかしソビエシュは、妊娠中のラスタを害したのだから処刑が妥当だと言って聞き入れません。
そこでナビエは「ランドレ子爵をこのまま処刑するなら、私もラスタを法的に処理する」と脅しをかけます。
『再婚承認を要求します』35話ネタバレ
ナビエ、皇帝を脅す
ソビエシュに向き合い、ナビエは淡々と告げました。
ラスタのように虚偽の情報を流布し、社交界の人事の名誉を失墜させた場合、投獄され鞭打ちの刑に処されます、と。
その言葉を聞いたソビエシュは、顔をしかめて机をガンっと叩きました。そして「あなたには同情心がないのか」とナビエを責めますが…
ナビエは動じず、同情心があるからランドレ子爵を救いたいのだと答えます。
そして同時に、何食わぬ顔で「陛下にはラスタ以外への同情心がないのですか?」と聞き返しました。
ナビエの反論を受けたソビエシュは、いかにも不承不承というように要求を受け入れます。
ナビエの計画どおり、ランドレ子爵は追放刑へと減刑されました。
ハインリからの手紙
ランドレ子爵の減刑に成功した後、ナビエは宮廷の外を歩いていました。
すると彼女の元にクイーンが訪れ、手紙を渡すとすぐに飛び去って行きました。その手紙には、次のように書かれています。
- ハインリの兄(西王国の王)の体調が悪い
- ナビエを苦しめる者たちに復讐する方法(素敵な男性を恋人にするなど)
ハインリの兄の体調が悪化したとなると、ハインリはじきに帰国することになるでしょう。そう考えると、ナビエの表情は暗くなりました。
宮廷での散歩デート
ナビエが手紙を読んでいると、そこにハインリが声を掛けます。そして2人は、雑談しながら宮廷内を散歩しました。
散歩をしているうちに日が暮れて、ナビエとハインリは2人きりになります。周囲には人の姿もありません。
すると、ハインリは真剣な表情になり「私が帰国したら、あなたは恋しがってくれますか?」と尋ねました。
その言葉に、少し驚いた表情をするナビエ。そして顔を反らすと「恋しくなると思います。とても」と答えました。
ラスタの思い
ソビエシュとラスタは、寄り添いながらソファに座っていました。これから生まれる子供のことを語る2人は、とても幸せそうな様子です。
ソビエシュは身重のラスタを気遣い、食べ物や欲しいものがあれば何でも用意すると言いますが…
彼の気遣いに、ラスタは大粒の涙を流します。
そしてソビエシュに抱き着き、大泣きしながら「陛下が思っている以上に、ラスタは陛下を愛しています」と告げました。
エルギ公爵の調査結果
後日、エルギ公爵がラスタの元を訪れます。
そして、ロテシュ子爵が育てている子供はラスタの子供で間違いないと告げました。
感想
34話感想
今回のナビエ、めちゃくちゃ男前でした。本当に格好いいと思います。
泣きながら話をする友人をしっかり慰めつつ、さらに「元から対処するつもりだったから心配するな」的なことを言うんですよ。
この時点ですでに格好いい。
しかもその後、自ら監獄に乗り込んで事件を調査。皇后なのにこの行動力。
さらにランドレ子爵と会話した時も、処刑はさせないと断言して去っていくんですよ。
めちゃくちゃ男前。ハインリが惚れるのも当然ですね。
というか、優しくて行動力があって頭がよくて頼りになって…どんだけハイスペックなんだという印象。
35話感想
ハインリについて
今回、ハインリが帰国するという話が出てきましたね。理由はお兄さんの病状悪化らしいですが…
ハインリ帰国したら、ナビエはどうなるのでしょうね。
現状、ナビエにとってクイーンが癒しで、ハインリは良き友人ポジション。もしかすると、すでに恋心を抱いているかもしれません。
しかしハインリの帰国により、癒し要素も友人も失われるワケですから…
いくらナビエが鋼のメンタルを持っていても、ダメージは大きいはずです。
読者としては不安しかない。
ナビエの胃に穴が開くんじゃないかと、嫌な意味でハラハラドキドキします。
ソビエシュについて
35話でソビエシュは、ナビエから受け取った報告書(ランドレが作成したもの)を読んでいました。
この報告書にはラスタの悪事が書かれていて、ソビエシュも頭を抱えていましたが…
けど結局、ソビエシュはラスタを大切にし続けます。普通は怒りそうなものですが、それでも身重のラスタに優しく接しました。
そのことを考えると、ソビエシュは相当、ラスタへの愛情が強いのでしょうね。
彼はラスタの境遇に同情していたこともあり、過保護になっているイメージです。「俺が守らなきゃ!」みたいな思考になっているのかなと思います。