マンガ版『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。137話~138話のストーリーを紹介します。
前回久しぶりに魔法使いの少女・エベリーが登場し、ソビエシュの計らいにより王城に住むことになりました。そして今回、ラスタのもとに”厄介な謁見者”が現れます。今後どうなるのでしょうか?
137話|ラスタ視点・謁見中に厄介な男たちが現れる
本日の謁見者
その日、謁見室に現れた男を見てラスタは動揺しました。というのも謁見に来たのは前夫のアレンで、さらにラスタが産んだ赤ん坊・アンを抱いていたからです。
そして彼は謁見時に「この子を皇后陛下に抱いてほしい」と願い出ます。
ここで断っては妙に思われるので、ラスタはしぶしぶアンを抱っこしますがーーー
その時、出産時の辛い記憶を思い出してさらに動揺します。あのときの赤ん坊みたいにアンも死んでしまったら…と不安に襲われたのです。
「ロテシュ子爵が死んだと言って渡した赤ちゃんは硬くて、冷たくて······あまりにも軽かったんだけど···この子はどうしてこんなに暖かくて柔らかいの?この子も、あの時みたいに急に死んでしまったら···!!」
引用元:結婚商売137話
平民記者・ジョアンソンの質問
次の謁見者は、平民記者のジョアンソン。ラスタは彼のことを覚えており、自分に好意的な彼ならば妙なことを言わないはずだと安心しますがーーー
その期待は裏切られ、ラスタは再び窮地に立たされます。
ジョアンソンは行方不明になった妹・デリスの情報を知りたがったのです。
まさか舌を抜いたとは言えないので、ラスタは「デリスは仕事が大変で辞職した」と嘘をつきます。
しかし仕事を辞めたなら実家に戻るはずなので彼は猛抗議し、結局はソビエシュが「この件は皇室側が徹底的に調査する」と答えて場を収めるのでした。
138話|ハインリは元王妃・クリスタの件で悩んでいた
ハインリの悩みの種
その日ハインリは、元王妃のクリスタについてナビエに相談しました。
元王妃はコンプシャの宮殿に行くのが慣例ですが、彼女はいまだ王城を出て行かないので困っているのです。
追い出そうにも兄の遺言があるため無下にできませんし、また先日彼女とハインリの浮気が噂されたため、今追い出せばさらに誤解されるでしょう。
だからこそクリスタには、自分の意思でコンプシャに行ってもらう必要がある…というのが彼の話でした。
ナビエ式・解決策
話を聞いたナビエは考えます。今後のことを考えれば、確かに力づくでクリスタを追い出すのは下策でしょう。
だからナビエは「これから方法を探しましょう」と励まします。するとハインリは笑顔になり、彼女の腕にすりよって甘えるのでした。
ラスタ視点|夫への不満は増していく
ラスタは自室にエルギ公爵を呼んで、最近ソビエシュと不仲であることを泣きながら相談します。
- ソビエシュが新しい愛人を作ろうとしている(ただし誤解)
- ラスタが侍女を罰したせいで面倒事になり、その件で厳しく怒られた(137話参照)、
するとエルギ公爵が慰めてくれたので、ラスタは彼に身を寄せて深く感謝しました。
まとめ|再婚承認を要求します・今回のネタバレと感想
137話ネタバレ感想①生々しいキャラ描写
1コマだけですが、137話では昔のラスタが描かれています。
ボロの服を着てひたすら泣いていたので、赤ん坊の亡骸を渡された直後の姿でしょう。
このシーンがやけに印象的でした。
時折こうして彼女の孤独や悲惨な過去にまつわる描写があるからこそ単純に悪女として見れなくて、生々しい人間らしさを感じるというか・・・・
たった1コマだけで情緒を乱されました。やはり『再婚承認を要求します』のキャラクターは生身の人間らしさがあって、他の作品とは一線を画している印象です。
関連:【考察】ソビエシュとラスタの運命の相手は誰だったのか?
137話ネタバレ感想②悪女になりきれない子
今回はひたすらラスタに同情するストーリーでした。
ラスタ視点だと今は自分と第二子のことだけ考えるべきなのに、目の前にアンが現れるとやはり情が沸いてしまうようです。とっくの前に腹をくくったはずなのに、悪女になりきれず人間らしさが顔を出してしまいます。
残酷な悪女になりきれたら、ラスタはもっと楽だったでしょうね。
138話ネタバレ感想|対照的な夫婦
ナビエは138話の冒頭で、ハインリから執務室をプレゼントされました。
この執務室はとても素敵なデザインで、深緑色をベースにしたおしゃれな造りになっています。彼はナビエの好みをリサーチしたうえで執務室を作成したようです。
なおこの場面のナビエは“素”で喜んでいて、かわいらしい笑みを浮かべています。この2人はどんどん夫婦仲が良くなり、また互いへの愛情や信頼感が増しているように感じますがーーー
それだけに東大帝国側のギスギス感が目立ちますね。ナビエと逆で、どんどん夫婦間の愛情と信頼が失われている印象です。