マンガ版『再婚承認を要求します』の122話のネタバレと感想です。今回がシーズン2の最終話となります。
ナビエとハインリの結婚式まであとわずか。西王国に来てからの間にいろいろな事がありましたが、結果的にナビエは強い味方を作ることに成功しましたね。
シーズン2はどのような形で終了するのでしょうか?シーズン3につながる物語を見ていきましょう。
ナビエとハインリの結婚式まであと1週間
ナビエの現状
ナビエとハインリの結婚式まであと一週間。西王国には外国の貴賓が到着しはじめます。
しかしナビエは結婚式の主人公という理由から貴賓を迎える仕事を免除されて、ゆっくりした時間を過ごすことができました。
そしてナビエが読書をしている最中、ジュベール伯爵夫人は言います。
「社交界を掌握するためにレディー・ニアンを呼んだのは、本当に英断でしたね。東大帝国にいた時の噂を否定するのではなく、自分が話題の中心に立つための武器として活用して貴族を魅了するとは…」
その言葉に、ローラも強く同意します。
なにせニアンは先日のパーティーで、一度にエスコート役を2人も引き連れて現れたのですから。みんなの注目の的でした。
また昨日はマレーニ令嬢から、花籠のお礼としてアゲラタムの鉢植えが届きました。
アゲラタムの花言葉は、信頼と秘密。
つまりマレーニ令嬢は、ナビエと秘密裏に協力するという意思表示をしたのです。
ソビエシュについて思う事
しかしこの時ナビエは、ふとソビエシュに懇願された時のこと(116話参照)を思い出します。
苦しそうに「戻ってきてくれ」と告げる彼。ナビエは自身の事情をきちんと説明したのに、なおも彼はそのような要求をしたのです。
(初の再婚皇后となった私が、2度も再婚した皇后にまでなると思ったのかしら…今さら悩んでも無駄ね)
そしてナビエは気分転換に、侍女たちを連れて散歩することにしました。
カフメン大公と再会し、彼の苦しげな姿を見てしまう
カフメン大公との再会
ナビエと侍女たちは、お弁当を用意して庭を散歩します。
するとその時、偶然にもカフメン大公に出会いました。
彼は西王国を訪問するのは初めてなので、どこまでが王妃宮の区域なのか分からず迷い込んでしまったそう。そして頬を赤らめながら言いました。
「…でも…このようにお会いできて嬉しいです」
その言葉を聞いた瞬間、ローラは彼の恋心に気付いて驚きます。そして空気を読んだ侍女たちは、ナビエとカフメン大公だけを残して一旦その場を離れるのでした。
叶わぬ恋をして、苦しみ続ける
「(恋の妙薬の)解毒に失敗したようですね」
ナビエはカフメン大公の想いを知らないため、いまだに彼の態度は薬のせいだと思い込んでいます。
しかし彼は心からナビエを愛しているので、その言葉に苦笑いをします。
そんなカフメン大公を心配して、ナビエは手を差し伸べようとしますがーーー彼は顔を真っ赤にして、その手を拒みました。
「触れないでください。あなたの手は…私を壊してしまいますから」
カフメン大公があまりに苦しそうなので、ナビエもまた悲しげな顔をします。プライドの高い彼が、なんとも哀れな姿になったものだ…と思ったのです。
そしてこの時ナビエは、解毒ができないなら同じ薬をもう一つ作って他の人を好きになってはどうかと提案しますがーーー
彼はその提案に難色を示しました。
同時に2人を愛してしまう可能性がありますし、そもそも1人を愛しただけでも辛いのに2人に増えたら耐えられないと思ったのです。
カフメン大公と〇〇の出会い
その後カフメン大公はナビエと別れて王宮に戻りますが、道中も彼女のことばかり考えてしまいます。
するとその時、偶然にも元王妃・クリスタと鉢合わせました。
122話にてシーズン2は最終話となります
シーズン3の開始時期について
122話をもって『再婚承認を要求します』のシーズン2が終了しました。作者様、そして運営の皆様お疲れさまです!
なお運営様からのメッセージを見たところ、シーズン3がはじまるまでまた期間が空くそう。
「年内には再会できるよう最善を尽くします」との事なので、シーズン3の開始まで5カ月くらいかかる可能性もありますね。
まとめ|再婚承認を要求します・ネタバレと感想
再婚承認を要求します122話のネタバレと感想
ナビエが西王国に来たときは、ハインリ以外に味方がいなくて孤立していました。おまけに元王妃のクリスタが居座っているため、国民の多くはナビエを王妃だと認めません。
しかしこのような厳しい状況からスタートしたにも関わらず、ナビエはひたすら前を向いて地盤を固めていきます。
その結果、今は信頼できる侍女を得て、また社交界を牛耳るための強力な味方を召喚できました。クリスタと張り合える戦力がそろったのです。
この状況から、ナビエがシーズン3でどのような活躍を見せてくれるのか。今から楽しみですね。
シーズン2を振り返る|ラスタ編
シーズン2が終了したので、一旦ラスタについて振り返ってみたいと思います。
ラスタはシーズン2でもいろいろと失態を犯しましたが、最も致命的なミスは何もかもを得ようとしたことでしょう。
ナビエと違い、ラスタには皇后に必要な能力が備わっていません。だから誰も彼も味方につけるなんて無理な事であり、貴族に反発されても仕方のないこと。
本編でエルギも言っていましたが、ラスタは平民か貴族のどちらを味方につけるか選ぶべきでした。そもそも彼女は両方を選べる立場ではないし、能力も経験も圧倒的に不足しているのですから。
あれもこれも欲しいなんて、そんな望みが叶うワケありません。皆に愛される皇后になど、なれるはずないのです。
でも若い頃って、それが分からないんですよね。管理人も似たようなミスをした経験があるので、ラスタを見ていると若気の至りって怖いな…と思ってしまいます。