マンガ版『悪女は砂時計をひっくり返す』の外伝6(110話)のネタバレと感想です。
アリアの専属侍女・ルビーは、手柄を得るためにブリスを処理しようと考えています。ルビーは未来でもブリスを厄介者扱いしているようですが、この先どうなるのでしょうか?
ストーリーの続きを見てみましょう。
目次
ブリス視点|アニーとルビーが激しい口論をはじめる
アニーVSルビー
ルビーは激怒し、アニーと苛烈な口喧嘩をはじめます。ブリスは最初、その様子を心配しながら見ていましたがーーー
ルビーに対して一切怯まずに言い返すアニーを見ていると、次第に胸がドキドキしてきて応援してあげたくなります。
しかしその時、ジェシーが仲裁に入りました。
「2人ともやめて!お嬢様が怖がっているでしょう!」
ブリスは怖がるどころか今まさにアニーを応援するところでした。しかしジェシーが叫ぶと同時に視線を向けられたので、ブリスは咄嗟に怖がっているフリをします。
その結果2人の喧嘩は終了し、結局のところ世話役であるジェシーがブリスの処遇を決めることになりました。
3人でお出かけ
その後ブリスは、ジェシーとアニーに連れられてブティックに行きます。というのもブリスは、皇宮で着るための服を持っていなかったのです。
・・・
ブティックに到着すると、ブリスはいろいろなドレスを試着します。その姿があまりに可愛らしいのでジェシーもアニーも狂喜乱舞し、最終的にたくさんのドレスを購入しました。
そしてすっかり仲良くなった3人は、ブティックを出た後で街を見物しながら飲食店に向かいますがーーー
そのとき偶然にも、サラが3人の近くを通りがかります。そしてアリアにそっくりな少女を見たサラは、あの子は誰だろうと不思議に思うのでした。
アリア視点|食事中、アースが浮かない顔をしていることに気付く
アースの悩み
食事中、アースは釈然としない顔をしていました。
というのもブリスの件について、本当に自分だけが真実を知っていてもいいのか悩んでいたのです。
すると真向かいに座っているアリアは彼の迷いに気付いたらしく、威圧感たっぷりの顔で「夫婦の間には隠し事はなしですよ」と脅します。
するとアースは冷や汗をたらし、観念して自身の悩みを遠回しに説明しました。
「ブリスからある話を聞いたのですが、それを秘密にしてほしいと言われて…それで言えなかったのですが、私の妻が願うなら…」
引用元:悪女は砂時計をひっくり返す外伝6
アリアは彼がブリスのことで悩んでいると知ると、無理には聞き出しませんでした。
というのもブリスを腹違いの妹だと勘違いしているので、その件をアースに打ち明けたのだろう…と考えたのです。
ブリスのことを気に掛ける
しかしこの時アリアは、アースの表情が思ったよりも深刻な事に気付きます。そのため他にも問題があるのでは…と考えました。
そして同時に、ブリスの態度を思い出して憂鬱な気持ちになります。
というのもブリスはいつも周囲に気を使っていて、子供なのに泣いて謝ることに慣れているのです。
そのことがやけに腹立たしく、幸せではない子供時代を過ごしたせいか自分と似ているように思いました。
ルビーは野心を燃やし、アリアの唯一の腹心になろうと誓う
ルビー視点
アリアからの命令を受け、ルビーはクロッシー夫人(即位式のドレスを作った女性)のもとに向かいます。
そして廊下を歩きながら、改めてアリアの腹心になろうと心に誓いました。アニーとの口論により、さらに野心を燃やしたのです。
(これからは私が…皇后陛下の傍にいる唯一の腹心になって、昔の侍女だろうが誰も私に逆らえないようにしてやる!)
引用元:悪女は砂時計をひっくり返す外伝6
サラの現在
アリアが執務室で仕事をしている最中、来客が訪問します。
「アリア~!お久しぶりです!」
柔らかな笑顔を浮かべたその人は、アリアの親友であるサラ侯爵夫人。
サラは皇立平民教育アカデミーの校長兼マナー教師として現在働いていますが、以前「アリアへの悪口は私への悪口と見なします」と言ったことから、アリアのファンとして有名でした。
『悪女は砂時計をひっくり返す』外伝6(110話)のネタバレと感想
外伝6(110話)のネタバレと感想
アニーの言論パンチについて
読者の皆様はすでにご存じかと思いますが、アニーはものすごく口喧嘩が強いです。例えるなら、ストレートな言葉をぶつけて相手を一発KOするのが得意なタイプでしょう。
『悪女は砂時計をひっくり返す』の本編でも、アリアを悪く言う人たちを毒のある言葉を吐いて黙らせていました。
そのせいか、アニーの言論パンチは聞いていてスッキリするものが多いです。だからこそブリスは外伝6の冒頭で、あの口論を見たときアニーを応援したくなったのかなと思います。
アリアはなぜブリスを気にかけるのか?
現状だとアリアは、ブリスが自分の娘だと知りません。
しかしやたらとブリスを気にかけ、また同情(というより親近感?)のようなものすら覚えています。無意識のうちに自分との繋がりを感じ取ったのかもしれませんね。