マンガ版『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。今回は110話の概要をまとめました。
クリスタの問題を抱えたまま、ナビエは今回東大帝国へと向かいます。理由はもちろんソビエシュの結婚式に参加するため。しかし道中、侍女・マスタスから思いがけぬ話を聞くことになります。
東大帝国へと向かう途中、ナビエは兄・コシャールの近況を知る
東大帝国へ出発する
ソビエシュとラスタの結婚式に出席するため、ナビエは使節団と一緒に東大帝国へと向かうことになります。
(一時は私が皇后だった場所に、他国の王妃として訪問するなんて…思ったより妙な気分ね)
そんなことを考えているうちに馬車が到着したので、ナビエは乗車しようとしますがーーーなぜかマスタスがいません。他の侍女に聞いたところ、先ほどから姿が見えないようです。
するとその時、遠くから大声で叫ぶ声が聞こえました。
「王妃殿下!」
声の主はマスタスで、彼女はものすごい勢いで走りながらナビエ達の方に向ってきます。そしてナビエの前で急停止すると大喜びで伝えました。
「殿下、お聞きになりましたか!?兄から手紙が届きました。兄も『騎士の歴訪』に参加したのですが、コシャール卿と同じ班になったそうです!!」
手紙にはコシャールの近況が書かれていた
馬車で移動する途中、マスタスは『騎士の歴訪』とコシャールの近況について教えてくれます。
マスタスによれば、彼女の兄・エイフリンからの手紙には次のように書かれていたそうです。
- 騎士の歴訪は今回も順調で、街に立ち寄るたび住民が歓待してくれる
- 特にコーシャールが人気を得ている
- 通常だと、町民から困りごとの依頼があった後で騎士が調査してから判決を下す。
- しかしコシャールの場合、調査が終わると加害者に拳が飛んでいく。
- コシャールのやり方は過激的で非常識だが、国民はむしろ痛快に思っている。
「こんなことは初めてなので、みんなコシャール卿の訪問を喜んでいます!」
大はしゃぎで話すマスタス。
一方でナビエは予想外の内容に少し戸惑いながらも、兄・コシャールが西王国の国民から好感を得ていることに安堵しました。
兄が順調に過ごしているなら、あとはナビエが上手くやればいいだけ。そしてハインリとともに元気に過ごしている姿を見せれば、両親の心配ごとも減るでしょう。
そしてこの時ナビエはひそかに、今の自分の姿をソビエシュにも見せてやりたい…と思います。
(ソビエシュにも見せたいわ。あなたがいなくても、私は十分元気に暮らしていると。ちょっと幼稚かしら?)
そう考えて、ナビエはクスッと笑いました。
馬車の中でハインリと幸せなひと時を過ごす
愛しい黄金色の鷲
その後、ナビエの乗っている馬車にハインリも乗車します。なお侍女たちは空気を読んで別の馬車へと移ったので、馬車の中にはナビエとハインリが2人きり。
そんな中、ナビエは彼のことを思いました。
(クイーンがハインリだと初めて知った時は、かなり衝撃が大きかったけれど…今はだいぶ慣れたわね)
そしてナビエは唐突に、ハインリに『クイーン』の姿に変身して欲しいと頼みます。
クイーンを抱きたいのだと言えば、ハインリは喜んで鳥に変身します。そしてナビエが彼の顔を指でなでると、彼は人間の時と同じように頬を緩めました。
そんな彼を抱き締めながら、ナビエは改めて思います。
(ああ、クイーンはクイーンのままね。鳥でありながら感情表現が豊かな、私の愛しい黄金色の鷲)
幸せをかみしめるように抱き合う1人と1匹。
しかしその時、馬車が急停車してナビエは態勢を崩します。
さらに外から「国王陛下、よろしいでしょうか?しばし外に出て下さい」と部下の声が聞こえたので、ナビエもハインリも焦りました。
『再婚承認を要求します』110話のネタバレ感想
110話ネタバレ感想|コシャールによる説得(物理)
現在コシャールは『騎士の歴訪』に参加し、あちこちで人助けをしている真っ最中です。
しかもエイフリンからの手紙によれば、コシャールは問題を物理的に解決しているそう。判決文が届く前に、悪い人を拳で殴っているのです。
これ、街の人々からすれば痛快でしょうね。
例えば悪さをするチンピラがいた場合、か弱い一般人だとやり返せないし泣き寝入りするパターンも多いはず。でもコシャールは、そんな輩を問答無用で「お前が悪い!」と拳で沈めていく。
さらにコシャールは名門貴族としての教育を受けていて頭も良いので、的確な判断を下しているはず。自分の判断に自信があるからこそ、躊躇なく拳で解決できるのです。
これは非力な一般人からすれば、ありがたい話でしょう。
というか管理人、コシャールが説得(物理)をやる瞬間をぜひリアルタイムで見てみたい。絶対に楽しい。
現状のおさらい
現状ナビエは選択を迫られています。マレーニと協力する場合、社交界の半分と親しくなれますが代償としてクリスタと敵対することになるのです。
しかしこの問題が解決する前に、東大帝国に行くことになりました。読者的には少しモヤッとした気持ちですね。