マンガ版『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。
107話では久しぶりにトゥアニア公爵が登場し、ラスタの悪事を明かします。なにせ妻と離婚することになったのも、元はと言えばラスタが原因ですから。
そしてこの話を聞いたソビエシュはどう思うのでしょうか?ストーリーの続きを見てみましょう。
離婚したのはラスタのせい?トゥアニア公爵による言い訳
トゥアニア公爵の証言
以前行われた仮面舞踏会(32話参照)にて、トゥアニア公爵がラスタと会話をしたとき。
ラスタは「とある貴族の男女が抱き合っているシーンを見た」と打ち明け、その女性は茶色のくせ毛・独特な青色の瞳・口元にほくろがある貴婦人だと言っていました。
ラスタはその女性がトゥアニア公爵夫人だとは明言していません。
しかし公爵はラスタの話を聞いて、妻が浮気をしていると誤解したのです。
その話を聞いたソビエシュは表情を曇らせます。しかし結局のところ、厳しい口調でトゥアニア公爵を突き放しました。
「結局、正確な名前を聞いたわけでもないのに勝手に勘違いして離婚をしたのだろう?」
すると彼は絶望的な顔をし、無言で執務室を出て行きました。
・・・
1人きりになると、ソビエシュは頭を抱えます。
ラスタに裏の顔があることは前々から知っていましたが、その事を他人から聞かされるのはーーやはり気分が悪かったのです。
焦るソビエシュ
さらに後日。カフメン大公が西王国に向ったと聞き、ソビエシュは顔をしかめます。
(ナビエ…どれだけ私をからかう気だ?)
そこで彼は、ラスタとの結婚式の日程を早めるようカルル侯爵に命令します。
そしてナビエが必ず結婚式に参加するよう、西王国に公式の招待状を送るように指示しました。
派手すぎるウエディングドレス
その後、ソビエシュはラスタの元を訪れます。
ちょうどラスタは結婚式用のドレスを試着している最中で、フリルとリボンが盛大にあしらわれた淡いピンク色のドレスを着ていました。
「似合いますか、陛下?」
愛らしい笑みを浮かべて質問するラスタ。
ドレスは彼女によく似あっていましたが、いかんせん派手すぎるのでソビエシュは地味なドレスに変更するようデザイナーに命令しますがーーー
その瞬間、ラスタはわっと泣き出して「このドレスを着たいです!」と懇願しました。
ぼろぼろと涙をこぼしながら、特別な日には特別な服を着たいのだと駄々をこねるのです。
今は大切な時期なので、国民の心象を悪くしないよう無難なドレスを着るのが得策。しかしここで厳しく反対すれば、きっとラスタは憂鬱なままでしょう。
そう考えたソビエシュは、結局のところ折れて「そうか。勝手にしろ」とラスタの好きにさせました。
ナビエ視点|侍女と護衛が増え、穏やかな生活を取り戻す
穏やかな日常
ナビエと侍女たちはその頃、西王国で穏やかに過ごしていました。
ローラとマスタスは親しげに会話していて、侍女たちは皆すでに打ち解けた様子。またランドレ子爵と騎士たちが交代でナビエを護衛をしてくれるので、ナビエの日常はまるで昔のように戻りつつあります。
しかしその時。
ナビエの元に、クリスタの侍女が会いに来たとの連絡が入ります。
『再婚承認を要求します』107話のネタバレと感想
107話のネタバレ感想|疲れて冷めきった夫
ソビエシュはもう、以前ほどラスタに恋をしていないのかなと思います。散々ラスタの裏の顔を知ってしまったので、仕方のない事ですがーーー
この点については、107話を見てつくづく実感しました。
ソビエシュはラスタと一緒にいても、以前のように浮かれた表情は見せません。ウエディングドレスを選ぶシーンでも、彼は『思ったよりも似合うな』と内心で呟いていただけで、笑顔一つさえ見せなかったのです。
選んだドレスが派手すぎたのも理由でしょうが、始終難しい顔をしていました。
以前の彼なら、満面の笑みを浮かべたり手放しでラスタを褒めちぎっていたでしょう。けれど、もはや彼は褒める事すらしません。
マンガ版は表情がしっかり描かれているので、そういった心理描写はわかりやすいですね。新婚夫婦なのに冷めていて、愛情があるのかどうかすら不明です。