『再婚承認を要求します』原作小説165話のネタバレと感想です。
ソビエシュは娘・グローリエムが自分の子供ではないのでは？と疑いはじめます。そこで真偽を確かめるため、ラスタの第一子・アンを連れて来るよう部下に命令しました。
疑心暗鬼に陥っていますが、この後どうなるのでしょうか？
ソビエシュ視点｜ラスタの第一子・アンを王宮に呼び出す
瓜二つの赤ん坊
ソビエシュの命令により、ラスタの娘・アンを抱いたアレンが来訪します。
呼び出されたのはロテシュ子爵とアンですが、子爵はルベティを探しに行って不在のため、代理としてアレンが来たのです。
ソビエシュは挙動不審なアレンを不審に思いながらも、アンの顔を見ます。すると顔がグローリエムに瓜二つなので、大変驚きました。
子供の父親は誰？
内心ではグローリエムとアンの父親が同一人物ではないかと疑っていましたが、2人ともラスタに瓜二つで父親の面影がありません。
こうなると神殿で親子鑑定をするしか、血縁関係を証明する方法はないでしょう。
しかし一国の皇帝が、娘を連れて親子鑑定を受ければ皇室の体面が損なわれるでしょう。おまけに勝手に疑って検査するなど不名誉でしかありません。
そこでソビエシュは、アレンに第一子の父親が誰なのか尋ねます。すると彼は「分からない」と嘘をつきますが、この時ソビエシュは、アレンがラスタの元旦那ではないか？と疑い始めていました。
ナビエ視点｜魔法の訓練をするためカフメン大公を訪ねる
魔法の訓練をしよう！
その日ナビエは、魔法の使い方を教わるためカフメン大公を訪ねます。
今の彼女は魔法を制御できないので、うっかり赤ん坊を凍らせてしまうかもしれません。だから早々にこの問題を解決する必要がありました。
カフメン大公の指導
カフメン大公によれば、魔法を使うには体で感じて自ら調整するしかないそう。そこで彼は、ナビエの腕をつかんで魔力を操作するコツを教えようとしますがーーー
この時、ナビエは躊躇います。教えるために掴むのだから仕方がないとはいえ、相手がカフメンとなると少々問題があると思ったのです。
そこでハインリに魔力の操作方法を教えてもらうことにしますが、2人で聞きに行ったところ彼はこの作業が苦手なのだそう。そのため夫監修のもと、カフメンが指導することになりますがーーー
嫉妬したハインリが2人の間に割り込んだため、結局のところハインリが一旦カフメンに指導方法を教わってからナビエに教えることになりました。
するとその時、マッケナが慌てて執務室に飛び込んできます。そして彼は、クリスタが自殺したと報告しました。
再婚承認を要求します・166話のネタバレと感想
ネタバレ感想｜クリスタの逝去について
ついにクリスタが退場しましたね。
お察しかと思いますが、彼女を自〇に追い込んだのはハインリです。164話でズメンシア老公爵が『偽の手紙』のことを認めなかったので、ハインリは脅しを実行しました
どこの国もそうですが、このような権力争いは本当に恐ろしいものです。それこそ政治の世界なんて『伏魔殿』と例えられるレベルですから。
ハインリの非情な行いについては否定的な意見が多いと思いますが、食うか食われるかの状況下なので、個人的には仕方がないのかな……という印象です。
時代背景的な問題もありますし、そもそも先に手を出したのはズメンシア老公爵ですから。
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補足｜アンのはなし
アンはロテシュ子爵に嫌われているため、質素な服を着せられています。また母親がラスタなので、普通の貴族の子供ように育てることができません。
そのためアレンは謁見のとき、高級なベビー服を着たグローリエムと我が子・アンを比較して惨めに感じていました。
母親が同じで顔もそっくりなのに、2人はあまりに対照的。だから余計に惨めになったようです。
前話でコメント返信ありがとうございました。
ラスタの妊娠率は高いのに産まれてくる子が自分に似てしまう宿命、なんなんでしょうね。
アンはアレンに似ていたならもう少し待遇がマシになったでしょうが、地元にいた奴隷ラスタそっくりの顔なら出生を誤魔化せなかったでしょうし。
ただ、産まれてすぐアンを始末することだってできたのに初孫の情があったのか、虐待しながらもアレンが手元で育てることを認めていた。
アレンもグローリーエムに嫉妬するくらいなら、ラスタが奴隷と知った上でソビエシュのように母子保護して妾として割り切って幸せにすれば良いのにと。（世界観的に側室OKっぽいですし）
なのでアレンの結末は同情していないです。
奴隷のラスタを妊娠させて自分の子を産ませておいて、子の死を偽装までして愛想尽かされ、逃げた先で玉の輿に乗って幸せに暮らすラスタと異父妹のグローリーエムを恨み惨めに思うなんて筋違いもいいところです。
私がアレンなら娘を幸せにするため、なんとか腹黒い父を蹴落として当主になって、娘に意地悪するルベティを適当に嫁がせてでも守りますが…。
コメントありがとうございます！
ラスタの遺伝子がやたら強い現象、本当に何なのでしょうね。
そしてアレンについても同意見です。彼は悪人ではないにしろ、考え方があまりに身勝手でやっていることも酷すぎますよね。