『再婚承認を要求します』原作小説166話のネタバレと感想です。
前回、クリスタが逝去したという報せが入りました。しかも事故ではなく、自ら命を絶ったのだそう。いったい彼女の身に何が起こったのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
クリスタの逝去を知り、ハインリはさらに作戦を練る
ハインリの報復はつづく
ナビエたちが執務室から出た後、ハインリはクリスタが自殺した原因について尋ねます。するとマッケナは、先日届けた手紙のせいだろうと答えました。
しかしハインリは心を痛めた様子もなく、それどころか偽の遺書を作るようマッケナに命じます。
父親を怨むような内容の遺書を作ることで、ズメンシア老公爵をさらに追い詰めようと企んだのです。
ラスタ視点|ロテシュ子爵たちに利用され、金欠状態に陥る
皇后なのに金欠状態
ラスタは頭を抱えていました。
というのもロテシュ子爵とイスクア子爵夫妻が、まるでヒルのようにお金を吸い上げるため金欠状態に陥ったのです。
おまけにラスタの実父も事あるごとにお金をせびりにくるので、堪ったものではありません。
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イスクア子爵夫妻の優しさ
するとそのときイスクア子爵夫妻が訪ねてきたので、ラスタはまた出費がかさむのではと緊張しますがーーー
話を聞いたところ、夫妻は赤ん坊に会えないラスタを心配して様子を見に来てくれたのだそう。義理とはいえ親の愛情を受けたラスタは、つい泣き出してしまいました。
その後ラスタが「これも全てエベリーという側室候補のせいなんです」と説明すると、元々エベリーを嫌っていた夫妻は憤慨します。
その反応を見たラスタは、夫妻にエベリーを追い出してもらおう!と企みました。
言葉巧みに夫妻を誘導することで、自分の手を汚さずに邪魔者を片付けようと考えたのです。
しかし災難はつづく
子爵夫妻に会ってラスタは一旦気持ちが落ち着くも、彼らが帰った後、さらなる不幸が彼女を襲いました。
というのも元恋人のアレンが訪ねてきて「アンも皇后の子供なのだから、準皇子として扱うべきだ」と滅茶苦茶なことを言い出したのです。
再婚承認を要求します・166話のネタバレと感想
ネタバレ感想①クリスタの逝去について
クリスタが逝去したと聞いたとき、ナビエはあまりいい気分ではありませんでした。いくら政敵で恋敵とはいえ、彼女が悪人ではないと知っているから複雑だったのでしょう。
クリスタはもともと優しい女性で、ズメンシア老公爵によれば「人が好きで、自分が損をしても人に尽くすのをやめない子」だそうですから。
彼女のそういう人柄については、ナビエも理解していたように思えます。だからこそ同情する気持ちがあったのかもしれません。
もちろんクリスタがしたことは悪であり、本作におけるタブーです。けれど個人的には、命で償うほどの罪ではないと思っています。
想い人からの拒絶と、栄誉の喪失。この2つだけで十分な罰ですが、それだけでは終わらないのが韓国作品の特徴でしょう。罪を犯した者に対して、ことごとく残酷。
ネタバレ感想②アレンが恐ろしい
管理人は今回、アレンが一番恐ろしく感じました。すごく身勝手で滅茶苦茶なことを言っているのに、それを悪いと思っていないのが怖い。
この人は優しそうな顔をしているけれど、やること成すこと酷い。女性を妊娠させたくせに自分の都合で捨てて、あげく相手が権力を手に入れたら「自分たちの子供を優遇しろ」と当然のように主張するのですから。
アレンってロテシュ子爵よりは良心的な人だと思っていましたが、何だかんだで”搾取する側”の人間なのでしょうね。自覚がない分、余計にタチが悪い。
前回コメントありがとうございます。
クリスタは悪人ではないが善人でもないと思います。
最初から慣例通りにコンプシャーに行けば幽閉されずに済んだのに、王妃の権力にしがみついただけでなく兄嫁としてハインリの後妻狙いでいましたし、ナビエと違って大事にされた王妃だったのに不倫騒動を起こしたり側室になると言ったり、身内からすれば迷惑かつ庇いようのない人ですよね。
公爵以外は誰も身内で同情していないようですし、この後の公爵家の孤立がむしろ可哀想かなと。
アレンは皇室の血を引いていないのにアンを準皇子にしろとか、笑ってしまいました。
せめて王宮勤めやラスタのコネでエリート騎士にするとかが限界だと思いますが、国王ソビエシュの子だからグローリーエムが姫なのに、ソビエシュの子ですらないアンがどうやって準皇子になるのか…ソビエシュが何より認めませんよね。
その図々しさと横柄さを領地でアンを冷遇する実の家族に発揮すれば良かったのにと。
コメントありがとうございます!
私はクリスタに結構同情していますが、確かに身内からすれば迷惑極まりないですよね。公爵家視点での考察を読んで、なるほどなと思いました。とても勉強になります。
>その図々しさと横柄さを~
確かに…確かに!この図々しさ、別のところで発揮できれば強かったかも!