『再婚承認を要求します』原作小説164話のネタバレと感想です。
ズメンシア老公爵を排除するため、ハインリは恐ろしい二択を用意しました。偽の手紙をでっちあげて「この手紙を書いたのは自分だと認めなければ、娘・クリスタの身が危険だぞ」と老公爵を脅したのです。
どっちが悪役だか分からない展開ですが、この後どうなるのでしょうか?
ズメンシア老公爵の決断!ハインリの問いにどう答える?
ズメンシア老公爵の答え
ズメンシア老公爵は葛藤した末、自分は手紙を書いていないと主張します。もし手紙を認めれば、家門全体が危険に晒されるでしょうから。
するとハインリは残念だと言い、デスクの彫刻像を小突くのでした。
東大帝国編|人形をあやすラスタと、愛娘を疑うソビエシュ
人形をあやす皇后
ロテシュ子爵が西宮に行くと、ラスタが庭で人形を抱きながら歌を歌っていました。彼はストレートに「狂ったのか?」と聞きますが、ラスタによれば赤ちゃんを落とさないように抱く練習をしているそう。
すると彼は本題―――イスクア子爵夫妻の娘がエベリーである可能性が高いことーーーについて話すも、ラスタは信じません。
夫妻が数年間探し続けた子供を、ロテシュ子爵がほんの数週間で見つけるなどあり得ないと思ったのです。
エベリーのネックレスが盗まれる
東大帝国ではエベリーのネックレスを厳重に保管していましたが、何者かにより盗まれてしまいます。
しかしこの時点で研究が大分進んでいたため、ネックレスについて以下の情報が判明しました。
その報告を聞いたソビエシュは、魔法学校の生徒たちに魔法石の使用を控えるよう、部下に連絡させました。
自分に似ていない娘
ソビエシュはここ最近、グローリエムを執務室に連れてきません。自分とは何一つ似ていない娘に、疑いを抱いていたのです。
グローリエムが似ているのは、ラスタと彼女の第一子のみ。そこでソビエシュは第一子について調べるため、部下にその子とロテシュ子爵を連れてくるよう命令しました。
再婚承認を要求します・164話のネタバレと感想
ネタバレ感想①ナビエ父、初孫フィーバー中
本編のストーリーが殺伐としていますが、現状、ナビエの関係者たちは和気あいあいとしています。とくにナビエの父親は初孫フィーバーでテンションが上がっているので、その様子を簡単にまとめました。
- ナビエ父:娘の妊娠発表を聞いて散々泣くが、泣き止むと赤ちゃん服を選ぶのにハマり出す
- 他の家族:みんな赤ちゃんの服を選ぶのに夢中
- ナビエの侍女:同上
コシャールが赤ん坊用の服を選ぶの、なんだか可愛いな…と思いました。子供服を真剣に選ぶイケメンは健康に良い。
そもそも彼はナビエのために服やら装飾品やらを選ぶのが好きな人なので、子供の服を選ぶのも楽しいのでしょうね。
ネタバレ感想②悲運のお姫様
今回、グローリエムが可哀想でした。今まで一緒にいた父親が急に会いに来てくれなくなって、母親にも会えず、さらには実娘かどうか疑われて・・・
赤ん坊だから自分の置かれた状況を理解していないだろうし悲しさも感じていないと思いますが、それでも子供がこういう目に遭うのは辛いものですね。
グローリエム、この子は本当に『悲運のお姫様』です。
反対にナビエの子供は、彼女の子供というだけで祝福されているから余計に虚しい。グローリエムもこんな風に、生まれてきたことを無条件で祝福されればどれだけ良かったか。
初めまして、いつも感想楽しく拝読しています。
グローリーエムは例え夫婦仲の良い両親で周囲から祝福されたとしても、初の女帝として女系継承を渋る勢力に事あるごとにつっかかられる上、母方が奴隷というハンデにも程がある出生ですよね…。
ラスタが例え王子を産んでも母方が奴隷という出生のハンデは変わらないし、デリスの恨みで王室スキャンダルを書く新聞記者や、ナビエの報復なら喜んでやるコシャール(民意もナビエ支持な回り始めている)と敵が多すぎて、血筋を何より重視する王室や貴族に囲まれて育つ中、誰よりも味方になるべき父のソビエシュがアレなので…。
ちなみに外伝含めて全話ストーリー知っているので、この後のグローリーエムや東大帝国の行末は知っています。
コメントありがとうございます!
私も匿名さんと同じことを思いました。グローリーエムの背負っているハンデって本当に大きいですよね。
ハンデというより、もはや足枷を付けているレベル。