『再婚承認を要求します』の原作小説149話のネタバレと感想です。
今回は『ベア商会』の会長視点でストーリーが進みます。ベア商会は東大帝国にある大きな会社で、今まで皇室にも手形を発行してきました。
そして今回、会長は”ある事実”に気付きます。ストーリーを簡単にまとめたので、続きを読んでみましょう。
ベア商会の会長は、ラスタが小切手を不正使用したと気付く
会長はラスタに失望する
ベア商会の会長は帳簿をくまなく調べた後、重いため息をつきました。
というのもラスタが皇后に就任したときベア商会の小切手をつかい莫大な金額を寄付をしましたが(漫画115話参照)、書類をいくら調べてもこの1年間皇室に手形を発行した履歴が無かったのです。
この件がどんな問題につながるか分からないので会長は心配し、ラスタと線を引くことにします。そして一旦手形を回収するため、皇宮に人を送りました。
ナビエ視点|魔法のベッドのおかげで体質が変化する
ハインリへの愛情に悩む
ハインリは仕事で疲れ果てていたため、ベッドに入るとすぐ眠ってしまいます。ナビエはその美しい寝顔をじっと見つめながら、自分も隣に横たわると考えました。
『この人は愛らしくて…危険だ』と。
それに最近、分からなくなるのです。自分は彼を愛しているのか?それとも愛しているのに愛したくないのか?思案しながらハインリの髪をいじっているとーーー
急に彼は目を見開き、ベッドから転がり落ちます。
ナビエは急にどうしたのかしら?と驚きますが、その理由はすぐに判明しました。なぜか彼の髪は白い氷で覆われていたのです。
魔法使い・ナビエ誕生!
ハインリによれば、この氷はナビエが無意識のうちに魔法で出現させたものだそう。
西大帝国に伝わる“魔法のベッド”で寝ているうちにナビエは魔力が通じる体になり、その結果魔法を使えるようになったのです。
なおナビエはその日、興奮して一睡もできませんでした。
まだ使いこなせないとはいえ、自分が魔法使いになるのだと思うとワクワクしたのです。
再婚承認を要求します・149話のネタバレと感想
ネタバレ感想①ナビエは氷系魔法使いになる
魔法が使えるようになってワクワクするナビエ、可愛いですね(笑
なおハインリによれば、魔力はその人の体に最も適した能力で現れるそう。その説明を聞いたとき彼女は「私が冷たい人だから氷系の能力が発動したのかしら?」と心配していました。
能力は性格で決まるものではありませんが、そういう心配をするあたり可愛い人ですよね。なおナビエは大まじめに質問していますが、このシーンでハインリは笑いをこらえていました。
ネタバレ感想②ナビエは冷たくないという話
そもそもナビエは自分を冷たいと言っていますが、むしろ心の温かい人なんですよ。
東大帝国にいたころも国民から「あの方は冷たいけれど温かい」と称賛され、それどころか世界で一番立派な方だとさえ言われていましたから(外伝『もしラスタがナビエに送られたら』参照)
多分ナビエと親しい人なら、みんな彼女の優しさと高潔さを知っているはず。でも彼女自身はその優しさを『皇后として当然のもの』くらいに考えていそうだし、自覚がないのかもしれませんね。